おしろ宮殿

一寸一杯お気軽に

VISUAL JAPAN SUMMITで推しバンドの魅力を再確認する

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V系とは何かと因縁がある私ですが、話題がフットーしちゃうよおおおな感じのYOSHIKI祭ことVJS、最終日に乗り込んでしまいました!それもかなりウキウキで!

名前こそ違えどこれはもうエクスタシーサミット2016であり、呼ばれるのはYOSHIKIの息がかかった後輩達ばかりだろうと高みの見物をキメる気満々であった私に、突然のcali≠gari出演の報が舞い込んだのはいつだったでしょうか。
タイムテーブルが発表されなさすぎて、忘れちゃいました!

金爆も同日に出る事だし、乗るしかないこのビッグウェーブに!と清水の舞台から逆ダイキメる勢いでチケッツを購入してしまいましたよ。1バンド30分も出番ないと踏んでいたし、16,000円払うのは結構勇気がいりました。

しかし結論を先に申しあげると(文章が長くなりがち故の配慮)、
最高of最高に楽しかったし、行ってよかったです!

フルで見たのは金爆、cali≠gariLUNA SEAだけだったのですが、十分元は取りましたね。

■金爆がウケると我がことの様に嬉しい金爆ギャ

既にワイドショーなどで散々取り上げられておりますが、新曲「水商売をやめてくれないか」の告知からの…「水商売をやめて…くれないだーーーー!!」の絶叫とともに初期Xのコスプレで登場した金爆ちゃんは、いつも通りふざけ倒しながらもドッカンドッカン、幕張メッセが揺れる程にウケにウケておりました。
見て!おもしろいでしょ!!ねえねえ、見て!!
そんな鼻高々な気持ちになってしまう都合のいいファン心理よ…。
最後にはYOSHIKIまで出て来ちゃってほんと売れっ子よねえ…。

それにしても、お決まりのギターソロ等でキッチリ笑いを取るだけでなく、青いドレスのYOSHIKIコス研二がズラをバッサバッサと落とし、度々坊主ドレスおじさんになるシーンなど、さり気ない狂気と(仕込んだ)ツメの甘さが素晴らしいのですよね。

鬼龍院さんの絶好調な歌唱にも涙が出そうになりました。
私がファンになった頃は丁度喉の病気治療中の頃で、聞いちゃいらんねぇよってな状態だったので余計に。
何と言う歌の上手さ…紅をあそこまで完璧に歌いこなすとはお見それしましたよ!
相変わらずオケはmp3故に、iPhoneスピーカーから再生してるレベルのバリバリゴワゴワでしたが、いつもより音大きめで嬉しかった!
mp3の圧縮は不可逆・・・† オーディオ環境厨が声高に叫ぶmp3プレーヤー批判について金爆のライブを見ている時に1番「それな!」と思います!まあそこがいいんだけど!多分!

V系っぽい曲や欲望の歌など、今やらずしていつやるんだという曲も聴けて大変楽しかったです。

タイムテーブルがまさかの金爆→カリガリだった為、カリガリが出るステージ側から主にモニターで見ていたのですが、こちらでも完璧にウケてましたよ!



■(*^◯^*)ビジュアル系にもこんなバンドがいるんだ!

はー…cali≠gariを好きでよかった…。
出番終了後、それしかなかったですね。ウィーアーカリガリが止まりませんでした…。
かっこよすぎて意味が分からなかった!自慢です!見たかビジュアルショッカーズのみなさん!これがcali≠gariじゃーという気分!私の目に狂いはなかった!
魅力が7曲に凝縮された迫力漲るステージでした…!!
フェスの空気だけでなくタイムテーブル的にもウルトラアウェイの中、一番かっこいいcali≠gariを見せてくれた事に本当に感謝です。セトリをご確認下さい!

オーバーナイトハイキング
マネキン
マッキーナ
淫美まるでカオスな
アレガ☆パラダイス
サイレン
クソバカゴミゲロ

アレパラからのサイレンという躁鬱具合が、V系狂気では到底表現出来ないナチュラル頭おかしい案件で最高でした!作詞作曲は同一人物!
ちなみにMCは一切なかったです、研次郎さんのメタル奇声くらいでした。

衣装ですが、石井さんは東京カリガリランド2日目で着ていたヴィランズ風お衣装。青さんは「普通の服着たおっさんがバリバリメイクしてる」と他バンドファンから驚愕されていた通りのお姿でした。
研次郎さんは全身真っ黒で、も〜〜今日もハンサム!!カリガリのハンサム担当すぎる〜〜〜!目を奪われました!

こういった機会ですから、一応知っている人も多いであろうマグロ、エロトピアあたりを入れても良かったと思うのですよね。入れないだろうなと思っていたけど、一般論として。
それがサイレンを除いて全曲復活後以降の曲で、近年のcali≠gariの魅力が満載な上に、このフェスでcali≠gariにしか出せないであろうイカれっぷりも名刺代わりにきっちり披露して文句なしの構成でした。
バンドが今を生きている、現在進行形で1番格好いい姿を見せてくれる、ファンにとってこんなに嬉しい事は無い。

デペッシュ・モードみたいとか、モリケンイズムを感じるとか、嬉しい感想もちらほら見かけて、そうなの!!!と帰りの電車内でもファンエゴサが止まりませんでした!
(エゴサは自分自身のことを調べる場合のみ使えるので、自分サイドのことを調べる場合のいい呼び名はないんですかね…)

VJSでC&C MUSIC FACTORYやマイケルジャクソンのフレーズ入れてくるバンド、多分cali≠gariだけだぞ!!
 
今年前半のツアーでの体調超絶不良の石井さんが記憶に新しいのですが、この日はピョンピョンくねくね&ダッシュで自由奔放に動き回り、元気はつらつでした!
ステージから出て行って隣のステージとの境目の謎のエリアで歌ったりもして自由でした!バルコニー、地獄のジュリエット!って感じでした。

途中で靴を脱いでは投げ脱いでは投げ靴下姿になり、最後のジャンプでは見事に転んで尻餅ついててなんかよく分からないけど最高でした。

クソバカゴミゲロことクソバカヤラセロでは、とうとう青さんまでギターを放置してやらせろを連呼。そもそもが頭のおかしい曲なのに、いっそうあぶない曲になってしまい最高じゃないですか。さっきから最高しか言ってないですか?ふくながほーげん!

VJSで初めてカリガリを見て、MCもしないでサイレン鳴らしてやらせろとは尖ったバンドだなあと思った皆さん、安心して下さい。ワンマンではギターとベースの二人で夫婦漫才もしますから!
振るってワンマンにもご参加くださいね!ガリストは待っています…†

■無敵と書いて遅延と読む!もう一人で歩けなくなる前に元気に帰宅!

会場から自宅まで2時間以上かかる私ですので、LUNA SEAを見終わった所で静かに離脱させて頂きました。
そりゃあXや無敵バンドも見たかったですけど、YOSHIKI書記による無慈悲な遅延行為がエゲツないと聞いていたので、最初から諦めの境地でしたね。

でもまあ十分楽しんだので満足です!

まさか無敵バンドに石井さんまで出てくるとは、まさか歌うとは、まさか研次郎さんが無敵フラッグを振るとは…。
後に知って驚愕しましたが、WOWOWを見る日を夢見たいと思います。

それにしても武道館のエクサミをVHSで見ていた世代としては、まさか石井さんが…という、世の中何があるか分からなすぎる感が凄いです。本人が一番予想してなかったろうなぁと思いますが…!

短い時間だけの参加でしたが、同一ジャンルのフェスと見せかけて、バンド毎に様々なスタンスがあるなと大変勉強になった半日でした。
王道には王道の、邪道には邪道の、若手アイドルには若手アイドルの役割があるよなあって。

書記はまたやるみたいな口調でしたが、その際はまたトラブル込みで楽しみに参加したいなと思いました!

 

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推しメンも大好きなYOSHIKITTY・・・†

 

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床に落ちたマスクがいい味を出している、YOSHI木・・・†

ナイトメアのFC旅行で新世界を知ってしまった話 【後編】

前編を沢山の方に読んでいただき有難うございました!
後編は真面目な感じで短いですがよろしくお願い致します。

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初日のメアフェス終了後、相部屋とかデリケートな私は眠れないかも。。。とか思って取り合えず布団に大の字になってみたところ、朝が来ていました。
爆睡した。

時間としては4時間ほどしか寝ていませんが、謎のすっきり感。愛は地球を救う…。
朝起きたら廃墟に全裸で葉っぱ一枚ひらり的な化かされ方もしていませんでしたよ!!

私は睡眠を優先して大浴場には行かなかったのですが、ずいぶん立派な露天風呂まであったそうです。いやあ、快適すぎて怖いですこの旅。

朝食はバイキングでしたが、種類がとにかく豊富で、シェフ自らオムレツなどを焼いてくれるタイプの手厚いやつでした。窓の外は快晴で山が青々としています!!

