おしろ宮殿

一寸一杯お気軽に

石井さんの心のファンクラブイベントに行った話

あけましておめでとうございます。

間が空いてしまいましたが、昨年12/27に行われた石井さんの通称 心のファンクラブイベントについて纏めておきたいと思います。石井さんのファンで良かったなあとしみじみする余りに素敵なイベントだったので、主に自分に記憶を刻みつける用です。

内輪イベントでしたし、書かない方がいいかなと思う部分もあるので、主だったところだけぽつぽつとレポします。

■年の瀬、平日、真っ昼間に突然のFCイベント(FCはない)

12/27と言えば多くの社畜にとって仕事納め直前の追い込み期間。そんな中14:00、16:00、19:00の3回まわしで、トークや握手、撮影会などのファンイベントをやると告知された石井さんファンは、私はこれで会社を辞めましたとばかりにそっと小指を立ててチケ発に臨みました。(若い人は禁煙パイポ咥えつつググって下さいね)
何しろ会場がキャパ6〜70名だったので激戦でしたよね…。

■下北のカフェで石井さんと密な時間を過ごす

私は2部、3部に参加させて貰いました。
会場は下北沢のモナレコード ライブスペース。整理番号順に入場すると、ワンドリンクをオーダーしてから好きな席に座ります。
石井さん、普通に客席にいます。
ファンと同じテーブルに着席して談笑したりしています。雄次さんもいます。うーんこのフランクさ。

1部参加者によると、イベントの流れはトーク&アコースティックライブ(お土産付き)、そして最後にチェキ会だそうで、物販で何でも良いのでグッズを購入するとチェキ券が貰えるときいていました。石井さんとチェキ会、いいですねこのミスマッチな響き!!

推しメンとチェキを撮ると寿命が縮むと信じている迷信深い私ですが、折角の機会なので一念発起しトートバック(2,500円)を購入いたしました。正直、一番安いという理由で買わせて頂いたのですが、何に使うんじゃーーいと思いつつ有り難みを噛みしめていたところ翌々日のコミケで大活躍しましたので買ってよかったです。
チェキ撮影の詳細については後ほど書きますが、石井さんとお写真を撮れることに味をしめてしまった私は3部でもトートバックを購入。安心して下さいこちらもコミケで大活躍しました!!

トークのまとめ

時間が来るとぬるっと客席から壇上に上がりトークが始まります。
石井さんのお話ががっつり聞ける機会は本当に貴重なのでドキドキしていたのですが、素敵すぎるスタッフ紹介から、対人観、ファッションについて、兄弟の思い出話、ミュージシャンとしての哲学やポリシーを感じる話などなど、大変大変大変興味深かったです!雰囲気はゆるゆるなんですが、内容は濃密でした。
石井さんは語り口こそユーモラスなのですが、実際は超がつくほど真面目で、たまに熱く語るオタク気質なところも見え隠れして、最高以外の言葉がないです。

司会は元CDデータ編集者で現在はカリガリのFC会報ライティングなどでお馴染みの大窪さんでした。いつも興味深い話を引き出して下さるので感謝感激です。
石井さん曰く「とにかくいい人なんですよ」とのこと。

トークのお相手は、先日BEATGODでついにバンドメンバーとして壇上デビューまで果たした平田さんとカンジさん。そして制作の松原さん(通称バラちゃん)でした。皆さん石井さん曰く「とにかくいい人なんですよ」(再)とのことで、人柄も能力も今のGOATBEDにとって無くてはならない人達感溢れていました。もはやスタッフや共同制作者と言うよりメンバーですよね。

そして忘れちゃいけないのが石井さんの実弟にしてGOATBED正式メンバーの雄次さんです。存在感をステルスしがちでしたが喋り方もファンへの優しさもお兄様とそっくり!そして静かなるトークもキレキレです。

以下、トークの内容、順不同です。

◆石井兄弟のハイライト

  • 石井さんは絶対ゆうじさんを常に「おまえ」呼ばわり 。
  • 思春期を一緒に過ごしていないから兄弟という感じはしない。
  • 幼少時代の関係性について「年が4つも離れてるから…いじめですよね」
    ドラクエのレベル上げだけをやらせていた
    →雄次さんが話したエピソード:少年野球をやっていた石井さん。遊びでの野球で未経験の雄次さんに無理やりキャッチャーやらせた。バッターとの距離感が分からず、カラーバットとは言え脳天フルスイングされてトラウマに。(フルスイングしたのはお兄さんじゃないそうですが)
  • 石井さんが久々に実家に帰ったら、高校生の雄次さんがバンドをやっていてど派手な青とかのモヒカンになっていて度肝を抜かれた事がある。
  • 現在のGOATBEDとしての二人の関係性は、石井さんが雄次さんの家(ご近所)に行って一方的に注文をつけて帰ったりしているらしいですw グッズデザインに留まらず、やったことのなかったVJ用映像編集や、作曲まで無茶振りしているらしい。
    一見暴君的な振る舞いに司会の大窪さんが「お兄さんをどう思いますか?」と訊いたのですが、雄次さんは「別になんとも〜」みたいにあっけらかんとしてました。
    カンジさん曰く、二人はモンハンの話だけ盛り上がるそうですよ!
  • 雄次さんに「こういう曲作って」とベースを作らせ、それを元に石井さんが作曲した曲が多数ある。雄次さんの作るデモは3分くらいあるのにベースが入っていなくてコードが取れなかったりする。
  • 雄次さんが元ネタ作った曲は具体的に何だという話になった時の二人の掛け合いが、兄弟感を醸し出していました→「いややめましょうよ。『だと思った』みたいに言い出すでしょ」「ああ『雄次っぽいと思ってた』みたいな?」って二人でニヤニヤしている姿が…。あ、ENDE=NEUがそうみたいですよ!

◆石井さんの哲学を感じた話など

  • 俺はとっくに自分の限界を感じてる、いや限界を知ってるから、何をやるべきか俯瞰的に考えてるみたいな話が凄く面白かったです。よっぽど天才みたいな人以外はこうしなきゃ面白くない、みたいな話とか。
  • 誰とやっても『スタンスが合わないな』(詳細は割愛)と思う事があるらしく、その点でカリガリのメンバーをさり気なく褒める…というか『波長が合う』と言っていました。
  • やれること、やらないことみたいな話で、最近だとVJSの最後の無敵バンドなどで皆で肩を組んで歌うみたいなのが一番やらないこと。平田さんが昔とんねるずの『スポーツが出来るミュージシャン』みたいな枠で活躍したことがあったけど、ほとんどとんねるずと絡まなかったのを勿体なかったなと振り返った話から「分かりますよ、俺だってYOSHIKIと絡んでおけば美味しいことくらい。でも無理なんですよ」みたいなこと話してましたね…。
    WOWOWで放送された無敵バンドの石井さんを探せ、楽しすぎますよね!!(めっちゃ目立ってるダンシング青さんも)

◆ファッションについて

雄次さんの衣装は石井さんが選んでクロネコヤマトで送りつけているらしいです。研次郎さんにも同様で、最近は常に新しい衣装があるものと思って「新しいのないの?」みたいに訊いてくる様になったそうですw
ファッションは好きだけど「こんな服着てる俺ってお洒落!」みたいにアピールしていると誤解されたくない。子供がおもちゃを欲しがるのと同じ様に、実物が欲しくなって集めているだけ。
こんな服着てる俺ってお洒落!と思って選んでいるのは青さんw いつも必ず頭にタオル巻いているくせに、そのままの格好で伊勢丹とかに行く。一緒に行った事もあるが、鏡の前でこう…(ジャケットを羽織り襟をなおしながらポーズするモノマネ)しはじめると恥ずかしいから遠くへ離れる。
わざわざ立ち上がってまで見せてくれた青さんのモノマネが面白すぎて場内爆笑でした。

■質問コーナーで真面目に回答してくれる姿に感動した話

3部の最後にファンからの質問コーナーがあったのですが、ファンに大変教育が行き届いて居るためなかなか誰も手を挙げず、何とか質問が出始めるも痛い質問者などおらず、皆真面目な質問ばかりでした!今では聖人の様に優しく懐の深い兄貴な石井さんですが、10年以上前は散々ファンを締め上げてきたようですからね…ファンが踊らない、喋らない、大人しいのにはそういう教育の結果があるのではないでしょうか、うふふ!
質問の回答は上にまとめた中にも混ざっているのですが、その他について以下に書いておきます。

Q.最近見た映画、見たい映画
A.忙しくて見てない。シンゴジラも見たかったけど見てない。

Q.エクスアンスは楽しいですか?これからも活動する予定ですか?
A.デランジェTetsuさんにも同じ質問をされた。「凄く楽しいか凄く楽しくないかの2択で答えろ」と。勘違いして欲しくないのは、カリガリやってゴートやって3つ目のプロジェクトを始めたとか、そう言うものではない。何をやっても俺は俺、という様なニュアンスの話をしていました。

Q.自分で気に入っている曲、時間がかかった曲は
A.色々迷っていらっしゃいましたが、曲名が挙がったのは、LIGHTNING THUNDERBOLT、DAMNED THING IN THE RAIN、Ying&Yangなど。
淡々とした曲が多いかも、とのこと。ライトニングは今一歩、あと少し気になるところがあるらしい。カンジさんにサクラダファミリアって言われていました。

Q.今後一緒にやってみたいアーティストはいるか
A.誘われればまず断ることはない。よっぽどヤバイ奴じゃなければ…ヤバイ奴でもやるかwとのこと。自分から誘う事は無い、それは基本的にそう言う人間だから。

■アコースティックライブが素敵すぎて多幸感やばい

私が参加した2部はセッズセッズセッズ、3部は Only finally there is the free endのアコースティックバージョンでした!も〜〜〜素晴らしすぎてこれを聴けただけでもチケット代の元は取れたぞというレアかつハイクオリティなものでした。
セッズ〜はカンジさんのリクエストで、アコースティック用にがっつりアレンジするのかと思いきや原曲の雰囲気そのままにやったのが面白く仕上がった、みたいな話でした。
まずね…さっきまでお客さんとトークしたりゆったりと過ごしていたお兄さんが、めっっちゃくちゃ歌が上手い才能溢れるミュージシャンでボーカリストだってことを一気に思い出さされ、そのギャップにあうあーとなるしかなかったです…。
バンド構成は、vo.石井さん、Gt.カンジさん、Ba.平田さん、Dr.北野愛子さん(この1曲の為に一日中待機してくれていたそうで感謝感激)でした。

■チェキ会での兄貴っぷりに惚れ惚れした話

さてトークとライブ終了後はチェキ撮影タイムです!
驚いたのは、チェキを撮らない人もお見送りと称して石井さんと握手してお話しできると言う流れです。交流したけりゃ追加で金払えと言う作戦ではない所にスーパー頭が下がりました。かっこよすぎ!
とは言えグッズの在庫一掃にも繋がったと思いますし、良い感じに石井さんやスタッフの懐にペイ出来て居れば、ファンとしてもWin-Winさを胸に快眠できます。

チェキは石井さんとのツーショから、雄次さんを交えて3ショット、カンジさんや平田さんまで巻き込んでの5ショットなど比較的自由にお願い出来ました。
ご挨拶して握手する時も一言二言ファンをいじって下さったり、もう本当に嬉しくなる一時、ありがたみしかありません…祈-INORI-。
雄次さんもお優しくて、基本は脱力感に満ちあふれていらっしゃるのに、いざ握手する時はにこーーーってして下さり、天湖森夜くんに微笑まれた夢実(ルナティック雑伎団)状態になりました。

そしてチェキを撮る時の距離感がやばかったです。
石井さんはドンと構えているので特に意識していないんだろうけど、私の童貞人生ではありえないほど密着して下さるので、シュワキマセリ、シュワキマセリと唱えるのがやっとでした。
余りの兄貴感に、この、世に、生まれて、きてくれた、こと♪───O(≧∇≦)O────♪(「イチローさんの良いところは?」と言う質問への川崎宗則選手の回答)って気持ちしかありませんでした。

撮影後の友達とのご飯会で「私のチェキの石井さんが一番かっこいい」選手権になって本当に厨って幸せな生き物だなってしみじみしました。
今までツーショを撮ると自分の写りのブスorドブス具合が気になっていたけれど、今日ほど自分はどうでもいいから石井さん、やだーー!寄ってくれてるーー!キリっとしてるーー!みたいなテンションは初めてでした。

■お土産の懲り方がやばすぎる

この日は来場者全員にプレゼントがありました。内容は伏せますが、とにかく石井さんの手厚すぎるサービス精神が込められており、曰く「手作りクッキーを振る舞う様なもの」だそうですw ほんと、仰る通り、ハンドメイドすぎて震えてしまいました。
しかも全員にサインして下さって、アガペーが止まりません。

■まとめ

トーク中に「ファン感謝みたいなこと言うなら無料にしろよって言わないで下さいね」と冗談めかして言ってらっしゃいましたが、いやあ3000円であのホスピタリティ、そんなこと言う人がどこにいるんでしょう…。
こんなこと言うと石井さんに笑われてしまうかもしれませんが、えっ本当に私達ファンのこと…大切にして下さってる…///?トゥンク…みたいな感じで、ミュージシャン石井秀仁を知りたい聴きたいというリスナーとしての気持ちと、推しメンと触れ合いたいというミーハー心の両方を満たして貰える素晴らしい企画でした。ファンでいることが報われまくりです。

石井さんの音楽と歌がズバ抜けて好きなのですが、考え方やスタンス、振る舞いも好きなんですよね。ファッションや言動を含めた意識的に作られたキャラクターと言うか。無意識的であろう優しさも…(トゥンク再び)
私のような下賤の民が申すのも申し訳ないのですが、わかるーーー!!とか、似合うーーー!!しかなくて、私の好きなもの、それは石井さんですとしか申し上げられません。旧ファンモバだったら「お前に何がわかる」的に一刀両断されそうですが、一方的な気持ちとしましては!!

とにかく、無理して行ってよかったです。
2017年も石井さんのあらゆる活動を楽しみにしております。

近況報告

すっかりSIWA SUEですね(無理矢理LUNA SEAっぽく)
最近も懲りずにわんさかライブなどに足を運んでいるのですが、11/23以来メアロスが酷くて低空飛行でございました。
好きなバンドが事実上2つも同時に活休ってなかなかのハートブレイク感です。
何ごとも時間が解決してくれるのを待つばかりです。

岡村ちゃんのツアー「運命」に参加してシルエット・ロマンスしたり、GOATBED&BEATGODのライブで抜きん出た石井さんの歌唱力に恋を止めないでしたり、東宝エリザベートのDVDが届いたので城田トートと闇を広げてみたり、クリスマス3連休は遂に念願のELLEGUNSデビュー予定です!あとイケメン俳優のイベント行ったりね、元気に過ごしたいものです。

あ、またもや書いてなかったですがBUCK-TICKのアトムツアーも参加してますよ!もちろん12/29のDIQも皆勤し続けます。
B-Tに関しては未だに崇拝が止まらないので上手くブログに書けないのです。

年明けにはDAVID BOWIE isもチケット予約済です!

大好きなオフブロードウェイミュージカル「ALTAR BOYZ」も再演予定でチケ確保済ですよ!

今年はいいことも沢山ありましたが辛い事がそれ以上に多く、世界もみるみるおかしくなっていく様に感じて、激動の一年でした。

BOWIEが浮き世から姿を消して、もうすぐ1年なんですねえ。
はやいような、おそいような。
モリケンももう半年ですね…。

生きてるうちは辛かろうが寂しかろうが何だろうが、死ぬまで生きねばならないのに、なんとなく暗い気持ちで過ごすというのは無駄だなあと思います。
でもなかなか、気分ってコントロールできないですもんね。

3連休楽しく過ごせたら明るいブログかこ。

NIGHTMARE活休ライブで終わらない悪夢に酔いしれました

※一部曲名やセトリ抜けがあったので訂正しました!

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2016年11月23日、NIGHTMAREの活動休止前ラストライブ「NOT THE END」へ行って参りました。

16年間にも及ぶノンストップの活動に区切りをつける重要なライブにも関わらず、屋外で「ナイトメ屋」等とダジャレを看板に芋煮と油そばを売っていた事が一部で話題になりましたが、本当にナイトメアらしい、これ以上のらしさはないライブでしたよ。

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芋煮は大人気だった様です。


本格的にファンになって1年ちょっとと言う余りに短い期間でしたが、『バンド』というものの魅力を再確認させて貰ったし、音楽とはかくあるべしって知った風な変なプライドを捨ててシンプルに楽しむ事に回帰出来た貴重な日々でした。
ライブ中、柩さんがゾジーさんに「今日のライブどう?」と聞かれて「最高の上ってなんだよ?」とザッツ柩さん(愛のリア充)なコメントを残していましたが、最高の上はナイトメアだよと言いたい。

一つの夢の区切りとして愛や覚悟、惜別、そして誓いに溢れた素晴らしいライブでした。
いつもの通り、呪いの様に長い文章で感想を書くので、人よりスクロールするのが好きな性癖をお持ちの方は是非ご一読下さい!

WOWOWでも生中継していたので正しい記録はそちらに残っていますが、余韻に浸りたくてまだ録画した映像を見ていおりません。MC等かなりあやふやなまま書き殴っていますので御了承下さい。
WOWOW番組見たら加筆修正するかもです。



 


ライブ当日を迎えるまで「ライブ後、私どんな気持ちになるんだろう!?」と自分でも予測不可能だったので、千駄ヶ谷の駅前に穴掘って入滅を試みた人として新聞に載ったりしたらどうしよう…と不安でした。

始まって欲しいような欲しくない様な気持ちで迎えた1曲目は「クロニクル」。
いつもの様な派手なメンバー登場演出はなく、照明の暗いステージに静かに現れた5人を、炎が照らしておりました。グッとくるねえ…。
驚いたのがゾジーさんの歌声の素晴らしさですよ!
活休発表の少し前に機能性発声障害を公表してから、時には痛々しい程に声が出ていない時もあったけど、この1年で私が聴いた中で最高の歌声でした!!
上手い!ゾジーさんは歌が上手いんじゃ〜〜〜!!!

2曲目で早くも活休前最後の祈りの作品「Awakining」が演奏され、ああ今日は本当に休止前ラストライブなんだと実感するとともに、続く「Can you do it?」では休止に臨む覚悟も感じて、この時点で今日のライブはとんでもなくなるぞって予感に満ちていました。
演奏も歌も丁寧で、東京体育館の音も想像していたより悪くなくて、心ゆくまで曲を楽しめる環境が嬉しかったです。

初めて聴く「ネオテニー」、瑠樺さんの代名詞曲のひとつ「東京傷年」、”邪魔するヤツは玉砕”とか言うパワーワードが曲の持つデタラメさを力強く表している「ジャイアニズム痛」と続き、暖まってきた所で、出ました「the WORLD」!!革命契っちゃうぞ〜〜〜!!こういう『バンドがブレイクしたきっかけの代表曲』的立ち位置の曲って、いつまでも付きまとって煩わしい時期もあると思うんですけど、やっぱり良い物なんですよね。屋号を飛ばしたくなりますよ。
よっナイトメ屋!(芋煮屋台ではない)

「ERRORs」はメインポンポーザー2名の影で優れたソングライティング能力をちらつかせる柩さんの曲です!敬愛するhide譲りのシニカルなエロスみたいなものを感じて好きです。

どの辺りの曲でか正確に思い出せないのですが、柩さんとゾジーさんが曲中に寄り添い、互いのイヤモニをしていない方の耳何度も囁き合っている姿が印象的でした。
かわい〜♡とか萌え〜♡では済まされない愛の行動に、愛とは無縁の生活を送る干物女即身仏憧れギャ)の私などは度肝を抜かれてしまいます…
読心術を体得した推しメン監視CIAの方々によると「今までありがとう」「こちらこそ」などと囁き合っていた様です。う、うわあーーーん!!
WOWOW視聴後追記:落羽のギターソロでした)

「BOYS BE SUSPECIOUS」「終わる世界の始まりは奇なり」で暴れた後、「惰性ブギー」では通路にも人が溢れ出す阿波踊り大会が巻き起こり、「ジェネラル」「まほら」と咲人さんの等身大のメッセージがLEDモニタに歌詞を映し出す演出でよりいっそう突き刺さりました。
(この歌詞映像がクッソダサかったのは、B-Tを初めとしたステージ映像ダサダサバンドマニアの私からすると、やったーーー!って感じでしたよ(にっこり))

そんな中での「わすれな草」…曲そのものの完成度は最初期の曲とは思えない抜群の素晴らしさなのですが、モニタに映し出される歌詞の『どうでもいいぜオブザイヤー』って感じの、な〜にがならぬ恋だこんちくしょうwwwハタチそこそこの子供が不倫をドヤ顔で歌にしてんじゃねえぞwwwどけどけ〜じゃまだじゃまだ〜(いつもここからという感じにちょっとフフフってなりました。
真面目にこの歌に共感しているコアなファンの方にめっちゃ怒られそう、ごめんなさい!!個人の使用感です!あと繰り返しますが曲としてはめっちゃ好きだから…。
WOWOW視聴後追記:わすれな草の歌詞はモニタに映し出されていなかった様です!歌詞の内容どうでもい〜〜!という気持ちが強すぎて誤記憶)

ライブとは関係ない提案で恐縮ですが、かつて副題に付いていた「Kの葬列」の元ネタ(楠本まき先生の漫画)に倣って、わすれな草のアンサーソングは『Kはただのジャンキーだった、あんな不倫は無意味だった』みたいな歌にしてはいかがだろうか。DAVID BOWIEの「Ashes To Ashes」で『トム少佐はただのジャンキー』って歌ったみたいで格好よくないですか?ご提案は以上ですレポに戻ります!