この日は午前中にレクリエーションをして、お昼には解散という短めのスケジュールとなっております。

 

集合時間にバスへ向かうと、今日も今日とてロビーにはメンバーへのプレゼントボックスが設置されています。この旅、ホテルのいたる所にいつでもメンバー人数分のプレボが置いてあって、しかも何かしらいつも入っているのでウケました。
いつどのタイミングでもプレゼントを受け付ける精神!!
仏前からお供え物を絶やさない精神を彷彿とさせます。

 

バスに乗って向かうは、国宝にも指定されている大崎八幡宮。ナイトメアFC名でも拝借している伊達政宗公ゆかりの場所なんだとか。なんとファンとメンバー全員でご祈祷をしてもらおうという企画でした。

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例年はこの時間はレクリエーション施設などで遊んでいたようですが、今年はちょっと特別。年内をもって、ナイトメアは活動休止となってしまうのです。4年後の20周年までに再集結すると宣言しているものの、次にいつ会えるのか、ファンにとっても、そしてメンバーにとっても分からないという状況だと思います。

そんな中、それまでファンとナイトメア全員の幸福を祈願しようじゃないかという、しばしのお別れとなる我々への贈り物、そしてまた会える様にという祈りと約束…そういう趣旨だと私は受け止めました。

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大崎八幡宮に着くと、およそ神社仏閣の似合わないバンギャの群れがぞろぞろと長い石階段を登っていきます。ヘドバンを1万回しても真顔でいられるバンギャも、これにはヒィヒィ言っていました。

本殿の前で小中学校の朝礼を彷彿とさせる整列をさせられ待つことしばらく、メンバーが境内に現れました。深夜まで大騒ぎしていようが早朝からメイクをしなければならないのがビジュアル系の辛いところ。女は金がかかる、メイクに時間がかかると不平不満を言う権利はこの場のどの女にもないのでした。

しかしさすがに昨日とは違い、メンバー皆さん髪の毛は下ろしていて凝ったセットはしていませんでした。

咲人さん以外は。

王子は神社でも縦巻き、くるっくるの縦巻きでした。咲人さんの高い美意識を前に我が身の薄汚さを嘆きます。フライングご祈祷待ったなし。

 

メンバー一言ずつの挨拶は、出だしがみんな「おはようございます」なのでますますの朝礼感が漂います。そんな中新弥さんが「みんなお疲れのようで…相当飲んだみたいですね。でもファンクラブ旅行ってのはそれでいいんだよ!俺らこんな所場違いって思うかもしれないけど、日本人なら大丈夫!」みたいな(うる覚え)、らしいなぁという挨拶で笑いをとってくれました。二日酔い気味の体に癒しが染み渡ります。

挨拶が終わるとメンバーは本殿の中に入り、正座をして、神主さんにかしこみかしこみして貰います。我々はそれを見守ります。
前日の喧騒とは打って変わっての厳かな雰囲気。物音一つ、逆ダイひとつしないバンギャの群れ。

 

実を言うと私は宗教はおろか血液型診断も水素水も島田秀平も一切信じないタイプの人間なのですが、メアのメンバーがこの企画を提案してくれた事は、素直にいいなって思えたんですよね。
ゾジーさんが「皆の願いが叶うように」って言ってくれたことに嘘偽りないと思えたし、祈るという行為は誰かを愛したり、誓いを立てたりすることなんだなって、とても大切な事の様に感じましたよ。

結成から16年間どんなバンドよりも休みなく活動してきたメアにとって、未知である活動休止期間を無事乗り越え、実りある日々を過ごし、更にかっこいいバンドとして再集結出来るように祈りました。

個人的に、今年は私にとって喪失と苦難の一年だったので、ファン全員分の願い事を書いた巨大絵馬には、メンバーと自分と家族の健康を書きしたためました。

ご祈祷が終わると、最後に集合写真を撮って、メンバーからの挨拶を聞きます。この時点で泣いているファンもちらほら…

ゾジーさんは大崎八幡宮はライブも出来るそうなので、数年後にまた、今度はライブで戻ってきたいと思います」って言ってくれました!

瑠樺さん、何て言うんだろう…拡声器がまわってくるのをハラハラ見ていたら「お疲れ様でした……気をつけて帰ってくださぁい……(3秒前に起きたくらいの声)」という感じで、あーー!瑠樺さんに労わられた!!望外の喜び!!と、涙ぐみました。

ここでイベント全行程終了…かと思いきや、な、なんと!最後に「全員と握手します」との発表!!!

 

びえーーん!!

 

こんな複雑な思いが染み渡った感じでメンバーに握手でお見送りされたら泣いてしまうわ…よよよ

バスの号車毎に順番に本殿の外へ向かい、いよいよ最後のお見送りです。

メンバーは5人並んで立って、一人一人目を見て話を聞いてお見送りしてくれました!
ゾジーさんからは御守りが手渡されます。

私より背の小さなゾジーさんだけど、ぐっと踏み込んで目を見て「また絶対来よう」って言ってくれた力強さ、誰よりも熱い男らしさ、忘れません。

にっこり笑ってくれた新弥さん、楽しかったって言ってくれた柩さん、深酒明けの午前中でもキラキラの咲人さん、そして大層お疲れでしょうに、くいっと口角を上げたスマイルで最後に「あざした!」ってあの兄貴的サンキューをくれたリーダー瑠樺さん!

お会いできて本当に嬉しかったです。楽しかったです。
ただただそれだけですね。

 

そしてこちらが、全員の願いを書いて貼った巨大絵馬ですよ。

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ナイトメアーー!わーー!!

さ、さみし~~!!

 

一気に語彙を失い墜落するほどに、終わっちまった…というどこか呆然とした気持ちでバスに乗ります。
帰りの道中では、最高にアッパーで愛とエンタメに溢れていた昨晩の大騒ぎや、先ほど感じた真摯な気持ち、ファンになってからの短いながら充実した日々の思い出が走馬灯してしまいました。

今日もまあまあ元気に生きていること、そして偶然にもナイトメアというバンドのファンになれた奇跡に感謝する二日間でしたね。

 

帰宅後、咲人さんの「御守りを開けてみろ」とのツイートに促され、御守りって開けたら罰当たりなのかと思ってた…とプチ無神論者を語りながらビビりつつ開けてみると、中身は…

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涙止まんねぇよ!!ヤンキー感全開の4文字に込められた暖かい祈り!!!
毘沙門天!!(瑠樺さんの特攻服に刻まれた文字)
ふうう…はぁ…!鼻水しょっぱい…高血圧になっちゃう…

 

素晴らしい旅でした、企画でした、そしてメンバーとスタッフでした。
1泊2日×3班、合計6日間この行程を繰り返していたメンバーのタフさに惜しみない拍手を送りつつ、心からお疲れ様でしたと言いたいです!!

ブログを読んで下さった皆様も有難うございました!!!


おわり

 

 

オマケ、2日間の思い出写真(このあと私が美味しく頂きました)

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ナイトメアのFC旅行で新世界を知ってしまった話 【前編】

※当ブログ史上最も長いです

 

遂に行ってしまいました。
いえ、行かせて頂きました!!
ナイトメアFC旅行2016「天下大珍走」in 仙台!!

1泊2日でお値段はたったの48,000円ぽっきり!
これは結構重要な所で、貧乏で有名な私なので少し前まで一回のイベントに5万はねーよ…だってどうせ、お昼ご飯はウインナー1本なんでしょ…?キッコーマン製のウーロン茶をテーブルの皆で分け合うんでしょ…?と考えていたのです。

しかし、昨年までの参加者からの多数の推薦と、何よりもう私のナイトメアさんへのおさえきれないこの気持ちがどうにも止まらない状態でして、あらいいですねの波が何度も押し寄せてきてしまって参加を決意いたしました。

寂しいので口にしたくはないのですが、活動休止も決まっておりますしね…。

 

爆長いレポブログになりますので先に結論だけ申し上げますと、ついに私はこの世の果ての楽園を見ました。初日の宴会後のアフターパーティー的なフェス的なイベントで多幸感はピークに達し、こんな楽しくて旅館もきれいでご飯もちゃんとしててホスピタリティとエンタメ精神とファンへの誠実なサービス精神に溢れたメンバーの人柄と魅力なくして成り立たないイベント、たったの5万なんですか?????マジで????と(ビールの)泡を吹きながら踊り狂っていました。

自己啓発セミナーから帰還した人間の様な口ぶりで申し訳ありません。

 

過去にアイドル的な方を追い掛け回していた時期もある私ですので、それなりにFCイベントというものに参加してきましたが、モノが違う。
なんかね、たかがFCイベント、されどFCイベントで、内容の素晴らしさにエンターテイナーとしての矜持を感じましたよ。やるからには楽しませてやると言う気概と、純粋な人柄の良さとね、タフさとね、もうほんと、ナイトメアって最高なんだよ。おじさん、それが改めて分かってしまったので今寂しくて泣いてる。

FCイベントなんてファンのご機嫌取りと集金に過ぎないって言う、そういう世間一般の偏見を吹っ飛ばす様な大充実のイベントを今からレポするから、何かしらの穴をかっぽじって聞いて下さい!!!!

 

■仙台へ向かうバス車内でリフレインするルナシー

現地集合でも良いのですが、私は秋保温泉にある会場まで東京からバスで向かいました。勿論、このツアーオフィシャルの貸切バスで。

車内では2015年後半~直近の秘蔵バックステージ映像が上映されます。内容はレコーディング風景やリハでのお茶目なシーン、高所恐怖症の新弥さんが屋上での撮影で立ち上がるまでのドキュメンタリー、地元凱旋のバースデーライブで新弥さんが角田市長から本名を連呼される様子など盛り沢山なのですが、中でも私が一番印象に残りまくっているのは、度々現れるルナシーのコピーバンドです。

リハシーンで、え?こんなルナシーのTONIGHTみたいなリフの曲メアにあったっけ?って思ったら普通にTONIGHTでしたし、その後もJESUS、gravityとリハの度にマジコピーする様子が記録されておりました。
リハでルナシーのコピーをしているというのは以前から話題でしたが、本物が見られて嬉しい!

あれだけのSUGIZOフォロワーでありながら意外とJESUSの間奏弾けてない咲人さんや(でもコーラスは完璧)、ちゃんとJパートの『JESUS don't you love me』を担当する新弥さんや、スマホで確認しながら歌っているのに歌詞が危ういゾジーさんなど、面白い場面が沢山でした。

ナイトメアの仲の良さというか、同郷から思いを一つに上京してきたロック少年達のバンドなんだなという、無邪気な魅力が見てとれてキュンとしましたね。

そうこうしているうちにバスは会場となるホテルへ到着。この日の参加者は400名以上で、なんとホテル貸切とのことでした!

 

■お出迎えオチ

バスから降り、預けていたキャリーバックを引き取りホテル入り口へ向かうと、ファンがざわついております。何やらメンバー自ら入り口に並んでお出迎えをしてくれているらしいのです。

そしてバスの向こう側に見えた青い髪、新弥さんだ!高鳴る鼓動!

の、隣に物凄い白い人がいる。

肌の色の話をしているんじゃない、服装の話です。
全身真っ白装束の王子がいる。

咲人さん、それは出オチです!!!!

完全なる純白王子でようこそスタイルに、やるべき仕事をきっちりこなしすぎる、一周回って「わいのネタどうや、今日もキマッてるやろ」的な玄人っぷりを感じ私は思わず笑ってしまいました…最高!!!