MCがどこに挟まれていたかも正確に思い出せないのですが、ゾジーさんが「今日のライブ、俺達は絶対に忘れません。この先辛い事や悲しい事があったら、俺達が今まで作ってきた曲を聴いて下さい。絶対に助けてやりますって言ってくれました。『やります』って涙が出る程かっこいいなと思う反面、メンバーも辛くて大変そうなのにそれは誰が助けてくれるの…こっちばっか助けて貰うの申し訳なさすぎ!じ、自分でよかったら、せ、先輩の助けになりたいっス!!みたいな気持ちで泣きそうになりました。

あと、「今日の新弥はかっこいい」とゾジーさんが褒め殺しスレスレの唐突な新弥賛美を繰り返していたのが面白かったです。
素直に「そう?」「おうw」と受け止める天然ナイスガイ新弥さん本当に可愛かったです。
「新弥ばっか褒めるじゃん?」と割って入る咲人さんもさすがでした。

柩さんは「このツアーで皆の嬉しい顔悲しい顔を見ていたら、年のせいか涙脆くて泣いちゃって…今日のライブ、俺死んじゃうんじゃないかって思ってたけど、今は嬉しい気持ちのが大きいって言ってくれました。「俺達、帰ってくる場所あるじゃん」って。一瞬でも「もう帰って来られないかも」と不安に思っていたのかと思うと、尚更、じ、自分でよかったら(略 って気持ちになります…。

そんな中、楽屋ではおしゃクソなのにステージ上では滅多に喋らないことで有名な瑠樺さんにもゾジーさんからマイクが向けられます。すると瑠樺さん、マイクを奪って一言「おめぇ座ってる俺と身長変わんねぇじゃねえか」
最高ですよね!
ジーさん(1hyde(旧単位)未満)は「そんなことない!」と必死で抵抗していました。このライブ中1,2を争うほっこりタイム!
ちなみに今日の瑠樺さんは完璧な巻き髪ワンレンにおフェロメイクで大人女子殿堂入りみたいな風貌でした。大変好みです!

曲の回想に戻りまして、「RAY OF LIGHT」「mimic」の後「ジャイアニズム死」「ジャイアニズム天」「極上脳震煉獄・弌式」と続いて、ヘドバンしない派の私も何度も押し寄せてくるあらいいですねの波に負けてとうとう髪を振り乱してしまいました…!はじめてですよ…ここまで私にヘドバンさせたのは…(中尾隆聖ボイス)って感じで、振り付けだからそうするんじゃなくて、楽しくて自然にヘドバンしたくなる瞬間ってものを味わい尽くしました!!

ヘドバンだけじゃなくてもう、逆ダイなんかも乗るしかねえこのビッグウェーブにの精神でやりまくりました。頭上の梨をもぐ動き!108個くらい捥いだ感あります、豊作!

「落羽」は元々大好きな曲でしたが、ついに聴けて感涙でございましたよ。やっぱりひっつー曲がナンバーワン!って気持ちに。
“飛べない羽根を両手に持って今は歩いているだけ”ってなんて素敵な歌詞なんでしょう。関係者席にご両親もいらしていた様ですが、こんな歌を大事な一人息子にきかされたら、お父さまお母さま無事じゃいらんねえよ…って思いました。
本当にいい歌。

そしてついに「VERMILION.」です。ギターのリフ、そしてソロのハモがエモすぎて!!なんたるせつなさ!メアの曲の中でも抜群に”泣き”の曲ですよね!泣けるって意味じゃなくて!
”縋るように崩れて叫んだ僕を「哀れ」と嘆き、笑っていた 風と太陽”って終わり方が、ロマンチスト特有の雄大な現実逃避に溢れていて大好きなのですが、今まさにバンドの活動休止に嘆く自分を笑い飛ばされている様でカタルシスを感じました。

本編最後は「Morpho」で終了。アンコールがあることは分かっていたけれど、ああもう残すところあと数曲なんだと思うと、名残惜しそうにステージを去るメンバーを引き留めたかったです。

 




『アンコール』の声、言う言わない問題で定期的に学芸会が開かれるSNS界隈ですが、この日は私は心の声として腹の底から叫ぶ事が出来ました。ただ純粋にもっと聴きたい!!って気持ちでアンコールを唱えられるのって幸せですね…。

暫くして出て来たメンバーは楽器隊の4人。アンコール1曲目はインスト曲「KENKA DRIVE」でした。狙い澄ました様な圧倒的ダサさも含め凄く大好きな曲なので生で聴けて感動!演奏がむちゃくちゃ丁寧で曲のクオリティを楽しめました!

ジーさんが登場して、アンコールもまだまだいくぜってな感じで「dogma」!裏打ちでズチャズチャズチャっとめっちゃ踊りたくなるアゲ曲、楽しい!初めて行ったメアライブで、曲中に全員分のメンバーコールタイムがあるというシステムに衝撃を受けた思い出深い曲でもあります。
「と↑べ↓」の煽りでお馴染み「自傷」も何回ジャンプしてもしたりない楽しさ!
“性的サディズムの僕””研ぎ澄まされたネクロフィリアなどのちょっと何言ってるか分からない系パワーワードが満載でテンション上がるんじゃ〜!文法なんて生涯皆殺し!

そして「トラヴェル」も初めて生で聴きましたが、余りにも良い曲なので驚いてしまいました…勿論音源も素晴らしいのですが何しろ昔の曲なので、今のメアの実力で演奏するととんっっでもなくレベルの高い曲になってました…再録して欲しすぎます…。
咲人さんのアコギ、新弥さんのアップライトベースが素敵でした。

そしてやはり「極東乱心天国」!!
瑠樺さん作、大都会を生き抜く根無し草たちのビートロック!曲の持つ「どう転んでももう止まれない」という無常さとパワフルさが大好きだし、間奏のギターソロで皆がお立ち台に片脚かけて一緒に頭振るシーンなんて『こんな光景実際に見る事になるなんて』というレベルでベタな”ロックバンドのイメージ”そのものなんですが、まあこれが絵になるんですよねメアは!貴重だと思うなあ。

アンコール1のラストは”5つ子”の名を持つ闘いの曲「Quints」をメンバーとファンで合唱。中学生英語の様なシンプルofシンプルなジャパニーズイングリッシュに吃驚したのは過去の話、今はもう、これほど熱い曲はないと断言出来るくらいハートを鷲づかみにされています!
夢もへったくれもない地獄の様な業界に身をさらしても、指を数えて5本あって、仲間を数えて5人いたら、俺達に出来ない事は何もないはず、そういう歌なんですよ…!それでタイトルがQuintsって!!!漫画かよ!!!

この5つ子達はまだ終わりじゃない、絶対帰って来てラスボスを倒すパーティーなんだ!!って思いました。

ステージの去り際、ゾジーさんが新弥さんにおんぶされ下手を走り回り、咲人さんにだっこされ回り、柩さんにおんぶされ上手を走り回り、もうあっちこっちで色んな組み合わせでだっこ&ハグ祭りだったので目が足りませんでした…邪眼が欲しい…ナイフで傷を抉られる千倍の痛みに耐えなきゃならないんでしたっけ?
あ、勿論瑠樺さんは秒速で捌けてしまっていましたよ。(フラグ)

 




2度目のアンコール、曲は勿論「Star[K]Night」です。ほんと、オーロラを眺めている様な心が澄み渡る様な曲です。
インディーズ時代に『解散するときに皆で歌える曲』をイメージして作ったと聞きましたが(何その動機!とか最初は思っていましたが)、今まさに、響きすぎてやばかったです。解散はしないけども。
“あの時君が失った物は 夜空の向こうの星になった 濡らした頬は何時かかわいて きっと羽ばたけるから”という歌詞を繰り返し歌う事で癒されていく様な、自分たちに言い聞かせて、祈りを捧げる様な感じがしました。
ファンの肉声だけでサビを合唱する部分、メンバーはイヤモニを外して凄く真剣に聴いてくれて、その目がウルウルしているので、この瞬間まで堪えてきた涙が溢れそうでやばかったです。ギリ持ちこたえましたけど。(フラグ)

永遠に歌い続けて終わりたくないなあと、せっかちな性格にもかかわらず割と本気で思いました。

曲が終わり、「それじゃあもう一度皆でひとつになろう」と全員で手繋ぎジャンプをすることに。ルナシーのライブ以来だよこんなことするの…20年振りに近い気がする!
『皆でひとつになろう』と言われると、脊髄反射で『だが断る』してしまう捻くれ者の私でしたが、この日ばかりは肉体を捨て皆で一つの霊体になりたいぜってくらいスピリッチャルに最高の気分でした。愛してる!!!

最後に、メンバーがひとりひとり挨拶してくれましたが、ここで、この瞬間まで泣くのを堪えてきた苦労が水の泡!
新弥さんが泣いてんすよ。咲人さんが泣いてんすよ。柩さんは…まあ通常運転だけど泣いてんすよ!
涙が溢れそうな真っ赤な目で「今までこんなバカ野郎5人を応援してくれてありがとね!」って新弥さんが言った瞬間、会場全体が「あかん…」って空気に。あんなん無理、あんなん無理だよ。
新弥さんほど素朴で優しくてかっこいいベーシストはいないってことなんだよこの世に!
もうね、ザァーッて音がするくらい涙が溢れてきてしまいました。はあ…。

咲人さんは「16年間やって来て、一番綺麗な歌声が聞けました。「さよなら」と「またね」は違うからな!!またな!!」って言ってくれました。涙ながらに。咲人さんがあんな風に泣く所を初めて見たので、俺達のジャンヌダルクが泣いてる…って感じに凄く、凄く驚きました。咲人さんの音楽的知見と何ごとにも全力で挑む勤勉さがなければメアはここまで続かなかったんだろうと想像します。勿論順番なんて付けられないけど、一番の功労者なのかなって思うから、余計に切なかったです。また戻って来てくれると約束してくれて有り難うと伝えたい…。

ジーさんは「何年かかるか分からないけど、”必ず”帰ってきます」って宣言してくれたし、柩さんは最後に「いってきます」って言い残してくれました。
バンドという家を離れ、皆が修行の旅に出るんだなあ…。

今この時は寂しいけれど、雁字搦めのルーティンでじっくり音楽に向き合う間もなく消耗していくよりも、今ここで負の連鎖を断ち切って、新たな出発をする準備をする事は、希望があるなと思います…。
近年の活動を辿ってみると「こんな活動の仕方なあ…」って思えましたし…。
多分、解散って選択肢もなくはなかったであろう中、「もう一度やり直そう」って思ってくれたことが嬉しいし、バンドを大切にしている証拠だと思いました。

しかももっと「二度と見られないかもよ?」って煽って解散商法をする事も出来たはずなのに、発表から8ヶ月弱、彼らは度々「心配しないでね」って言ってくれて、信じられないくらい誠実でした。
ソールドしないの折り込み済で箔を付ける為の東京ドーム!みたいなことが生真面目さ故に出来なかったとゾジーさんが告白していた様に、とにかく背伸びをしないバンドなんだよ…。愛おしいです。

おんおん泣きながら、アンコールの声は鳴り止みません。普通に考えたらスタナイを歌った時点でライブはきれいに大団円なんだけど、もう何でもいいからもう一曲でいいから聴きたい!!って気持ちです。セミファイナルの仙台でトリプルアンコをやったと風の噂で聞いていたのでうっすら期待していたりもしたのですが、まさかあんな終わり方になるなんて…最高のエンディングが待ってましたよ!

三度出て来てくれたメンバー。瑠樺さんの肩にゾジーさんがぶら下がるというか、押しているのが見えました。ツアーTシャツに身を包んだ4人に対し一人だけピエロ風衣装のままの柩さんが、パーティーに召還された妖精みたいで可愛いです。
咲人さんは何を思ったか飲みかけのコーラをMAX振り回しパンパンにした所で客席に投げ入れていました。思えばもう、これも始まりだったのだ…。

さあ何をやってくれるんだろう!というワクワクして居た所始まったのは「My name is SCUM」と、そして悪夢の4カウント!!
ふええええwwww「the FOOL」だあああああwwwwwww

(※the FOOLの印象が強すぎてSCUMが抜けていました、訂正いたします!)

私の様な初心者が解説するのもおこがましいのですが、「the FOOL」はその名の通り約48秒のひたすら頭を振らせるだけのバカ曲で、しかもエンドレスヘドバン地獄大好きおじさんである瑠樺さんの采配によって繰り返し繰り返し何度でも演奏される、ファンしごき曲なのであります。(合ってますか?)

さっきまでスタナイで美しいメロディを口ずさみ涙していた筈なのに、気がつくと自分が今何をしているのかも分からないヘドバンループ世界にいました。終わらない儀式!!
5回…10回…段々と『もしかしてこれ連続回数の新記録狙ってんじゃないのか』みたいな戦慄すら走りはじめましたが、結果合計12回!記録更新ならず!
段々とメンバーの演奏も滅茶苦茶になってきて、モニターに映る瑠樺さん(鬼教官)は自ら苦悶の表情を浮かべ喘いでおられました、うへ〜〜最高!

推しメン語りで恐縮なのですが、客にエンドレスヘドバンをさせている時の瑠樺さん、悪ガキみたいで最高に可愛いんですよね。いたずらをするためには自分自身もヘトヘトになる労力を惜しまない所が、ドSのSはサービスのSなんだなあ!と実感出来ます。
無気力キャラと見せかけて、実はめっちゃ熱いところが好きです。悪巧みと観客の度肝を抜く為には。

終わった瞬間の、ああ〜〜〜wwwおわたああああwwwみたいな謎の解放感!!
ただの感動で終わらないメア最高かよ!!
スタナイで終わってたら美しいけどしんみりしたままだったろうと思うので、「the FOOL」でボロボロにされて、涅槃を見据えつつ御仏を感じて終われて良かったのだ…。瑠樺さん菩薩説。
今までBiSHとの対バンを含め、菩薩ヘドバン塾の意味が分からなかった私ですが、この日はじめてわかりましたよ。頭を空っぽにするための儀式〜解脱に向かって〜なんだ。破滅よりヤバイやつ。入信しょ。。。

あんなにしっとり感動的だったのに、理不尽な運動で楽しく終わるって凄くないですか?
真面目に評すると、メアは緩急の付けかた抜群に上手いなと思います。かっこいいビジュアル、面白いキャラクター、激しい楽曲、弟のバンド…色んな側面を出し入れ出来て、客を心地良く振り回す事に長けているなあと思う。
稀有なバンドじゃないでしょうか。

そしてそして…!
曲が終わり次第すぐ捌けちゃう瑠樺さんですが、何と!袖前でゾジーさんが「いかせねぇよ!?」みたいな感じで待ち伏せをしていて、だっこさせられていました!!
うええええええん!!!!
これだけでも素敵な光景すぎて私はセイウチ状態でオウオウ鳴いてしまっていたのですが、瑠樺さんサイドも「だっこで可愛いままじゃ終わらせねぇよ!?」って感じだったのでしょうか、ゾジーさんの脚を抱えてジャイアントスイング!!…しようとしたんだけど、力が足りなくて1周くらいでドサッと捨ててそのまま帰っていきました…最高かよ。

今度こそライブはお終い。ステージを去って行くメンバーを見送りますが、何だかスカッとしていました。運動の力は凄い。
最後はゾジーさんが客席を静まらせ、肉声で「ありがとうございましたー!」と絶叫。この時、ジーさんの傍らで深々とお辞儀したりする柩さんが女将感ありすぎて、やっぱり旅館で見た通り女将なのではないか…?という疑念がまだ拭えない私です。
女将で妖精でパリピ、柩さんは唯一無二。

こうして私のナイトメア活休ライブは幕を降ろしました。
最初から最後までナイトメアらしさを詰め込んだ、最高の上、つまりナイトメアなライブでした。



終わった直後は、驚く程「この先何年も活動がない」という実感が湧かず、来年の春辺りにはひょっこり次のツアーが始まりそうな気分が消えなかったのですが、これ書いてる今になって、段々実感が湧いてきました。寂しいな!でもですね私、バンドマンのエゴイスティックな、あるいは無茶なソロ活動とか大好きなので、これだけ個性的なメンバーだもの、新たな一面を見せてくれると楽しみにもしていますよ。

見ていると応援したくなるメアの等身大の姿って、音楽にも無論反映されているんですよね。
ヴィジュアル系に限らず自分たちを大きく見せようと小賢しい真似をするバンドが多い中、メアのただ良い曲を実直に作る姿勢が凄く凄く好きです。
決して音楽的意識高い系バンドではないはずなのに、昨日の洗練された、ある種の到達点まで仕上がった”本物のロックスター”みたいなストレートな格好良さは、そういう積み重ねの賜なのでしょうね。

チャーミングな人間的魅力も曲に反映されているしね。この5人じゃなきゃこの曲は生まれてないという感じが、理屈抜きに今まで見たどのバンドよりするんですよ。

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金テープに書かれたメンバーのメッセージがまた良いでしょ。
やめるやめる商法を使わない生真面目で誠実な暖かいメッセージの中、瑠樺さんの殺害予告風メッセージがきらり!やっぱりこの人好き!!

 

 
この!!!正座している困り眉のかわいこちゃんが!!ぼくの推しメンです!!!と大の字ジャンプしながら道行く人々にアピールしたい気持ちにです、今。


今年は世相的にも、音楽業界が失ったものの大きさ的にも、私の個人的な暮らし的にももの凄く荒れ狂った一年で、とどめがメアの活休かあ…と沈んだ気持ちになっていたけれど、この日のライブは休止という言葉に反して凄く前向きにさせてくれるものでした。少し前の私なら「前向きになれた」なんて反吐が出てるぜ!って感じだったけど、何かを愛おしく感じて取りあえず頑張ろうと思えるのは素晴らしいことだ。たまには素直になってもいいじゃないか…そんな気分です。

メンバーの修行生活に幸あれ…!と自分の生活も安定しないくせに生意気に祈ったのも束の間、帰宅後、大勢のイケメンに労い慰めて貰っている柩さんのツイートを見て、さっきのなし!!このイケメン独禁法抵触パリピ!!と歯ぎしりしたのでした。愛されリア充め〜〜女の嫉妬は醜い!!

 

GREMLINSwithHISASHIさんなう。 名古屋からひっつーの為に打ち上げに駆けつけましたよ(笑)

SuG Chiyuさん(@sug_chiyu)が投稿した写真 -




1.クロニクル
2.Awakining.
3.Can you do it?
4.ネオテニー
5.東京傷年
6.ジャイアニズム痛~生涯皆殺し~
7.the WORLD
8.ERRORs
9.BOYS BE SUSPECIOUS
10.終わる世界の始まりは奇なり
11.惰性ブギー
12.ジェネラル
13.まほら
14.わすれな草
15.RAY OF LIGHT
16.mimic
17.ジャイアニズム
18.ジャイアニズム
19.極上脳震煉獄・弌式
20.落羽
21.VERMILION.
22.Morpho

EN1
24.KENKA DRIVE
25.dogma
26.自傷(少年テロリスト)
27.トラヴェル
28.極東乱心天国
29.Quints

EN2

30.My name is SCUM
31.Star[K]Night

EN3
32.the FOOL
33.the FOOL
34.the FOOL
35.the FOOL
36.the FOOL
37.the FOOL
38.the FOOL
39.the FOOL
40.the FOOL
41.the FOOL
42.the FOOL
43.the FOOL

 

cali≠gariはアングラ界のトップスター、Raphaelは帝劇へお願いします、NIGHTMAREは最強の主人公パーティー

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いつからバンギャじゃないと錯覚していた?