そして視線を反対側へ向ければ、そこには女将がいました。
女将かと思ったら柩さんでした。いや女将…女将であり柩さんでした!!!HITSUGI is OKAMI!!
朗らかな笑顔と丁寧な佇まい、旅館の華と言うべき美しいご容姿に、間違いなく女将だったんですよ柩さんは!!

震えながらその背後を見れば、ニコニコ顔のゾジーさん、の、背後に隠れ(隠れきれているとは言っていない)ゾジーさんの髪の毛に鼻先を埋めくんかくんかしている瑠樺さんが…。
お出迎え"あったかいの"に、ちょっとーしょっぱなから伝説のプレイ見せすぎでしょ~~と新規ファンは意識を飛ばしかけましたが、「っらっしゃぁっせぇ~~ぃ!」と言う威勢のいい魚屋、あるいは新弥さんの掛け声によって呼び戻されました…。

 

何と言う畳みかけ。ネタとときめきの波状攻撃。

 

お出迎えでこのパワー、この旅行、気を抜いたら"殺られる"・・・†
先頭打者にホームランを打たれたピッチャーの心境でホテル内の集合場所へ移動しました。
これが新参者への洗礼!

 

■6ショット撮影で女将から憧れのリア充

ホテルの部屋へ移動する前に、早速メンバー5人+参加者の記念撮影がはじまります。これを終えた人から部屋へ移動して良いという、最初の難関的イベントです。

バスの号車ごとに整列し、しばらく待ってから撮影部屋に入ると、前段に瑠樺さん、ゾジーさん、新弥さんが座り、後列に咲人さんと柩さんが立っていて、その間にファンがピットインして写真に収まるという流れである事が分かります。

数百人を捌くわけですから作業は実に淡々としており、この時間はメンバーと話したりする機会ではないと分かります。

私も取り合えず自分がいかにキモい顔をして写らないかという事だけを考え、すすっと咲人さんと柩さんの間にお邪魔して、メロイックサインをクロスさせつつベロ出しメタル顔をキメてみました。
精いっぱい。精いっぱいの照れ隠しなんだ。だって可愛く写ろうなんて思っても、間違いなく童貞丸出しみたいな顔で写っちゃうって分かってたから!!魂が!私の魂はその時、女将と王子に挟まれた童貞だったから!!

パシャリとしんちゃん(タビサイトでお馴染みの咲人さんの親友でもあるキャメラマン)がシャッターを押してOKサインをくれたので、お礼を言って立ち去ろうとした所、柩さんが「お姉さん、ナイスホルモン!」って言ってくれました。

なに?この優しさ。正面向いてたし一瞬だったのに、私がマキシマムザホルモン状態だって見抜いた気配り。(ホルモンのつもりはさらさらなかったけど…w)

スクールカーストが違うからほとんど話した事ない憧れのイケメンから思いがけない優しい一言を貰ったような、青春のときめきが脳内で爆裂ナイトメアしてしまいました。

咲人さんも、ピットインした時も去る時も目を見て挨拶してくれましたよ。

アラレちゃん走りで部屋まで帰りました。もう限界です!!!!

 

■恐怖の相部屋はとても楽しく快適な女子旅行空間でした

FC旅行において、企画どうこう関係なしにまず見知らぬ人との相部屋というのが私には高い高いハードルでした。そもそもバンギャisちょっと苦手な私としては、ハードコアなバンギャ様と一夜を共にする事になろうものなら、ストレスで楽しいイベントも台無しになるのでは…と恐れていたのです。

予算を追加して友達と2人部屋にするという課金攻撃も出来ず、この日は恐怖の6人部屋!!

と、思ったら!!!

大変広々スイートなお部屋で、かつ、同室の皆さんは極めて常識的で優しい同世代の方という、過ごしやすさ楽しさ200%の快適空間でした。

うう、よかった…
むしろ修学旅行みたいで楽しかった…30代も青春に戻れる、それが天下大珍走なんだね…。

 

■ツーショと言う十人十色空間

さて、部屋を後にした私はいきなり決断を迫られます。次のイベントはメンバー個人との2ショット撮影会。これに参加するには1回6000円の撮影券(メモリアルパンフ付)を買わないといけないのです。
事前購入も出来ましたが、私は耳を揃えて48000円振り込むのが精いっぱいで、その後暫くは野草を採って食う生活を余儀なくされていたのです。

しかし、Twitterのフォロワーさん等から「課金チャンス!」と、トウゼンカードばりの不条理かつ理不尽なワードで追い立てられ、ATMで補給してきてしまっていたんですよね…。

そんな訳で、気が付くと2枚の撮影券を手にして佇んでいました。

一枚はイチ推しである瑠樺さんに、そしてもう一枚は神対応と名高く、先ほど私のハートをマグナムでぶち抜いてくれた柩さんとの撮影に使う事に決めました。

まず柩さんとの撮影があったのですが、なにやら皆さん趣向を凝らした、練りに練ったポーズやら何やらをお願いしている気配!!
ポーズ指定NGのメンドルとしかツーショ撮ったことがなかったので、急に神龍にひとつだけ願いごとをしてもいいと言われている様な、贅沢すぎて逆に決められないよ状態に…。

もちろん柩さんは神龍ではなく私達と同じ人間なのですから、パンティーおーくれ!とか言ってはいけないのです。欲しいけど!失礼があってはいけないのです!!

 

あれやこれや悩みながら、結局前の人がOK貰っていたというチキンな妥協案で「うっ、腕を組ませてもらっていいですか…ぐへへ」と打診することに。
てゆーか、柩さん隣に並ばせて頂くと、小柄で華奢で服装攻めたオシャレで、お顔はとんでもなく美しく、満点イケメンすぎて何も言えねえよ!!

そしたら柩さん、アルティメットイケボで「もちろん」と目を見て言いつつ、すっと肘をエスコートする様に出して下さいました。
あ^~~~
これがリア充の魅力か…とアヘ顔でその肘に腕を絡ませて頂きましたところ、「もっとこっち…」とグイと引き寄せられ、密着。

少女マンガの人じゃないか…。

私の顔はテンパッた時の稲中前野みたいになっていたと思われます。
後日郵送される写真を見るのが恐ろしいです。
惣領冬美の作画の横に、古谷実の作画が並んだみたいになっているはず。
宇宙の法則が乱れる!

 

興奮とときめきと感動に呑まれながら、撮影の合間に夕食を食べます!
こちらがびっくり。ソーセージ1本とは言わないまでも、せいぜいショボイバイキングかなと思っていたらちゃんとした旅館の懐石料理が1人ずつに用意されていました…。

マグロの刺身を食らいながら、ひっつー女将説からひっつー竜宮城の乙姫説が急浮上してしまいました。
普通に旅行として満足のいくサービス提供…あわわ…。


その後はいよいよ、瑠樺さんとの撮影へ向かいます。

ちなみに撮影会場には裏口などなく、ファンがたむろするロビーを通ってしか出入りできないので、自分の番が終わったメンバーが普通に通っていきます。
瑠樺さんにバトンタッチとなったゾジーさんと新弥さんが会場を出てくる所に遭遇したのですが、教育の行き届いたメアギャ達がモーゼのアレの様にすっと道をあけ遠巻きにお疲れ様などと声をかけると、新弥さんが一言。

「あーっ!酒飲みてぇっ!」

がっわい゛い゛!!!

冗談っぽく、ちくしょー!みたいな顔で。
この旅行、ひたすら新弥さんの人柄の良さ、フランクさ、優しさ、チャーミングさに心を奪われ続けて行く事になります…。


はい、瑠樺さんとのツーショですが!!
実は以前にツーショを撮った皆様から「ほぼパネル」「ポーズ指定はピースすらNG」と聞かされていたので、逆にとても気が楽でした。
お側に寄らせて頂けるだけでご褒美!美しいお顔を、巻き髪を、すらっと長い手足を間近に拝見できるビッグチャンス!ゴールデンボンバーのライブばりに棒立ち大歓迎!そんな気持ちで挑みました。

ブースに通され、前の人が撮影している姿を見て私はガッツポ状態でした。

瑠樺さん、立ってました!!

これって神対応ですよね??

手を後ろに組み、いかなるポーズ変更も受け付けないぞという拒否のオーラ、さながらそのポーズは警備員!
しかしながらブースに入る時の「おねがいしまぁす」と去り際の「ありがとうございました(あざした、に近い男らしい響き)」は確かに優しく、ここまで嫌々のオーラを出しながらもきっちり仕事してくださる社会人的振る舞いに心から感謝なのです!
口角を上げて作って下さる笑顔も、本当に美しくて神だわ…

致死量ギリギリのツンからの、ほんのり甘く一命を取り留めるくらいのデレ…9:1くらいのこの比率が我々の業界ではご褒美です!

 

 

■本気の宴会が本気で楽しすぎる

撮影タイム終了後、大幅に時間の押す中、400数十名分の座布団が敷かれた大宴会場に通されいよいよメインイベントである宴会の開始です。事前に一杯300円という観光地としての適正価格で缶ビールなどを購入し、乾杯に備えます。(ほんとに結構安いと思う。もっとボれるのに)

メンバーは壇上に記者会見風に並べられた白テーブルと椅子に横一列で着席しました。

簡単な挨拶からはじまりますが、メンバーのテンションも高いし、ファンもヒューヒュー言ってノリノリだし、いい感じです!

ここで新弥さんが一言「さっき撮影中に何人かから『新弥さんもう出来上がってますね~』って言われたけど、俺まだシラフだから!」

あと、ファンとのコール&レスポンスみたいなノリの時にゾジーさんから「新弥の好きな言葉言っていいよ」と無茶振りされ、ゾジーさんに耳打ちして要望を伝えるも何故かそのワードが「ゾジー愛してる」であった事が意味わからないけど可愛すぎる新弥さんなのでした。

ちなみにメンバーも飲み食いしながら喋っているのですが、瑠樺さんがずーーーっと絶え間なくおつまみとか焼き海苔とかをバリバリもぐもぐ食べ続けていて、ひと時も休まずの勢いで食べていて、ハムスターと言うよりシュレッダーみたいでした。あと、隣に座った柩さんにずっとニコニコ話しかけていて、ファンに対する心の閉ざし方とメンバーに対する心の開き方のギャップがまた最高なんですよ!!!

 

続いて秘蔵写真のスライドショーを皆で見るコーナーへ。
縦に長い大宴会場で、前列後列に不平等感が出ない様に、このコーナーはメンバーが最後列に移動してきてくれました。ちなみに私は中程にいたので、前方ステージに居ても後方空きスペースにいても、どちらも普通に見える、といった感じでした。

ここで!!!ぐうかわメンバータイム!!

後方スペースはただの畳エリアなので、そこにメンバーがごろごろと寝転んでいきます…。丘に打ち上げられたバンドマン状態。うつぶせになって脚を交互にジタバタするアイドルスタイルの咲人さん、マジ寝しそうな新弥さん、ファンの方を向いてあげたりまたもや魅力を振りまく柩さん、ゾジーさんはスライドを操作するPCの前にお座り。
で、瑠樺さんどこ!?と暗闇の中目を凝らしたら、ゾジーさんの足元にいました。
最初、膝枕されている様に見えて戦慄したのですが、ギリされていなかったはず、はず!!
とにかく、瑠樺さんの顔がゾジーさんの座った膝のあたりにくる感じで寝転んでいました。

何でしょうね、この、往年の"あったかいの"を見たいという新参者の期待感、アンセムをシンガロングしたいような気持ち!!ヘイジュード合唱したい!

 

スライドの写真は可愛らしいものから酷いものまで最高でした。
ゾジーさんがローディーに生尻を押し付ける写真(瑠樺さんがローディーをボディープレスして逃がさない様にする共謀プレイ)、ゾジーさんがソファーで安眠する新弥さんに生尻を押し付ける写真、ゾジーさんの生尻に瑠樺さんが日本酒一升瓶を挟む写真…
お尻ばっかりじゃないか!!!

ちなみにゾジーさんがズボンを足首まできっちり下げて挑むのは、「俺のお袋さん」をくっつける為だそうです。プロのもんまり師の技術の話がきけて勉強になりました。

他には、絶対にカメラ目線の瑠樺さんシリーズ、どこでも寝る新弥さんシリーズなど…番外編的などこでも寝る柩さんの妙に露出度の高いお姿にエロ目線待ったなしでしたね。(今日届いた会報にも載っていました)

咲人さんのSHOXXブライダル写真については「まさかこの時はこんな事になるとはね…」と先日の破産ネタをちらりとかましつつ、最初は6月だし白タキシードでって依頼だったけど、やるからにはこういう方向性でぶっちぎった、みたいな話でした。
自ら進んでウエディングドレスを着る王子。
仕事でウエディングドレス着ると婚期が遅れるってジンクスもあるのに…自己犠牲を厭わないサービス精神に感服です!!

 

■借り物狂騒曲

続いての企画はゲーム大会。
なんとメンバーによる借り物競争!
ルールは、5回戦。毎回1つ、全員共通のお題をくじで決めます。そのお題に合ったお客さんを探し出し連れて壇上に戻ってくる順位を競うというもの。

1位は○ポイント、2位は○ポイント…と5回戦分のポイントをホワイトボードに書いて計算し、最終的な順位が翌日の朝のメイクスタート時間になるというメンバーにとってガチでやらざるを得ないシステムなのです。
最下位の人は朝6時からメイクスタートとのことで、しんどそうってレベルじゃないw

ちなみに、覚えているお題は下記の通りです。

  • 十字架のネックレスをしている人
  • FC会員証で番号が4桁のものを持っている人
  • 髪が腰まで長い人
  • 赤いブラジャーをしてる人(おっぱい星人のゾジーさん提案、自己申告制、確認なし)
  • メンバーのそっくりさん(メンバー判定)

我こそは!って人は手を挙げてメンバーにアピールして良いシステムです。

びっくりしたのですが、このゲーム、想像以上にガチでした!!
何より瑠樺さんという、さっきまで世界一きれいなパネルであった人が、まさかの全力ダッシュ!!!
メンバーがファンを乱暴に扱いすぎて後に謝罪するほど、本気で本気の連行&ダッシュ&妨害合戦が凄まじかったです!!

ファンの手を引き宴会場の畳の上を猛ダッシュする瑠樺さんは、ほぼ、姫をさらう騎士って感じでした!!推しメンフィルターが火を噴きます!
逆にファンに手を引かれ連れ去られたりもしていましたし、動いているところを見るのが難しい瑠樺さんを、ナイトサファリばりに見られてファンは感涙!

そんな瑠樺さんは、1回戦が終わる毎に得点が書き足されるホワイトボードを凝視。
ああこの人マジで早起きしたくないんだな…と、ひしひしと伝わります!!!

 

結局ゲームのお約束で、最終ボーナス問題は1位が100ポイントという事になったのですが、お題は『メンバーのそっくりさん』。
似ていると思った人をメンバー判断で連れてくるとのことで、新弥さんのコスプレ状態の方を颯爽と連れ去る瑠樺さんが面白すぎました。

明らかにコスプレ風な人を先に連れ去られたメンバーは、苦肉の策で「何となく服装が俺っぽい」とか、ゾジーさんにいたっては「身長が小さいのが一緒」という理由で凄く小柄なファンの子を連れてきていましたw

結局このゲームの最下位はゾジーさんに。最もキャラと遠いところにある必死さを惜しげもなく見せてくれたガチファイター瑠樺さんは、手堅く2位だった気がします。さすがです。

はあ、本当に楽しかった…あんなにドタバタ走り回る必死こいたメンバー、ライブでもなかなか見られないやつですよ…。

 

■大抽選大会が、ガチで大盤振る舞いすぎる

宴会のラストは大抽選大会。個人的意見ですが、私はイベントど定番のこの手の企画に全く興味がなく、何故なら今までほとんど一度も当たった事がないという個人的恨みは置いておいて、ただ番号を読み上げ素人と壇上で触れ合うだけの時間が長時間続くのが、退屈なのですよね…。

普通はね!!!

でも違った、ナイトメアは違った。

まず、当選者の数が凄い。60人とかでしたかね、多いわ!400人ちょっと居るので、7人に1人くらいは当たる確率ですかね!
ひとりひとり会員番号と名前を読み上げられ、壇上でくじを引いて何を貰うかが決まる形式です。軽いものだとiTunesカードとかなのですが、メンバーの私物や着用Tシャツ、着用衣装、秘蔵写真集、何故か分からないけどダイソンの掃除機など、あらゆる方向に豪華。社員旅行かよ。サイン入りポスターを10名様にとか、ありがちショボショボなものではないのです。

そして最初に私が述べた様な退屈感をファンに与えないため、メンバーが客席に降りてきてくれて、座布団の上に座って普通に談笑して下さるという…。

近くに柩さんと新弥さんがいらっしゃったのですが、いい匂いがした!!(童貞の意見)
運良く近所に座ってくれた柩さんの後ろ姿をじっと見ていられる時間があったのですが、爪までぴかぴかの手のキレイさ、スワロがキラキラした高そうな時計、そこいらの輩とは段違いなタトゥーの繊細なディティールに釘付けでした。あとうなじ…あと圧倒的毛量。
私は生まれてこの方薄毛街道を突き進んでいるので、マジで毛根を分けて欲しかったです!

新弥さんはさすがの飲ミニケーション能力というか、温厚な人柄万歳というか、あっと言う間にファンと打ち解けて車座状態で飲んでおりましたよ!しかも手元にはお酒ではなく炭酸飲料が…早く飲ませてあげたい!

正反対なのが咲人さんで、その可憐なお姿にファンも遠巻きにしがちな上、本人も構って欲しくなさそうに隅っこに寄ってしまうので、完全に壁の花と化していて最高でした。
誰かダンスに誘うんだ!!!

 

肝心の抽選ですが、1/7ならわしにもワンチャンあるで!と思っていたら終盤に来てまさかのドリームスカムトゥルー!
咲人さんに本名を読み上げられ呼び出され、胡坐をかいたまま空中浮遊してしまいました!

ドキドキしながら壇上でくじを引くと、かなりレアなものを引き当ててしまい、柩さんに「おっ?当たったな?」みたいなドヤ顔を頂いて恐縮でございました!私なんかに勿体ない!!

そんな抽選会で一番笑いが起きたのは、スタッフが間違えて抽選箱の中に借り物競争用の紙を混入させてしまっていて、ファンが「10万円の札束」と書かれた紙を引いたことですかね。
読み上げた瑠樺さんとゾジーさんは暫く大爆笑で転げておりました。
抽選会の景品が10万円の札束とかクールすぎます!!!

そんなこんなで、終了予定時刻を大幅に上回り宴会は10時だか11時だかにようやく終了!

 

しかし!!!!!!!!!!!!
ここからやぞ!!!!!!!!!!!

 

この時点で120%の満足度でしたし、なんだこのやりすぎなくらい楽しい空間~とにっこにこアヘアヘだったのですが、柩さんの開会宣言により、今年も噂のアフターパーリー!ナイトメアフェスが開催されるというではないですか!!

昨年までのFC旅行レポによると、メンバーによる出し物ありーの、メンバー自らがお酒や食べ物を売りさばいてくれるという夢のクラブイベント!

 

■ナイトメアフェスが今年のフェスオブザイヤーに決定

タイムテーブルと会場見取り図はこちら。

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まずはイベントで使える共通通貨であるペリカに現金を両替します!


そわそわしながら待機していると、新弥さんがビールサーバー前に現れ、6000ペリカで目の前で注いでいただけることに!さすがの馴れた手つき、泡の配分といい完璧です!何より似合う!バーのカウンター越しにビールを注ぐ新弥さんはウルトラ素敵!

 

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本当にやりかねない・・・ビール一本のために・・・強盗だって・・・

 

新弥さんに注いで頂いたビールにカイジ状態になっていると、奥の売店で颯爽と仕事をする人影が。

る、瑠樺さんだーーー!

瑠樺さんがチューハイ、ソフトドリンク、おつまみを売る売店で売り子をしています!!
壁サークルに並ぶオタクの如く規律を守ること数分、瑠樺さんの仕事っぷりを拝見させて頂いていたのですが、まあ~仕事がはやい!!
即ち、話しかけられる隙を与えたくないが故の、コミュニケーション拒否故のランチタイムのコンビニ店員ばりのきびきびした動き!!
客の要望を聞く→品物を提供する→会計する の販売員の基本を忠実にこなす瑠樺さん。美しい、美しいです…色んな意味でカリスマ店員なのであります…!!