つい先日はVISUAL JAPAN SUMMITというG8も終電があるので帰宅する様なフェスに参加し多幸感に包まれ、昨日は仙台PITで開催されたlittle HEARTS(ヴィジュアル系専門店)の8周年記念イベントというキリの良すぎる記念イベントに参加し、またもや多幸感で死にかけてしまいました。

ヴィ、ヴィ、ヴィジュアル系ばっか聴いてるじゃないか!!!
激怒!!!(ついでに逆ダイ!!!)

逆ダイって相変わらずほんとなんなんだよ…全然ダイブしてないし…「逆にダイブしてない」の略かと思ったよ…

そんな訳で、まさか私も金爆とcali≠gari共演だワッショイの後に、ナイトメアとcali≠gari共演だワッショイが待っているとは思わなかったです。最高でした。好きなバンドを同じ空間で連続して見られる、最高じゃなかったらなんだよ!
そんなリトハ仙台のレポ的なサムシングをさせて下さいね!

 

cali≠gariのアウェイ感が異常

分かりきっていた事ですが、会場はメアT6割、ラファT3割、メジT1割という感じで、ガ、ガリストいねーーwwwと草生えてしまいました。
それもそのはず、ガリストの多くは『ザビが出た方が良いのではないか』と危惧しつつ自宅待機宣言をしてましたし、それくらいアストラル界要素強めの対バンですものね…。

ナイトメアとカリガリって世にも珍しい兼ギャである私からするといくつも共通点のあるバンドなんですけど、普通に見たら真逆ですよねぇ。

 

■しかしやってくれた!!さすが俺達のcali≠gari!!

オープニングアクトを終えて、イベント本編としてはcali≠gariがトップバッター!さっきまで柵で前回りするかな!?しないかな!?みたいな動きをしていた目の前のロリータちゃんが柵に伏せってしまいます!OH!バンギャル!(ジュリー)

ステージの黒幕が落ちると何ともうそこにはメンバー全員スタンバイしておりました、かっちょいい!!他のバンドは長い登場SEに乗せて一人一人が登場する演出だったんですけどね、さすがですよね!

どれほどシンプルなリフでもハラハラが止まらないギラギラでスタートでした!
始まってみると思ったより沢山ガリストが紛れ込んでいて、大いに盛り上がっていましたよ。というか上手前が尋常じゃなく盛り上がっていたんだけど、SG(サクライスト)凄すぎィ!やはり圧倒的カリスマがそうさせるのか…†

石井さんはアストラル界を意識してか全身真っ黒の暗黒の妖精風!頭はGAGA的な髪の毛リボンと黒リボンのコラボ。咲人さんの肢体を舐める様に見て目が肥えている下手のドスケベメアギャにもばっちりアピール出来る、ナイスプロポーションを活かしたスケスケっぷりでございました!スカートからは太ももチラリ…いやガバリで、ちょいちょい座り込んだり寝そべったりしてちょっとだけよ状態を披露しておりました。

研次郎さんはピンクベージュの髪の毛を今日も盛り盛りで、胸元が派手なシャツに身を包んでおられました。ベースを弾き乱れヘドバンしながら縦横無尽にステージを移動する様は本当にかっこいい!

青さんはVJSの時と同じ迷彩のサロペットで、途中「ちょっと待ってね、今脱ぐから♡」と脱衣、しかし下にもしっかり着込んでいたため謎ストリップ…!センターの人最初からほぼ裸!

でっかいドラムセットに埋もれた中西さんはいつもよりサラサラヘアに見えたのですが、すっかり秋の装いでしょうか!この日も力強いドラム素晴らしかった!

セトリに戻りまして、踏は予想していたけど、颯爽たる未来圏、さらにはスクールゾーンは本当に吃驚しました。久々に聴けて嬉しかった。何と言ういい曲なんだ…。

意外性のあるセトリでも淫美まるでカオスなは勿論やります。
メアギャに布教する際、この曲は押さえておくべしと伝えていたので良かった。いつどこで聴いても本当に楽しい曲、最高!コール&レスポンスが期待出来ないからか、いつもよりしっかりタイトル部分を石井さんが歌ってくれたのも良かったですね。

今回もMCナシでぶっちぎるか!?と思った矢先、青さんが鉄板のセックスコールをやってくれました。ちゃんとイベント仕様のこともするんだ!精一杯の気遣いを感じましたw

「仙台のみなさぁ〜ん!もう時間がないのよぉ!セックスは好きですかぁ〜!」と言い出した直後の周囲のざわつき、忘れられませんw セックスコールって何も知らない人からすると今でも衝撃なんだ…と猥談慣れしたガリストは思ったのでした。

久々に聴いたエロトピアは、外様だからってのもあっていいもんでしたよ。これで終わりかと思いきや最後はクソバカゴミゲロまでやってくれて、勿論本日も元気にヤラセロなのです。どうでもヤラセロ、いつでもヤラセロ、楽しくヤラセロ、やっちゃえーー!!!やらなきゃ損損!!
中西さんのドラムに合わせてセクシー界のやんちゃフェアリーな石井さんが〆ジャンプを披露して出番終了。
青さんが最後に「リトルハーツさんおめでとうございまぁす」とコメントした所で、あっ!8周年!と思い出したのでした。
なんだよ!!8周年て!!!(怒りの逆ダイ)

ファン的には、先週VJSで金爆とLUNA SEAに挟まれた時以上のアウェイを感じてのスタートでしたが、さすが過ぎました。いつも通り且つちょっぴりイベントに配慮したサービス感あるステージで、きっちり爪痕残して去りましたよ。cali≠gariは格好いいなあ…この後出てくる王道バンドと比べると確かにアングラなんだろうけど、それと同時にこれ以上ないくらい華やかでトップスターなんだよ。不思議だ。

 

Raphaelの歌唱力で日比谷に瞬間移動した

ラファエル…名前だけ知っていましたが、丁度私がV系に三行半をつきつけ離脱した辺りから売れ始めたバンドだったので、実は1フレーズも聴いたことがなかったのです。しかし友達からは「バンドマンとして逆にどうなのかというレベルで歌が上手い」ときいており、え〜〜?言ってもV系でしょぉ〜?と半信半疑だったのですが…

歌を聴いているうちに日比谷に瞬間移動していました。
はっ…こ、ここは、日生劇場…?
う、う、う、うますぎ!!!!!
井上芳雄、山崎育三郎、YUKI…???
圧倒的歌唱力だけじゃなく、なめらかで美しい声、歌詞が聴き取りやすく豊かな表現力、ヘドバンしながらも声がブレない体幹の強さ、私の心はガラコンサートへと旅立ちました!!余りの心地よさにいつまででも聴いていられる…と思いました…ラストのevergreenという曲のカーテンコール感、みなみを帝劇に連れてって!!って感じでしたよ。

いや、素晴らしいですね。V系の上手いなんてたかが知れているだろうと侮っていた事を心よりお詫び申し上げます。
私が東宝のスカウトマンなら絶対声かけるのに…!コミュ力高めでどっしり構えたお人柄も、舞台向きだと思うなあ!

 

■NIGHTMAREは漫画、主人公パーティーです!

大トリは勿論仙台が生んだNIGHTMAREでございますよ。はじめて彼らのホームで見る事が出来て嬉しかったです!

もうね、メンバーが一人一人ステージに現れ、揃った所で極東乱心天国が始まった瞬間に、ステージ上が完全に漫画なんですよ。主人公チームすぎません? メアのこの絶妙なバランス、個性バラバラのキャラクターが1つにまとまる圧倒的パーティー感、この魅力は見ないと分からない!!!鳥肌立つもん!ワクワク感が半端じゃないの!!

圧倒的「この5人じゃなきゃ駄目なんだ」感、凄いです…。セトリもノリノリな感じで楽しかったです。いつ聴いても極上脳震煉獄弌式の新弥さんのベースのスラップえげつなく格好よ過ぎます。またあの長い手脚で弾くところが…(脚は関係ない、いやなくない!!)永遠にサムピングしていて欲しい!!はー!

途中、MCでは「16年前結成した時はこんなに面白くて格好いいバンドになると思っていなかった」と活休を控えての地元凱旋ライブらしくゾジーさんが言っていましたが、それに対する柩さんの返しがね…

「愛してやまないよ」

ですからね。あ〜リア充のストレートな愛情表現こわいんじゃ^〜
その後もゾジーさんに

「君じゃなきゃ無理だ」

って言ってましたからね。客席、ヒュ〜!って言ってましたけど、ヒューで済んだら警察はいらんわ!!と思うくらいに本当に柩さんすごい。すごすぎ。おじさんこう言うの慣れてないから、尊すぎて祈りを捧げるモズグス(ベルセルク)みたいになっちゃう…。

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この日はcan you do it?が聴けた事が嬉しかったです!胸に染み渡り涙しそうでした。前向き啓蒙系歌詞苦手マンの私ですがメアが歌うとしっくりきすぎるし、メアからしか聴かないんだからな!みたいな、凄い突き刺さる感じです。

惰性ブギーの阿波踊りも楽しかったし、ラストのQuintsのストレートで骨太なパワーにもグッときました。やはり誓いなんだよ、この曲は。
メアの活休まであと1ヶ月を切りましたが、私はメンバーは修行に出るのだと考えています。再びパーティーとして集って、ラスボスを倒す為に。傷を癒し、新たな技を習得して、最強のメンバーでまた連載再開するって知ってるんだから!!

いやあ、個性のまるで違う色んなバンドが見られて良い1日でした。V系縛りなのに、不思議ですね…。
贅沢を言っていいのなら、cali≠gariと仙台貨物の対バンがいつの日か見たいです!!

VISUAL JAPAN SUMMITで推しバンドの魅力を再確認する

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V系とは何かと因縁がある私ですが、話題がフットーしちゃうよおおおな感じのYOSHIKI祭ことVJS、最終日に乗り込んでしまいました!それもかなりウキウキで!