私はまずハイボールを買わせて頂いたのですが、そのバイトリーダー感溢れる動きをもう一度拝見したくて追加のペリカを両替し、2周目はおつまみの前で「おすすめはどれですか?」ときいてみました。
パックンチョとサッポロポテト バーベキュー味を渡されました。

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勿体無くてまだ食べられていません…。

 

この辺りで、メインステージではゾジーさんのなりきりナイトメアがはじまってしまうのですが、私はカリスマ店員から目が離せずスピーカーで聴きながら売店前をウロチョロすることに。
この旅行、ゾジーさんの格好良さをひしひしと感じるもタイミングが合わずあまり交流出来なかったのだけが心残りです…!

…と!ここでハイボールらしきものがなみなみ入ったジョッキを片手に現れる柩さん。

柩さんが売店に入るやいなや、武士の様ななんば走りで逃げ出す瑠樺さん。すぐ目の前の居酒屋ゾーン(ファンは立ち入り禁止)に物凄い勢いで駆け込みます!!
すごい!!!そんなに嫌だったんだ!!!またもや本当にありがとう!!!
私達は瑠樺さんが「嫌だけど仕事だから…」と大人な対応をして下さるのが本当に嬉しいです;;
あ、これイヤミとかじゃなくてガチで言ってます、ガチです。

居酒屋はガラス張りで中が丸見えなのですが、咲人さんやスタッフと談笑しながらVAPEをふかす瑠樺さんから漂う開放感に、こちらまで「おつかれ…」と癒されました。

 

さあさあ!バイトリーダーはシフト交代で柩さんです!
勿論私は欲深いので焼き鳥を買うカイジの如く列に並びました。

柩さん、瑠樺さんとはうって変わって仕事が遅いのが最高です!
勿論これはファンと交流しているからで、1人客を捌くごとにジョッキのハイボールを飲む姿はさながらスナックのママです。
みつおママ!!

私の前の方が、何がオススメですかお酒飲めないんですけど…と言った感じでほろよいの白いサワーを選んで貰っていたので、わしや、わしやママ!!酒飲みのわしや!!!みたいな気分が高まってしまい、「お酒何でも飲めるんですけど、オススメは何ですか?」ときいてみた所「何でも飲めるの?」ときかれ、燃え立つアル中魂!「何でも飲めます!」とドヤッと返せば、柩さんもドヤッと「やっぱハイボールっしょ!」とにっかり笑って下さるのです!!!!
今!!微かに!!アル中同士通じ合っている!!そんな多幸感に包まれていると、大事な事なので2回言いましたとばかりに再び「ハイボールっしょ、やっぱぁ!」と缶を渡され、柩さんのジョッキと乾杯させて頂きました。
う、うう・・・。

幸せでした…優しい…。

一人ひとりとこの様なコミュニケーションを取っているので当然列は伸びるばかりですが、柩さんのこのホスピタリティ、何人をも拒まないコミュ力は本当に世界の宝だと思いました。こんなに人に優しくされたのは初めてです…うっうっ。

 

新弥さんのビールと瑠樺さんのハイボールと柩さんのハイボール、3杯のお酒を手に持ち廃人の如く恍惚としていると、どこからともなく聴こえてくる長淵剛のとんぼ!

新弥さんだ!一緒に富士の朝日を引きずり出すんだ!ヨ~ソロ~!

友達にハイボールを預け、ビール片手にメインステージへ向かいました!

しかし新弥さん、酔っ払っているのか、歌いだしのキーが全く合いませんwwwww
弾き語りのギターとドンずれた不協和音のメロに、ファンも新弥さんご自身も「ちょwww合ってないwww」と首を傾げ続け、引っ込んでは何度もやり直していましたww

FCツアーで何度も歌ってるのになあと笑いながら、このすっとぼけた感じ、愛おしさで会場は爆発寸前です。

ファンは「ウォ~ウォ~ウォ~ウォウォウォ~」のコーラスを「これが正しい入りだよ!」とばかりに合唱w

何度かやり直し、なんとか合っているんだか怪しいながらもスタートできた新弥さん、無事とんぼを歌いきります。新参者のファンははじめて新弥さんの長渕を聴いたのですが、最高ですね!凄い、長渕的に上手い!!フット後藤とか東京03の角ちゃんに負けてない!!

とんぼ熱唱後、センキューとばかりに引っ込む新弥さんですが、そこは勿論予定調和のアンコール!!いいです、ものまねパブ感あっていいです!完璧なんだなあ!

アンコールは勿論「乾杯」!偶然居合わせ一緒に見ていたTwitterのフォロワーさんと肩を組んで歌った乾杯、一生忘れません!!!
オールナイトライブだ!!

ステージ上でも、マネージャーやカメラマンのしんちゃんが肩を組んで歌っていました。

予想を上回る宴会芸のクオリティに最高すぎるぜと咽び泣きながら、時刻は多分0時を回っていたと思います。

 

最後は勿論、DJ スァクィウィトォ~!!(ケェオゥリィ~の感じ)によるクラブタイムです!踊るぞ!!!秋保温泉ageHaになるんだ!!

ヘッドホンを首にかけ颯爽とターンテーブル前に現れたDJ SAKITOさん、開口一番「俺は酔っている!!」宣言!!それでこそ!!!!

メアのアゲ曲を繋いだセットリストで大変楽しかったです!!踊り狂いました!もうね、私も久々にあんなに気持ちの良い酔い方をしてドリンク掲げて踊りましたよ!クラブ自体数年行っていなかったので、これだこれだ~!とステップ踏んでしまいましたがバンギャはやっぱりヘドバン逆ダイしていましたね…w
私にとっては異文化コミュニケーション!

咲人さん自ら煽りまくり踊りまくりなのは勿論、中盤からはメンバーやスタッフが続々ステージに乱入し、お酒をグイと言う名の一気飲みしては空のコップを客席に放るというウェイ系では済まされない最高にHOTな盛り上がり!
必須仕事をきっちりとこなす模範社会人的瑠樺さんもあらわれ、「るーか!るーか!それ!るーか!」みたいなド軽薄なコールに合わせてイッキしておりました…!!衝撃…!

ゾジーさんをはじめとしたイケるくちのメンバーは「よーみ!それよーみ!(ここでイッキ)からの!?よーーみ!よーみ!」みたいな感じで何杯も飲まされていました。

ああ、イッキじゃないんですよ、グイですよ、グイ。そうでした!

柩さんはhideのD.O.Dを生歌でカバー!私は中学生の頃からこの歌が大好きでしたが、hide亡き後20年近くが経過した今、こんなにも「それな!!!」という気持ちでこの歌を聴く日が来ようとは…

なんかこの時、多幸感が過ぎて「hideはこの歌の通りに生き抜いたけど、それって何も不幸じゃないしかっこいいし、長生きがなんだよ…!貫こうぜ…!」みたいなハイパーロックな気持ちになっちゃって、極限までハイでした。

咲人さんは皆を楽しませようと最後までノリノリノリで、エアギター乱舞で、本当にかっこよかったです。
この、麗しき高嶺の花と面白いアゲアゲお兄さんの二面性を持っていらっしゃる所が魅力的なのですよね…

こんなに純粋に頭を空っぽにして「たのしい!!!」って気持ちになったのは久しぶりで、言ってしまえば写真撮ってトークする程度でもお茶を濁せるはずの身分をかなぐり捨てての、エンターテイナーとしてのプライドをかけた本気の企画の数々、恐れ入りすぎました。

時刻は深夜1時過ぎという所でお開き。
初日は幕を下ろしたのでした………。

 

この長い記事をここまで読んだ方は気が狂っています。

 

【2日目へ続く】

サマソニ2016で金爆とレディヘを見る

サマソニ2016、東京2日目行ってきました!

私事で恐縮ですが爆裂に体調を崩しており、かれこれ1ヶ月近く夏風邪をぶり返し続け、台風直撃予告を受けた屋外フェスVSおじいちゃんみたいな量の薬を飲んでいる私という素晴らしい対決となりました。

が!雨!!降んなかったんですよ!!なんと当初の予報からズレにズレて雨が降り出したのはサマソニから帰宅した後の未明から。死んだら世界の高山で行き倒れた登山家の様に、亡骸を墓標にしてくれよな!!と覚悟して参加したものの、元気に帰宅しました。

体調のせいで見られるアーティストも場所もかなり限られてしまいましたが、それでも本丸のradioheadを存分に満喫出来ただけで大満足でございます。

1日の流れに沿ってちゃっちゃと記録しておきたいと思います。

 

■トップバッターのゴールデンボンバーを見る

そもそもradiohead招致の報に飛びついた私にとって、金爆が同日同会場にブチ込まれたのはラッキー以外の何者でもありません。
幕張メッセのレインボーステージは朝一番にも関わらずなんと超満員!開演後は入場規制がかかっていたそうです。
しかもコアなファンは前方エリアのごく一部だけで、7割くらいの客は、普通〜の人なのですよ!野次馬というか恐い者見たさというか、いっぺん見とく?みたいなノリをひしひしと感じます。これだよこれ、これがフェスの良いところだよねえ!
開演10分前に到着した私は、え?こんなに金爆見たい人いるの?!とパリピや男性客をかき分け行けるだけ前に忍び込みつつ、どこまで進んでも痛めの金爆ギャが見えてこない様子に感動すら覚えました。

隣のパリピJK達はお揃いの衣装に花冠&フェイスペイントという、この目で見るまで実在を疑っていた存在そのものなのですが、器用に自撮りをしながら「ゴールデンボンバーまじたのしみ〜ダンスマイジェネレーションなら知ってるぅ〜」と楽しそうにしていました。いいですねえ。

そして我らが金爆ちゃんは、TMRHOT LIMITとともに登場!でました!営業(フェス)の定番!よっ!
黒シャツ黒パンにネクタイという揃いの衣装を、スタッフに引っ張られ一瞬で脱ぎ捨てると、その下は勿論黒ガムテープ直貼りによるHOT LIMIT衣装。歓声が沸きます。
鬼龍院、喜矢武、歌広場まではTMRスタイルなのですが、樽美酒研二だけはガムテープすら纏わないほぼ全裸!肌色の紐パンTバックに、股間だけモザイク風に黒丸●で隠してあるだけ!これには私の隣の男性集団が手を叩いて爆笑しておりました。そして研二の研ぎ澄まされすぎた肉体美(ほぼダビデ像)に「体すげーwww」と誰しも感嘆するのです。

いいですね!金爆ちゃんの営業ネタが地方でウケているのを見るのは!