名前こそ違えどこれはもうエクスタシーサミット2016であり、呼ばれるのはYOSHIKIの息がかかった後輩達ばかりだろうと高みの見物をキメる気満々であった私に、突然のcali≠gari出演の報が舞い込んだのはいつだったでしょうか。
タイムテーブルが発表されなさすぎて、忘れちゃいました!

金爆も同日に出る事だし、乗るしかないこのビッグウェーブに!と清水の舞台から逆ダイキメる勢いでチケッツを購入してしまいましたよ。1バンド30分も出番ないと踏んでいたし、16,000円払うのは結構勇気がいりました。

しかし結論を先に申しあげると(文章が長くなりがち故の配慮)、
最高of最高に楽しかったし、行ってよかったです!

フルで見たのは金爆、cali≠gariLUNA SEAだけだったのですが、十分元は取りましたね。

■金爆がウケると我がことの様に嬉しい金爆ギャ

既にワイドショーなどで散々取り上げられておりますが、新曲「水商売をやめてくれないか」の告知からの…「水商売をやめて…くれないだーーーー!!」の絶叫とともに初期Xのコスプレで登場した金爆ちゃんは、いつも通りふざけ倒しながらもドッカンドッカン、幕張メッセが揺れる程にウケにウケておりました。
見て!おもしろいでしょ!!ねえねえ、見て!!
そんな鼻高々な気持ちになってしまう都合のいいファン心理よ…。
最後にはYOSHIKIまで出て来ちゃってほんと売れっ子よねえ…。

それにしても、お決まりのギターソロ等でキッチリ笑いを取るだけでなく、青いドレスのYOSHIKIコス研二がズラをバッサバッサと落とし、度々坊主ドレスおじさんになるシーンなど、さり気ない狂気と(仕込んだ)ツメの甘さが素晴らしいのですよね。

鬼龍院さんの絶好調な歌唱にも涙が出そうになりました。
私がファンになった頃は丁度喉の病気治療中の頃で、聞いちゃいらんねぇよってな状態だったので余計に。
何と言う歌の上手さ…紅をあそこまで完璧に歌いこなすとはお見それしましたよ!
相変わらずオケはmp3故に、iPhoneスピーカーから再生してるレベルのバリバリゴワゴワでしたが、いつもより音大きめで嬉しかった!
mp3の圧縮は不可逆・・・† オーディオ環境厨が声高に叫ぶmp3プレーヤー批判について金爆のライブを見ている時に1番「それな!」と思います!まあそこがいいんだけど!多分!

V系っぽい曲や欲望の歌など、今やらずしていつやるんだという曲も聴けて大変楽しかったです。

タイムテーブルがまさかの金爆→カリガリだった為、カリガリが出るステージ側から主にモニターで見ていたのですが、こちらでも完璧にウケてましたよ!



■(*^◯^*)ビジュアル系にもこんなバンドがいるんだ!

はー…cali≠gariを好きでよかった…。
出番終了後、それしかなかったですね。ウィーアーカリガリが止まりませんでした…。
かっこよすぎて意味が分からなかった!自慢です!見たかビジュアルショッカーズのみなさん!これがcali≠gariじゃーという気分!私の目に狂いはなかった!
魅力が7曲に凝縮された迫力漲るステージでした…!!
フェスの空気だけでなくタイムテーブル的にもウルトラアウェイの中、一番かっこいいcali≠gariを見せてくれた事に本当に感謝です。セトリをご確認下さい!

オーバーナイトハイキング
マネキン
マッキーナ
淫美まるでカオスな
アレガ☆パラダイス
サイレン
クソバカゴミゲロ

アレパラからのサイレンという躁鬱具合が、V系狂気では到底表現出来ないナチュラル頭おかしい案件で最高でした!作詞作曲は同一人物!
ちなみにMCは一切なかったです、研次郎さんのメタル奇声くらいでした。

衣装ですが、石井さんは東京カリガリランド2日目で着ていたヴィランズ風お衣装。青さんは「普通の服着たおっさんがバリバリメイクしてる」と他バンドファンから驚愕されていた通りのお姿でした。
研次郎さんは全身真っ黒で、も〜〜今日もハンサム!!カリガリのハンサム担当すぎる〜〜〜!目を奪われました!

こういった機会ですから、一応知っている人も多いであろうマグロ、エロトピアあたりを入れても良かったと思うのですよね。入れないだろうなと思っていたけど、一般論として。
それがサイレンを除いて全曲復活後以降の曲で、近年のcali≠gariの魅力が満載な上に、このフェスでcali≠gariにしか出せないであろうイカれっぷりも名刺代わりにきっちり披露して文句なしの構成でした。
バンドが今を生きている、現在進行形で1番格好いい姿を見せてくれる、ファンにとってこんなに嬉しい事は無い。

デペッシュ・モードみたいとか、モリケンイズムを感じるとか、嬉しい感想もちらほら見かけて、そうなの!!!と帰りの電車内でもファンエゴサが止まりませんでした!
(エゴサは自分自身のことを調べる場合のみ使えるので、自分サイドのことを調べる場合のいい呼び名はないんですかね…)

VJSでC&C MUSIC FACTORYやマイケルジャクソンのフレーズ入れてくるバンド、多分cali≠gariだけだぞ!!
 
今年前半のツアーでの体調超絶不良の石井さんが記憶に新しいのですが、この日はピョンピョンくねくね&ダッシュで自由奔放に動き回り、元気はつらつでした!
ステージから出て行って隣のステージとの境目の謎のエリアで歌ったりもして自由でした!バルコニー、地獄のジュリエット!って感じでした。

途中で靴を脱いでは投げ脱いでは投げ靴下姿になり、最後のジャンプでは見事に転んで尻餅ついててなんかよく分からないけど最高でした。

クソバカゴミゲロことクソバカヤラセロでは、とうとう青さんまでギターを放置してやらせろを連呼。そもそもが頭のおかしい曲なのに、いっそうあぶない曲になってしまい最高じゃないですか。さっきから最高しか言ってないですか?ふくながほーげん!

VJSで初めてカリガリを見て、MCもしないでサイレン鳴らしてやらせろとは尖ったバンドだなあと思った皆さん、安心して下さい。ワンマンではギターとベースの二人で夫婦漫才もしますから!
振るってワンマンにもご参加くださいね!ガリストは待っています…†

■無敵と書いて遅延と読む!もう一人で歩けなくなる前に元気に帰宅!

会場から自宅まで2時間以上かかる私ですので、LUNA SEAを見終わった所で静かに離脱させて頂きました。
そりゃあXや無敵バンドも見たかったですけど、YOSHIKI書記による無慈悲な遅延行為がエゲツないと聞いていたので、最初から諦めの境地でしたね。

でもまあ十分楽しんだので満足です!

まさか無敵バンドに石井さんまで出てくるとは、まさか歌うとは、まさか研次郎さんが無敵フラッグを振るとは…。
後に知って驚愕しましたが、WOWOWを見る日を夢見たいと思います。

それにしても武道館のエクサミをVHSで見ていた世代としては、まさか石井さんが…という、世の中何があるか分からなすぎる感が凄いです。本人が一番予想してなかったろうなぁと思いますが…!

短い時間だけの参加でしたが、同一ジャンルのフェスと見せかけて、バンド毎に様々なスタンスがあるなと大変勉強になった半日でした。
王道には王道の、邪道には邪道の、若手アイドルには若手アイドルの役割があるよなあって。

書記はまたやるみたいな口調でしたが、その際はまたトラブル込みで楽しみに参加したいなと思いました!

 

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推しメンも大好きなYOSHIKITTY・・・†

 

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床に落ちたマスクがいい味を出している、YOSHI木・・・†

ナイトメアのFC旅行で新世界を知ってしまった話 【後編】

前編を沢山の方に読んでいただき有難うございました!
後編は真面目な感じで短いですがよろしくお願い致します。

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初日のメアフェス終了後、相部屋とかデリケートな私は眠れないかも。。。とか思って取り合えず布団に大の字になってみたところ、朝が来ていました。
爆睡した。

時間としては4時間ほどしか寝ていませんが、謎のすっきり感。愛は地球を救う…。
朝起きたら廃墟に全裸で葉っぱ一枚ひらり的な化かされ方もしていませんでしたよ!!

私は睡眠を優先して大浴場には行かなかったのですが、ずいぶん立派な露天風呂まであったそうです。いやあ、快適すぎて怖いですこの旅。

朝食はバイキングでしたが、種類がとにかく豊富で、シェフ自らオムレツなどを焼いてくれるタイプの手厚いやつでした。窓の外は快晴で山が青々としています!!

この日は午前中にレクリエーションをして、お昼には解散という短めのスケジュールとなっております。

 

集合時間にバスへ向かうと、今日も今日とてロビーにはメンバーへのプレゼントボックスが設置されています。この旅、ホテルのいたる所にいつでもメンバー人数分のプレボが置いてあって、しかも何かしらいつも入っているのでウケました。
いつどのタイミングでもプレゼントを受け付ける精神!!
仏前からお供え物を絶やさない精神を彷彿とさせます。

 

バスに乗って向かうは、国宝にも指定されている大崎八幡宮。ナイトメアFC名でも拝借している伊達政宗公ゆかりの場所なんだとか。なんとファンとメンバー全員でご祈祷をしてもらおうという企画でした。

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例年はこの時間はレクリエーション施設などで遊んでいたようですが、今年はちょっと特別。年内をもって、ナイトメアは活動休止となってしまうのです。4年後の20周年までに再集結すると宣言しているものの、次にいつ会えるのか、ファンにとっても、そしてメンバーにとっても分からないという状況だと思います。

そんな中、それまでファンとナイトメア全員の幸福を祈願しようじゃないかという、しばしのお別れとなる我々への贈り物、そしてまた会える様にという祈りと約束…そういう趣旨だと私は受け止めました。

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大崎八幡宮に着くと、およそ神社仏閣の似合わないバンギャの群れがぞろぞろと長い石階段を登っていきます。ヘドバンを1万回しても真顔でいられるバンギャも、これにはヒィヒィ言っていました。