その後も、喜矢武さんのトウモロコシ早食い&投げ入れ、研二のお父さんがバスドラの中から父兄参観、メンバーの名前全員まさし、お待たせしました国民的アンセム女々しくてと畳みかけ、ホールは大盛り上がり!いやあ嬉しかったです…!

コアなファンとのお約束によって成立しているワンマンとは全く違う、金爆本来の魅力を再確認出来るステージでしたね!金爆って本当はファン相手にアイドルするより、こういうオーソドックスな笑いをお茶の間に届けるべき存在なんですよね…!フェスで見る金爆、いいもんです!


■早くも力つきる

早くも体調が悪くなり、同メッセ会場のいくつかのアーティストを拝見しつつ休憩していました。
はエレクトロポップの女性シンガーで、可愛かったしかっこよかった!
POP ETCもちょっとだけ見ましたがニューウェーブっぽくて好きでした。語彙!

 

■スタジアムでTWO DOOR CINEMA CLUBイエモンを見る

うだうだしているうちにお目当ての1つTWO DOOR CINEMA CLUBの出番が迫っていたのでスタジアムへと移動。夜には雨が降るであろうこと、翌日も仕事が休めない事などを考え、なくなくスタンド席に座りました。本当はアリーナ前方とかで楽しく踊りたかったけど!

Alexandros終わりの客が8割方スタジアムから出て行ってしまい、一時は閑散としていましたが、最後はちゃんとファンで埋まって良かった!

いやあ、好きです、TWO DOOR CINEMA CLUB、エレクトロポップでダンサブルで、ああKitsuneって感じ!踊れるオシャレ!ボーカルの方、髪型がほぼ山下達郎って感じでしたがまだ26歳なんだって!超シンプルな機材を、レディヘ様の為に黒幕で覆われてショボショボなステージのセンターにちょこんと置いて、ああ、バンドだな〜!って感じでかっこよかったです。
元気さえあれば前方で皆と一緒に踊りたかったよ…。

雨が降らないのは良いのですがむしろ曇りですらなくなってきたスタジアムは炎天下。体力奪われまくりでほかほかのポカリを飲みながら凌ぎます…。

続いて見たイエモンは、復活後初の拝見!90年代を知っている身としては「昔取った杵柄ではなく新生する意味を見せてくれよな」という意地みたいな気持ちもあって、結構ドキドキしながらのスタートだったんですが、まーーーーーーLOVINは歌が上手いですね!!!
LOVINのあまりの歌の上手さ、脚の長さ、顔のかっこよさ、曲の90年代どころか70年代にタイムスリップするかの様なグラム&ロックンロールな世界観に、シンプルにお見それしました!かっこいいですね…!

冒頭、夜明けのスキャットとともに白いドレス姿の人物が現れた時「あっLOVINもウエディングドレス着てる!また女装してくれるんだ!おじさんバンドマンの嫁入りブームきてるな!」と思ったのですが、由紀さおりさんでした。ル〜ル〜ル〜ル〜♪

どうでもいいのですが、この2バンド後にはあのradioheadが出てくるということで、ねぇねぇ今どんな気持ち?ときいてみたいなとも思いました!ライナーノーツ発言をまだ忘れていない民。


サカナクション初見

恥ずかしながらテレビで演奏しているところ(紅白とか)くらいしか見た事がなく、アルバムの1枚も聴かずに拝見することとなったのですが、かっこよかったです。クラフトワークみたいにラップトップ並べていたり、かなりエレクトロ寄りなイメージだったのですが、バンドとしてもかなりアグレッシブなんですねぇ。
個人的にクールジャパンアレルギーというか、外国人が見たスゴ〜イニッポン(笑)みたいなものが昨今本当に苦手なので、和太鼓+獅子舞+日本舞踊みたいな演出はちょっとナシでしたが、それはまあ個人的な事なので…。

サマソニMC曰く「radioheadのご指名でトリ前」とのことですが、ああなるほどねという、radioheadからの影響も感じました。
各メンバーが色んな楽器を弾いたりね。

凄かったのはスタジアムの一体感ですよ。満員のマリスタが一糸乱れずサカナクションで踊っていました。凄い人気…しかしこの後出てくるのradioheadだけど大丈夫か?wという心配も。パリピ要素ないぞ!


■全然ウジ虫じゃないradioheadはすごい

そしてタイムテーブルの時刻より遅れる事20分(うち10分強はサカナクションの段階で押していたので、レディヘは実質10分くらいしか押していないと思う、海外スターにしては超超上出来ですよ!)、ついに大本命の登場です!!!

何も言わずにセトリを見てくれ!!!

01.Burn The Witch
02.Daydreaming
03.Decks Dark
04.Desert Island Disk
05.Ful Stop
06.2+2=5
07.Airbag
08.Reckoner
09.No Surprises
10.Bloom
11.Identikit
12.The Numbers
13.The Gloaming
14.The National Anthem
15.Lotus Flower
16.Everything in its Right Place
17.Idioteque

-EN-
18. Let Down
19. Present Tense
20. Nude
21. Creep
22. Bodysnatchers
23. Street Spirit


こりゃワンマンです!!!大満足すぎて抜け殻になりました。
レディヘを見るのは多分片手以上両手未満くらいなのですが、毎回、本当にあのレディヘがここに…みたいな震えるような感動があります!
今回も照明、モニター、VJなども自前で素晴らしかった。

前半はリリースしたばかりの新作A MOON SHAPED POOLからで、私も初めて聴く曲が多かったのですが、パリピ的盛り上がりとは真逆にある哲学的サウンドにスタンドは静まりかえっておりましたw
daydreamingのラスト、逆再生で「Half of my life」って鳴り響いてる時の地獄感、痺れました!!暗い!!圧倒的に暗いゾ〜〜!!

多分、コアなファンはアリーナに行っている関係から、スタンドは「大トリだし見ておこう」「creepなら知ってる」って人が過半数だったと思うのですよね。

続いて2+2=5、Airbag、Reckonerと過去の曲を披露し、OK Computerでファンになった私としてはAirbagって始まりの歌なんですよ!あの鈍く伸び上がるギターのイントロを聴くだけで、全てが始まっちゃうのですよ!
「次の世界大戦で僕は生まれ変わる」って歌詞の通りです!

そしてあの、あのアルペジオが聞こえて来てスタジアムは第一の熱狂を迎えました。No Surprisesでございます。いやー沸いてました。
美しかった…さっきまでサカナクションでジャンプしまくってアゲアゲだった客も、今は「不安も驚きもない静かな人生が欲しい」という中産階級の人生を皮肉った悲しくて暗〜い歌に酔いしれているわけですね…何だか凄いなあ。

その後も新旧織り交ぜ本当に素晴らしく、私としてはIdentikitとか、CD収録バージョンじゃないエドとトムの掛け合いバージョンで聴けて嬉しかったです。
Lotus Flowerとか、やっぱり変態的でしたね。トムなりのダブステップとか言われてましたけど。

そしてアンコールが…Let Down始まりで…これはさすがに震えました…。ほんっっとうに美しい曲だよ!!!!!これ以上がないくらい!!大好きなNudeも聴けて、この頃になるとオイオイ泣きながら一人で踊っていたのですが、ここでまさかの…
いや来るかなとは思ってましたよ!でも何か、ここまでお膳立てされた通りの事レディヘがやってくれるかぁ?と懐疑的だったんですが、やってくれました。
creepです。
私にとっても、サマソニにとっても13年ぶり2度目の!!
まあスタジアムは沸きまくりでしたよ、そりゃあね!うる覚え英語でのシンガロングも響き渡っていました。
しかし何だろう、全然もうウジ虫じゃないね!!サービス有り難うだけど、ウジ虫じゃなくて大人で今のcreepって感じで面白かったです。

これで終わるかと思いきや、Bodysnatchersをやって、最後はまさかのStreet Spiritですよ!!く、くっら〜〜〜! 最高かよ…
最高です!イントロがX JAPANの紅に似ている事でお馴染みのStreet Spiritです!(私調べ)
radioheadはね、実験的音楽性や完成度の高いライブが話題になりがちだけどね、私としてはもう一周回って「暗いところが好きです」って感じなんですよ。歌詞もね、笑っちゃうくらい暗いからね。

いやあ素晴らしいライブでした。好き、私は本当にradiohead好き。
やっぱり突き抜けて特別なバンドだなと思いました。

大阪のセトリを見たら私の大好きなPyramid Song、There There、Exit Music、Karma Policeなんかが演奏されたと聴いて一瞬気が遠くなりかけましたが、素晴らしいかったからね!!東京も!!

ちなみにトムの日本語MCはこの日も冴え渡っており「どうも」「どうぞ」「今日は暑いですねー」「ちょっと長いですねー」など練習してきたと思われるフレーズが自由気ままに飛び出し、可愛かったです。なお途中意味不明な奇声も発していた模様。
英語でご高説垂れようが日本の客には1mmも通じない事を理解しての暢気な日本語、トムらしくて好きです。

(※追記:「今日は暑いですねー」はジョニーが喋ったんですね!スタンドからでは見えませんでした!うおーー超貴重!ちゃんと聴いておけばよかった!!)

いつだったか、スマパンの解散ツアー日本武道館かな?ビリーコーガンが「どうせ今俺が英語で喋ってる事わかんねーんだろw」みたいに反応の悪い客席に諦めムードになっていたのを思い出しました。

花火を見ずにダッシュで駅に向かったので過度の混雑にも巻き込まれず、凄くスムーズに帰路につけたし、体調最悪の中、なんとか乗り越えられたフェスとして思い出に残りそうです。

は〜〜〜単独公演のレディヘ見たいよ〜〜〜〜(増長)

 

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2016.07.28 IDOL VS VISUAL vol.2 [CHAOS PARTY]@高田馬場AREA

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再び瞬いてきました!
2月の対バン以来5ヶ月ぶりにIDOL vs VISUALに行って参りましたよ。
(写真はどやどやネイル)

結果的に、ああRUKAさん ああRUKAさんや 松島や って感じに詠むしかないくらい最高に楽しくてちょっともう他のイベントでは満足出来ませんね!?ってなくらい自由に遊んできましたー!