本殿の前で小中学校の朝礼を彷彿とさせる整列をさせられ待つことしばらく、メンバーが境内に現れました。深夜まで大騒ぎしていようが早朝からメイクをしなければならないのがビジュアル系の辛いところ。女は金がかかる、メイクに時間がかかると不平不満を言う権利はこの場のどの女にもないのでした。

しかしさすがに昨日とは違い、メンバー皆さん髪の毛は下ろしていて凝ったセットはしていませんでした。

咲人さん以外は。

王子は神社でも縦巻き、くるっくるの縦巻きでした。咲人さんの高い美意識を前に我が身の薄汚さを嘆きます。フライングご祈祷待ったなし。

 

メンバー一言ずつの挨拶は、出だしがみんな「おはようございます」なのでますますの朝礼感が漂います。そんな中新弥さんが「みんなお疲れのようで…相当飲んだみたいですね。でもファンクラブ旅行ってのはそれでいいんだよ!俺らこんな所場違いって思うかもしれないけど、日本人なら大丈夫!」みたいな(うる覚え)、らしいなぁという挨拶で笑いをとってくれました。二日酔い気味の体に癒しが染み渡ります。

挨拶が終わるとメンバーは本殿の中に入り、正座をして、神主さんにかしこみかしこみして貰います。我々はそれを見守ります。
前日の喧騒とは打って変わっての厳かな雰囲気。物音一つ、逆ダイひとつしないバンギャの群れ。

 

実を言うと私は宗教はおろか血液型診断も水素水も島田秀平も一切信じないタイプの人間なのですが、メアのメンバーがこの企画を提案してくれた事は、素直にいいなって思えたんですよね。
ゾジーさんが「皆の願いが叶うように」って言ってくれたことに嘘偽りないと思えたし、祈るという行為は誰かを愛したり、誓いを立てたりすることなんだなって、とても大切な事の様に感じましたよ。

結成から16年間どんなバンドよりも休みなく活動してきたメアにとって、未知である活動休止期間を無事乗り越え、実りある日々を過ごし、更にかっこいいバンドとして再集結出来るように祈りました。

個人的に、今年は私にとって喪失と苦難の一年だったので、ファン全員分の願い事を書いた巨大絵馬には、メンバーと自分と家族の健康を書きしたためました。

ご祈祷が終わると、最後に集合写真を撮って、メンバーからの挨拶を聞きます。この時点で泣いているファンもちらほら…

ゾジーさんは大崎八幡宮はライブも出来るそうなので、数年後にまた、今度はライブで戻ってきたいと思います」って言ってくれました!

瑠樺さん、何て言うんだろう…拡声器がまわってくるのをハラハラ見ていたら「お疲れ様でした……気をつけて帰ってくださぁい……(3秒前に起きたくらいの声)」という感じで、あーー!瑠樺さんに労わられた!!望外の喜び!!と、涙ぐみました。

ここでイベント全行程終了…かと思いきや、な、なんと!最後に「全員と握手します」との発表!!!

 

びえーーん!!

 

こんな複雑な思いが染み渡った感じでメンバーに握手でお見送りされたら泣いてしまうわ…よよよ

バスの号車毎に順番に本殿の外へ向かい、いよいよ最後のお見送りです。

メンバーは5人並んで立って、一人一人目を見て話を聞いてお見送りしてくれました!
ゾジーさんからは御守りが手渡されます。

私より背の小さなゾジーさんだけど、ぐっと踏み込んで目を見て「また絶対来よう」って言ってくれた力強さ、誰よりも熱い男らしさ、忘れません。

にっこり笑ってくれた新弥さん、楽しかったって言ってくれた柩さん、深酒明けの午前中でもキラキラの咲人さん、そして大層お疲れでしょうに、くいっと口角を上げたスマイルで最後に「あざした!」ってあの兄貴的サンキューをくれたリーダー瑠樺さん!

お会いできて本当に嬉しかったです。楽しかったです。
ただただそれだけですね。

 

そしてこちらが、全員の願いを書いて貼った巨大絵馬ですよ。

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ナイトメアーー!わーー!!

さ、さみし~~!!

 

一気に語彙を失い墜落するほどに、終わっちまった…というどこか呆然とした気持ちでバスに乗ります。
帰りの道中では、最高にアッパーで愛とエンタメに溢れていた昨晩の大騒ぎや、先ほど感じた真摯な気持ち、ファンになってからの短いながら充実した日々の思い出が走馬灯してしまいました。

今日もまあまあ元気に生きていること、そして偶然にもナイトメアというバンドのファンになれた奇跡に感謝する二日間でしたね。

 

帰宅後、咲人さんの「御守りを開けてみろ」とのツイートに促され、御守りって開けたら罰当たりなのかと思ってた…とプチ無神論者を語りながらビビりつつ開けてみると、中身は…

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涙止まんねぇよ!!ヤンキー感全開の4文字に込められた暖かい祈り!!!
毘沙門天!!(瑠樺さんの特攻服に刻まれた文字)
ふうう…はぁ…!鼻水しょっぱい…高血圧になっちゃう…

 

素晴らしい旅でした、企画でした、そしてメンバーとスタッフでした。
1泊2日×3班、合計6日間この行程を繰り返していたメンバーのタフさに惜しみない拍手を送りつつ、心からお疲れ様でしたと言いたいです!!

ブログを読んで下さった皆様も有難うございました!!!


おわり

 

 

オマケ、2日間の思い出写真(このあと私が美味しく頂きました)

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ナイトメアのFC旅行で新世界を知ってしまった話 【前編】

※当ブログ史上最も長いです

 

遂に行ってしまいました。
いえ、行かせて頂きました!!
ナイトメアFC旅行2016「天下大珍走」in 仙台!!

1泊2日でお値段はたったの48,000円ぽっきり!
これは結構重要な所で、貧乏で有名な私なので少し前まで一回のイベントに5万はねーよ…だってどうせ、お昼ご飯はウインナー1本なんでしょ…?キッコーマン製のウーロン茶をテーブルの皆で分け合うんでしょ…?と考えていたのです。

しかし、昨年までの参加者からの多数の推薦と、何よりもう私のナイトメアさんへのおさえきれないこの気持ちがどうにも止まらない状態でして、あらいいですねの波が何度も押し寄せてきてしまって参加を決意いたしました。

寂しいので口にしたくはないのですが、活動休止も決まっておりますしね…。

 

爆長いレポブログになりますので先に結論だけ申し上げますと、ついに私はこの世の果ての楽園を見ました。初日の宴会後のアフターパーティー的なフェス的なイベントで多幸感はピークに達し、こんな楽しくて旅館もきれいでご飯もちゃんとしててホスピタリティとエンタメ精神とファンへの誠実なサービス精神に溢れたメンバーの人柄と魅力なくして成り立たないイベント、たったの5万なんですか?????マジで????と(ビールの)泡を吹きながら踊り狂っていました。

自己啓発セミナーから帰還した人間の様な口ぶりで申し訳ありません。

 

過去にアイドル的な方を追い掛け回していた時期もある私ですので、それなりにFCイベントというものに参加してきましたが、モノが違う。
なんかね、たかがFCイベント、されどFCイベントで、内容の素晴らしさにエンターテイナーとしての矜持を感じましたよ。やるからには楽しませてやると言う気概と、純粋な人柄の良さとね、タフさとね、もうほんと、ナイトメアって最高なんだよ。おじさん、それが改めて分かってしまったので今寂しくて泣いてる。

FCイベントなんてファンのご機嫌取りと集金に過ぎないって言う、そういう世間一般の偏見を吹っ飛ばす様な大充実のイベントを今からレポするから、何かしらの穴をかっぽじって聞いて下さい!!!!

 

■仙台へ向かうバス車内でリフレインするルナシー

現地集合でも良いのですが、私は秋保温泉にある会場まで東京からバスで向かいました。勿論、このツアーオフィシャルの貸切バスで。

車内では2015年後半~直近の秘蔵バックステージ映像が上映されます。内容はレコーディング風景やリハでのお茶目なシーン、高所恐怖症の新弥さんが屋上での撮影で立ち上がるまでのドキュメンタリー、地元凱旋のバースデーライブで新弥さんが角田市長から本名を連呼される様子など盛り沢山なのですが、中でも私が一番印象に残りまくっているのは、度々現れるルナシーのコピーバンドです。

リハシーンで、え?こんなルナシーのTONIGHTみたいなリフの曲メアにあったっけ?って思ったら普通にTONIGHTでしたし、その後もJESUS、gravityとリハの度にマジコピーする様子が記録されておりました。
リハでルナシーのコピーをしているというのは以前から話題でしたが、本物が見られて嬉しい!

あれだけのSUGIZOフォロワーでありながら意外とJESUSの間奏弾けてない咲人さんや(でもコーラスは完璧)、ちゃんとJパートの『JESUS don't you love me』を担当する新弥さんや、スマホで確認しながら歌っているのに歌詞が危ういゾジーさんなど、面白い場面が沢山でした。

ナイトメアの仲の良さというか、同郷から思いを一つに上京してきたロック少年達のバンドなんだなという、無邪気な魅力が見てとれてキュンとしましたね。

そうこうしているうちにバスは会場となるホテルへ到着。この日の参加者は400名以上で、なんとホテル貸切とのことでした!

 

■お出迎えオチ

バスから降り、預けていたキャリーバックを引き取りホテル入り口へ向かうと、ファンがざわついております。何やらメンバー自ら入り口に並んでお出迎えをしてくれているらしいのです。

そしてバスの向こう側に見えた青い髪、新弥さんだ!高鳴る鼓動!

の、隣に物凄い白い人がいる。

肌の色の話をしているんじゃない、服装の話です。
全身真っ白装束の王子がいる。

咲人さん、それは出オチです!!!!

完全なる純白王子でようこそスタイルに、やるべき仕事をきっちりこなしすぎる、一周回って「わいのネタどうや、今日もキマッてるやろ」的な玄人っぷりを感じ私は思わず笑ってしまいました…最高!!!

そして視線を反対側へ向ければ、そこには女将がいました。
女将かと思ったら柩さんでした。いや女将…女将であり柩さんでした!!!HITSUGI is OKAMI!!
朗らかな笑顔と丁寧な佇まい、旅館の華と言うべき美しいご容姿に、間違いなく女将だったんですよ柩さんは!!