並んでる時点でプロの清掃員っぽい男性達が「今日はバンギャが楽しんでくれればいいから…」とおもてなし100%イケメン紳士みたいな事言ってて超かっこよかったです!!

私の愛フォーン6で激写した超高解像度美麗写真とともに振り返ります。美麗すぎてレティーナ非対応!!

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オープニングアクトはギャングパレード!元BiSのカミヤサキちゃんのグループですね!一度見てみたかったので嬉しかった〜!EDMとか踊れる曲が多くて振り付けやパフォーマンスも力で押してくる感じがアグレッシブで凄い楽しかったです!

そしてBiSHのターン!いやあバンドの対バンだとセットチェンジの時間待たされるのが疲れちゃうけど、アイドルとの対バンはすぐ切り替わるからいいですね。

モンスターにはじまり、その後は怪以外はだいたい星が瞬いてました!狂気!
あとでセトリを確認したら8回「星が瞬く夜に」やってましたね。狂気!
段々メンバーの行動もフリーダムになってきて、終盤はこんな感じ↓

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RUKAさんのドラムを叩くハシヤスメアツコちゃん、エアドラムノリノリである!!
なおこの後謝罪させられた模様。

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謝罪の様子。
サイコパス渡辺氏(RUKAさん命名)曰く
「ドラムって言ったらRUKAさんの生きている証みたいなもんだぞ!勝手に触るなんて…RUKAさんだってお前のブラ勝手に触らないだろう!!」とのこと。
RUKAさんは人のブラを勝手に触らない…と、メモ。

そして客の上を歩くチッチや、最前から最後尾までをシャトルランのように何往復も送られ続けるモモカンがパンク可愛かった!!運動会みたいだったです!
ステージまで戻って来ても、またスタッフに客席投下されてしまうローリングモモコ…
おパンツ丸見えで強かった。

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そして俺達のドルヲタ兄貴RUKAさん率いるLSNの登場だい!
かっこいい!この日はとても揺紗くんの歌が良くってシャウトからバラードから何でも来いでした!
cruelでTWIGYさんのラップパートを茂吉さんがギター弾かずに歌うので吃驚w
イカしてましたYO

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メアで見ている時はリーダー&コンポザ&タイムキーパーのRUKAさんって感じがしているのだけど、LSNだと無邪気なドラマー少年っぽくて全然違ってこれまた魅力的!

大きなアクションは一切しないRUKAさんなので、たまに凄いドコドコ気合の入った音がしている時もほとんど動いていないように見えて、あの最小限の動きで最大限の音を出すRUKA STYLE、渋い!
それなのにしつこくてタフ!謎!

猫背っぽく身を低くして、シンバルを睨みつけるみたいに叩くのも独特でかっこいいです。ドラマーRUKAさんをじっくり感じられてよかった〜!さすがソロプロジェクト!

バンギャがBiSカバーのflyにすら逆ダイ入れていたり、清掃員の皆さんがPARTYにmixを完璧に入れていたり、お家芸の応酬も見事でした。

ウォントのカバーも良かったなあ…

 

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そしてアンコール前、前説に続いて再び首謀者おじさん2名が登場。
RUKAさん、イガリメイクのおフェロ風に仕上がっててる!!
イケメンと美魔女の2WAYという離れ業が出来る俺達の兄貴なんだ!!

恒例のエンドレス瞬き、「どこで止めるかは今まで俺次第だったけど、段々情が湧いてきて、モモコ(呼び捨て)に(手をばってんにする動作※)とかされると親心で止めちゃうから、今日は第三者に任せます。サイコパス渡辺に」とRUKAさんの弁。

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※参考

先に紹介しちゃったけどハシヤスメさんの謝罪他色々トークがあった後、LSNメンバーを呼び込むRUKAさん鬼かわいかったです!
 「LSN……カモーン」
だって!FOOOO

そして数百人の覚悟の上でスタートするアンコール、エンドレス瞬き。星が瞬く夜にのブリッジのヘドバンタイムが延々30分程続くという、一体誰が得するのか分からない謎の部活動しごきタイム。かわいがり2016!!狩野部屋、或いは狩野ヨットスクールですよ!!

しかし中盤、スタッフにドラムを任せてステージから消えるRUKAさん…
すわ!ナース服でダンスか!?とドキドキ待っていたら、CO2を噴射させはじめます。
今まであんなに荒ぶるRUKAさんを見た事なかったので爆笑してしまいました!

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しばし客席前方を真っ白にした後、再び消えてしまうRUKAさん。
なかなか戻って来ないなと思ったら、突然客席最後尾の入口から乱入し襲い来るRUKAさん。すぐ後ろからCO2噴射されて大歓喜&パニック!!!!

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背後から不意打ちでCO2をかけられるという、RUKAさんがプロレス団体に移籍でもしない限りこの先体験できなかったであろうことを間近で体験出来て、身にあまる光栄でした。めっちゃヒールだった!!!プロレスラー入場っぽい躍動感あふれまくってた!

この様にステージ上、ステージ外のメンバーも大分フリーダムな中過酷な時間は過ぎていきます…。

あくまで優雅に美しく決して目力を絶やさないけれど、飽きて疲れてギター置いてピックを配ったりするお茶目なSHINOBUさんや、キツネメイクonキツネ仮面でスラップびんびんなSugiyaさん、ずっとノリノリでBiSHメンバーともよく絡む茂吉さん!LSNさいこー!

そして何より、私はこのイベントで一番得しているのは揺紗さんのファンだと毎回思うのですよ。どんどんBiSHの振り付けが完璧になってるし、どんどんBiSHのセンターが板についてきいて、もはやバンドマンというよりアイドルのが肩書きしっくり来るレベルですw

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完全に溶け込んでるww

BiSHメンバーも泣いたり笑ったりしながら本当に本当にお疲れ様でした(;q;)
RUKAさんファンとして謝るにはRUKAさんファン歴が短すぎるのですが、取りあえず謝らせて下さい!!

ファンももう何が何だか、何故ここでこんな事をしているのか誰も分かっていなかったと思うけど、カオスらしくて良かったと思います。

清掃員の男性がバンギャ風のコールをラーニングしていて「モモコががってごいやぁ!!」とか「るがるがるがるがるがぁ〜???↑↑」とか叫んでて笑いました。順応性と遊び心に感服します!

ああ楽しかったなあ…。
大満足の地獄でしたので、CD購入特典握手会でRUKAさんにお礼の言葉を伝えるも、大変お疲れの笑顔で「でもまだ明日があるから…」と仰っていました。
そう、これ書いてる今日、数時間後です!私は残念ながら社畜監禁されてますので、別の方のレポ漁るぞ!

また是非このメンツでイベントがありますように!!土下バン祈祷!!

 

〜夏休み〜 NIGHTMARE→金爆→BEATGOD(GOATBED)のライブを駆け抜ける

夏休みを2日程取得しまして、3連休にくっつけるとあら不思議!これは…っ、5連休…?

という訳でNIGHTMAREのボーカル黄泉さんバースデーライブ in 宮城県古川市(黄泉さんの生まれ故郷)からの、ゴールデンボンバーの長野県松本市ライブ、そして東京に戻りましてGOATBEDのバンド編成スペシャル仕様 BEATGODのライブに参加して来ました。

ラインナップがお化粧をした30代の男性縛りで、おかしいなあ…。
バンギャなんてないさバンギャなんて嘘さ…寝惚けた「人」が…魅間違えたのさ…†

長距離移動を繰り返した割にはぴんぴんしていて、9月の怒濤のライブ三昧に向けて着実に体力UP↑をしている気がしてドヤ顔が止まりません。8月はライブ少なめなのでエアポケモンGO(予め推しメンの生写真を近所に隠しておきそれを回収しに行く)などをしつつ体が鈍らない様にしたいものです。

メアのライブはアットホームの極みで、こんな暖かいライブが出来るメアメンバーが自分たちをクズと自称したり俺を中心に世界はまわるとか生涯皆殺しとか言っているのがハートウォーミングすぎて泣きました。
Dizzy大好きおじさんなので初めて聴けて爆発しました。何と言うキラキラした曲なんだ!
しかしゾジーさんの喉の調子が…弟のレコーディングの影響とかなんでしょうか、かなりまずい状態でドキドキしました。発声障害の症状、ツアー後半に行くにつれ改善されてきたと安堵していたけど、そんなに簡単じゃないですよね…。
仙台貨物のライブ楽しみすぎるんだけど、千葉兄弟にはとにかく無理して欲しくない気持ちもあって、複雑です!!

金爆のライブはネタバレ者は市中引き回しの上獄門ですから、楽しかったと言う事しか書けません!!いつ参加しても本当に楽しい、それが金爆ライブ…あとセトリが私の好きな曲ばかりでした。

BEATGODは、某BEATルズのロゴパロディーのグッズ発売記念なのか、メンバーが揃いのはっぴを着て登場。私には飛行機のタラップが見えました!BEATGODがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!
ライブはそりゃあもう楽しかったですよ!ニューウェーブ時代の楽曲をバンドアレンジでやるもんですから、踊らない症候群に苦しめられている現場も、かなり症状が緩和しておりました。

そんな感じで、ネクストライブはRUKAさん率いる何でもありバンドLSNと、BiSHのツーマンイベントです!
狩野ヨットスクールと化した地獄のシゴキが待っているときいたので、安全運転で見守りたいと思います!

その後はサマソニに向けてレディヘ厨としてのエンジンを暖めるぞ〜〜
もはやただのクソバンギャ化している私を、V系なんて耽美のツラ汚しの頭悪すぎるジャンル死すべしと思っていた私に、洋楽ばかり聴いていた私に見せる事はできませぬ…あは〜

以下は旅の思い出。

 

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ずんだシェイク美味しすぎ問題は根深い(甘いものそんな好きじゃない私もZOKKON)

 

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メアファンの聖地、セブン様にて。本当に店内がメア博覧会だった。

 

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大崎市民会館。ゾジーさんは幼稚園の演劇で羊飼いの役でステージに立った事があり、30年振りの凱旋だったそうな。

 

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松本城。再建してない城に来るの初めてでテンション上がった。小ささ、草臥れ加減がリアルだった。

 

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中の様子。エレベーター付いてる大阪城名古屋城とは別世界。

RUKAさんの歌詞が好きだから讃えるのみ

額に汗してメアの曲を聴き続ける超ド新規ファンです!

る、る、る、RUKAさんが好きです!!(ムネリンスマイルばりの笑顔で)

その少女漫画から飛び出してきたかの様なツンデレかっこいいキャラと合わせて、ロマンティックでエモーショナルなせんちめんたる咲き乱れている感じの楽曲も好きなのです。

転調せずにはいられない、Cメロで盛り上がらずにはいられないくせのあるメロディーも良いのですが、特に歌詞職人としてのRUKAさんがとっても好きです!
金爆でも昔やりましたが、歌詞を語るのが好きなので章立てて鼻息フンフンしたいと思います。
暇すぎてカメラロールの写真を仕分けするくらいしかやることがない人限定で必見です!!


■歪んだ俺様系歌詞めっちゃ可愛すぎる問題

圧倒的にイキる→絶望的に弱音吐く
のコンボで母性本能直撃待ったなしの歌詞達…。


代表例「HATE」

「汚い」なんて もしも言われても
胸痛む程弱くありません
欲しいモノなら力で奪う
天下無敵の悪のカリスマ

↓↓↓

闇の中で震えてる 泣き虫な自分が
嗚呼、なのにどうして?愛を叫べない
聞いて、聞いて 誰よりも弱い自分の声を
嗚呼、なのにどうして? いつもすれ違い 繰り返す

 こ、コラーーー!!!
ううう!かわE…

 

「TrickSTAR」

時が来たらば 全ては無よ
狂い咲く様に壊してみようか なんてね

この出だしかっこよすぎませんか??少女漫画の悪役かよ!
「なんてね」っスよ、「なんてね」!私の知ってるあの「なんてね」ですか!??!
繰り返し立証されるRUKAさん少女漫画説!

こんなに濡れたままで愛しそうに このままおやすみ

 まゆたんの漫画かな?

とか言いながら、

苦しい キミの心縛りたくて この手は穢れた

 とか弱さを見せてくるのですよね…
誰かを欺いたり利用したりする側としてTrickSTARを自称しておきながら、「醜い」「苦しい」とか傷ついてるのが最高です!!
クズになりきれないクズ!!最後はぼっちで卑屈なこと言ってる!!
いやはや漫画だわ〜

 

■語感とリズム感に優れた作詞家としての腕前

RUKAさんが圧倒的に天賦の才で優れてんなと思うのは、歌に乗る言葉のリズムの良さとワードセンスですよ!きれいに音に言葉が乗っているから、聴いてて気持ちが良いのなんの。
素晴らしいなと感心しながら聴いております…。

いくつも面白い曲はありますが、パッと例として浮かんだのは「the LAST SHOW」「TABOO」あたりでしょうか。「blur」なんて完全な言葉遊びですが、RUKAさんの作った軽妙なリズムの世界を、見事なまでにブチ壊すゾジーさんのぬめっとした歌い方が圧倒的で最高に好きです。(100%褒めております)

Raven Loud speeeaker」のライムも素晴らしいですよね。しかも何かジャンヌダルク的リーダー感に溢れてて超かっこいい。ドラクロワの絵みたいなRUKAさんに超ついて行きたいです…。

「riddle」の歌詞も、リズムといいワードセンスと良い大好きなんですよね…

「riddle」

なんだか しれっと酸素吸って
ダラダラって垂れ流して
ある意味じゃとっても 可哀想な僕ら

このリズムにはめ込む『しれっと酸素吸って』
目から鱗の表現!

ずっと枯らし続けてきた楽園に
気付いて嘆くなんて笑えてしまう
ねえ、嘘でしょ?今更涙みせても
花は 散った遅いよ

『枯らし続けてきた楽園』『笑えてしまう』という表現にシニカルでピカレスクなRUKAさんの素敵さ凝縮!

 

■世界はクソだけどまだ希望を捨てられないよ系がエモい

VERMILION

厚く嘘で塗られた日々を
壊れ救えない世界を まだ今も愛してる

 VERMILIONは終わりがシンプルに

縋るように崩れて叫んだ僕を
「哀れ」と嘆き、笑っていた
風と太陽

 なのがいいですよね!そこにあのエモすぎるギターリフが被さるのが最高です!!
マキナじゃないですけど、RUKAさんの『ちっぽけな俺の苦しみを宇宙/自然/神が見下ろしていた』みたいな詩、ロマンチスト特有の現実逃避っぷりが良いんですよねえ!
『自分は無力』だって所に収束するのがもうだめぽ系ミュージシャン達の伝統芸で良いです。


■ギャル演歌から昭和の恋愛歌謡曲まで、未練の数だけ名曲が生まれてる!

記憶に縛られがち男子集まれ〜!
不憫なぁたしかゎぃそう系から、昭和の文学青年の恋文みたいなテンションまで、RUKAさんの失恋系歌詞は熱すぎます!

ギャル演歌の特集ページを覗いた所、こんな風に解説してありました。

ギャル演歌で大きなテーマになるのが「失恋」。
「大好きな彼氏にふられた」
「大切だったけど別れざるを得なかった」
「期間限定の恋だった」
女子なら誰でも経験のある、こんな切ない恋を歌います。

引用元:https://www.jgs-media.com/item/64/

 
RUKAさんじゃないか!!!

加藤ミリヤ西野カナ、狩野サトル…

 

ギャル演歌代表「わすれな草」

『僕は彼の次でいい』
『寂しい時だけ会おう』なんて
カッコつけてたけど
一人は怖くて

ただ愛おしく時に 忌わしい
それがならぬ恋だと 知りながら
鏡に映る表情の無い影を
見つめていた

ポップな若者感と昭和生まれならではの古めかしさがひしめき合っている!
心に学生帽被った昭和の青年を飼っているなと思わせる秀逸な歌謡曲フレーズが見逃せません!


「M-aria

突然鳴りだした電話の相手がまさか君だったなんて
もう忘れたハズなのにね。

 という軽妙なギャルっぽさからの

僕の愛じゃ君をみじめにさせるだけ

 突然の昭和歌謡感。振れ幅凄い。


「Melt into blue sky」

遠く 遠く 空に問われた
ある日 決した 変わる未来を
徐々に離れて 届かぬ距離を
彼方 彼方 白夜の国で知るとは

 シンプルな言葉使いの中に漂うロマンティシズム好き!
フランスでこれが閃いたというMr.ロマンティスト!


「MELODY」

眠りついた街の隅で 迫る朝に隠れ怯えていた

春の嵐に 消された言葉が ふわり舞い上がり花びらの雨
さよなら君よ 薄紅の恋よ
唄を乗せるには あまりにも悲しいメロディー

深く滲んだ 薬指の痕 契る言葉では 未来(あす)を縛れず
さよなら君よ 美しき日々
唄を乗せるには あまりにも悲しいメロディー

でたー!人妻に恋した文学青年かよー!
秀逸!こてこてメロウな曲調と相まって傑作!

あと、「love addict」なんかは、魔法のiらんどとかフォレストにありそうな、オタク女子の妄想ポエムみたいでグッときます…うふふ

 

■東京つらい系

「東京傷年」に代表される様な、上京してきたけど東京つらい系も忘れてはなりませんね…

「シアン」

もう引き返せぬ 時代に捨てられた犬

 って凄い歌詞だな、20代前半の若者が書く歌詞かよと震えました。


■神の手による終焉系

Deus ex machina」や「siva」に代表される、デビルマンのラストシーンの様なゴゴゴゴ系も最近お好きな様ですね!

■キザでファンタジーでとってもアニソン系

映画みたいなSF歌詞を書かせてもかっこいいんですよね!
「swallowtail」とか「Dizzy」とか、映像が浮かぶ様なSF世界観が完成されていて素敵だと思います。

時たまものすごくアニソンにしか聞こえない曲がありますが、RUKAさんがアニソン大好きなのでそれが正解なのだと思っています!タイムリープ系男子でもあるよね??

V系って小難しい言葉耽美なフレーズで何言ってんのか分かんない(何も言ってない)ものが多いイメージだけど、RUKAさんの近年のSF系ソングはちゃんとシナリオが見えるのでアニソンとして100点。
研ぎ澄まされたネクロフィリアってなんだよ!!!(思い出し憤怒)


「Dizzy」

好きなフレーズは、

凍えるような 八月の始まり始まり

悪役感!!

夢=ガラクタの街で

『ゆめがらくたのまちで』という音への乗りの良さ!
などがありますが、

ノイズ混じり 混線

↑↑↑デジタルっぽい

意味をもたない四色は消えていく

↑↑↑CMYKっぽい

なぜなのか。

廻れ 廻れ もっと早く
何も見たくないから
空に走り出した
止まれないジェットコースター
彼方 数多(あまた) 星が線に
優しく包み込んで
意味がなくなった この身体を

 『空に走り出した〜』銀河鉄道感に『彼方 数多 星が線に』のシャッターを開放した天体写真っぽさ畳みかけてくる素晴らしさ!
やっぱり最後は僕は無力系!

遥か遥かずっと先に
輝くあのポラリス
君と手を伸ばした
かけがえのない時間も
悲しいほどに無色透明で
泣くことさえできない
悪夢だと知った

 RUKAさん星大好き問題※最高です!あ〜ロマンティック…
ちゃんと『悪夢』という自分たちのシンボルに落とし込んでる所も好き!

ラストの

空 浮かんでる
金色のEye
覗き込んだら
兎笑う カタストロフィー

 の歌詞の乗せ方センスありすぎて震えませんか…響き重視で言葉を選びながらこの表現力。天才。
月、月!

 

※RUKAさん星大好き問題について

「404」の『桃色の流星が僕を貫く』blur『星の海で 溺れて沈むように 「キミ」は散る』に代表される、お星様系歌詞がキラキラしていて最高です…。
RUKAさんに限らずメアってスターシステム的に、曲と曲に繋がり持たせるの好きだよね。
と、『モノクロの向日葵』がリライトにもDizzyにも出てくるなと思いながらメモしていました。


こんな感じで好き勝手感想述べさせて貰いました。


満足したので今回も突然終わります。
ド新規のくせに好き勝手くっちゃべってしまい、大変恐縮です!