震えながらその背後を見れば、ニコニコ顔のゾジーさん、の、背後に隠れ(隠れきれているとは言っていない)ゾジーさんの髪の毛に鼻先を埋めくんかくんかしている瑠樺さんが…。
お出迎え"あったかいの"に、ちょっとーしょっぱなから伝説のプレイ見せすぎでしょ~~と新規ファンは意識を飛ばしかけましたが、「っらっしゃぁっせぇ~~ぃ!」と言う威勢のいい魚屋、あるいは新弥さんの掛け声によって呼び戻されました…。

 

何と言う畳みかけ。ネタとときめきの波状攻撃。

 

お出迎えでこのパワー、この旅行、気を抜いたら"殺られる"・・・†
先頭打者にホームランを打たれたピッチャーの心境でホテル内の集合場所へ移動しました。
これが新参者への洗礼!

 

■6ショット撮影で女将から憧れのリア充

ホテルの部屋へ移動する前に、早速メンバー5人+参加者の記念撮影がはじまります。これを終えた人から部屋へ移動して良いという、最初の難関的イベントです。

バスの号車ごとに整列し、しばらく待ってから撮影部屋に入ると、前段に瑠樺さん、ゾジーさん、新弥さんが座り、後列に咲人さんと柩さんが立っていて、その間にファンがピットインして写真に収まるという流れである事が分かります。

数百人を捌くわけですから作業は実に淡々としており、この時間はメンバーと話したりする機会ではないと分かります。

私も取り合えず自分がいかにキモい顔をして写らないかという事だけを考え、すすっと咲人さんと柩さんの間にお邪魔して、メロイックサインをクロスさせつつベロ出しメタル顔をキメてみました。
精いっぱい。精いっぱいの照れ隠しなんだ。だって可愛く写ろうなんて思っても、間違いなく童貞丸出しみたいな顔で写っちゃうって分かってたから!!魂が!私の魂はその時、女将と王子に挟まれた童貞だったから!!

パシャリとしんちゃん(タビサイトでお馴染みの咲人さんの親友でもあるキャメラマン)がシャッターを押してOKサインをくれたので、お礼を言って立ち去ろうとした所、柩さんが「お姉さん、ナイスホルモン!」って言ってくれました。

なに?この優しさ。正面向いてたし一瞬だったのに、私がマキシマムザホルモン状態だって見抜いた気配り。(ホルモンのつもりはさらさらなかったけど…w)

スクールカーストが違うからほとんど話した事ない憧れのイケメンから思いがけない優しい一言を貰ったような、青春のときめきが脳内で爆裂ナイトメアしてしまいました。

咲人さんも、ピットインした時も去る時も目を見て挨拶してくれましたよ。

アラレちゃん走りで部屋まで帰りました。もう限界です!!!!

 

■恐怖の相部屋はとても楽しく快適な女子旅行空間でした

FC旅行において、企画どうこう関係なしにまず見知らぬ人との相部屋というのが私には高い高いハードルでした。そもそもバンギャisちょっと苦手な私としては、ハードコアなバンギャ様と一夜を共にする事になろうものなら、ストレスで楽しいイベントも台無しになるのでは…と恐れていたのです。

予算を追加して友達と2人部屋にするという課金攻撃も出来ず、この日は恐怖の6人部屋!!

と、思ったら!!!

大変広々スイートなお部屋で、かつ、同室の皆さんは極めて常識的で優しい同世代の方という、過ごしやすさ楽しさ200%の快適空間でした。

うう、よかった…
むしろ修学旅行みたいで楽しかった…30代も青春に戻れる、それが天下大珍走なんだね…。

 

■ツーショと言う十人十色空間

さて、部屋を後にした私はいきなり決断を迫られます。次のイベントはメンバー個人との2ショット撮影会。これに参加するには1回6000円の撮影券(メモリアルパンフ付)を買わないといけないのです。
事前購入も出来ましたが、私は耳を揃えて48000円振り込むのが精いっぱいで、その後暫くは野草を採って食う生活を余儀なくされていたのです。

しかし、Twitterのフォロワーさん等から「課金チャンス!」と、トウゼンカードばりの不条理かつ理不尽なワードで追い立てられ、ATMで補給してきてしまっていたんですよね…。

そんな訳で、気が付くと2枚の撮影券を手にして佇んでいました。

一枚はイチ推しである瑠樺さんに、そしてもう一枚は神対応と名高く、先ほど私のハートをマグナムでぶち抜いてくれた柩さんとの撮影に使う事に決めました。

まず柩さんとの撮影があったのですが、なにやら皆さん趣向を凝らした、練りに練ったポーズやら何やらをお願いしている気配!!
ポーズ指定NGのメンドルとしかツーショ撮ったことがなかったので、急に神龍にひとつだけ願いごとをしてもいいと言われている様な、贅沢すぎて逆に決められないよ状態に…。

もちろん柩さんは神龍ではなく私達と同じ人間なのですから、パンティーおーくれ!とか言ってはいけないのです。欲しいけど!失礼があってはいけないのです!!

 

あれやこれや悩みながら、結局前の人がOK貰っていたというチキンな妥協案で「うっ、腕を組ませてもらっていいですか…ぐへへ」と打診することに。
てゆーか、柩さん隣に並ばせて頂くと、小柄で華奢で服装攻めたオシャレで、お顔はとんでもなく美しく、満点イケメンすぎて何も言えねえよ!!

そしたら柩さん、アルティメットイケボで「もちろん」と目を見て言いつつ、すっと肘をエスコートする様に出して下さいました。
あ^~~~
これがリア充の魅力か…とアヘ顔でその肘に腕を絡ませて頂きましたところ、「もっとこっち…」とグイと引き寄せられ、密着。

少女マンガの人じゃないか…。

私の顔はテンパッた時の稲中前野みたいになっていたと思われます。
後日郵送される写真を見るのが恐ろしいです。
惣領冬美の作画の横に、古谷実の作画が並んだみたいになっているはず。
宇宙の法則が乱れる!

 

興奮とときめきと感動に呑まれながら、撮影の合間に夕食を食べます!
こちらがびっくり。ソーセージ1本とは言わないまでも、せいぜいショボイバイキングかなと思っていたらちゃんとした旅館の懐石料理が1人ずつに用意されていました…。

マグロの刺身を食らいながら、ひっつー女将説からひっつー竜宮城の乙姫説が急浮上してしまいました。
普通に旅行として満足のいくサービス提供…あわわ…。


その後はいよいよ、瑠樺さんとの撮影へ向かいます。

ちなみに撮影会場には裏口などなく、ファンがたむろするロビーを通ってしか出入りできないので、自分の番が終わったメンバーが普通に通っていきます。
瑠樺さんにバトンタッチとなったゾジーさんと新弥さんが会場を出てくる所に遭遇したのですが、教育の行き届いたメアギャ達がモーゼのアレの様にすっと道をあけ遠巻きにお疲れ様などと声をかけると、新弥さんが一言。

「あーっ!酒飲みてぇっ!」

がっわい゛い゛!!!

冗談っぽく、ちくしょー!みたいな顔で。
この旅行、ひたすら新弥さんの人柄の良さ、フランクさ、優しさ、チャーミングさに心を奪われ続けて行く事になります…。


はい、瑠樺さんとのツーショですが!!
実は以前にツーショを撮った皆様から「ほぼパネル」「ポーズ指定はピースすらNG」と聞かされていたので、逆にとても気が楽でした。
お側に寄らせて頂けるだけでご褒美!美しいお顔を、巻き髪を、すらっと長い手足を間近に拝見できるビッグチャンス!ゴールデンボンバーのライブばりに棒立ち大歓迎!そんな気持ちで挑みました。

ブースに通され、前の人が撮影している姿を見て私はガッツポ状態でした。

瑠樺さん、立ってました!!

これって神対応ですよね??

手を後ろに組み、いかなるポーズ変更も受け付けないぞという拒否のオーラ、さながらそのポーズは警備員!
しかしながらブースに入る時の「おねがいしまぁす」と去り際の「ありがとうございました(あざした、に近い男らしい響き)」は確かに優しく、ここまで嫌々のオーラを出しながらもきっちり仕事してくださる社会人的振る舞いに心から感謝なのです!
口角を上げて作って下さる笑顔も、本当に美しくて神だわ…

致死量ギリギリのツンからの、ほんのり甘く一命を取り留めるくらいのデレ…9:1くらいのこの比率が我々の業界ではご褒美です!

 

 

■本気の宴会が本気で楽しすぎる

撮影タイム終了後、大幅に時間の押す中、400数十名分の座布団が敷かれた大宴会場に通されいよいよメインイベントである宴会の開始です。事前に一杯300円という観光地としての適正価格で缶ビールなどを購入し、乾杯に備えます。(ほんとに結構安いと思う。もっとボれるのに)

メンバーは壇上に記者会見風に並べられた白テーブルと椅子に横一列で着席しました。

簡単な挨拶からはじまりますが、メンバーのテンションも高いし、ファンもヒューヒュー言ってノリノリだし、いい感じです!

ここで新弥さんが一言「さっき撮影中に何人かから『新弥さんもう出来上がってますね~』って言われたけど、俺まだシラフだから!」

あと、ファンとのコール&レスポンスみたいなノリの時にゾジーさんから「新弥の好きな言葉言っていいよ」と無茶振りされ、ゾジーさんに耳打ちして要望を伝えるも何故かそのワードが「ゾジー愛してる」であった事が意味わからないけど可愛すぎる新弥さんなのでした。

ちなみにメンバーも飲み食いしながら喋っているのですが、瑠樺さんがずーーーっと絶え間なくおつまみとか焼き海苔とかをバリバリもぐもぐ食べ続けていて、ひと時も休まずの勢いで食べていて、ハムスターと言うよりシュレッダーみたいでした。あと、隣に座った柩さんにずっとニコニコ話しかけていて、ファンに対する心の閉ざし方とメンバーに対する心の開き方のギャップがまた最高なんですよ!!!

 

続いて秘蔵写真のスライドショーを皆で見るコーナーへ。
縦に長い大宴会場で、前列後列に不平等感が出ない様に、このコーナーはメンバーが最後列に移動してきてくれました。ちなみに私は中程にいたので、前方ステージに居ても後方空きスペースにいても、どちらも普通に見える、といった感じでした。

ここで!!!ぐうかわメンバータイム!!

後方スペースはただの畳エリアなので、そこにメンバーがごろごろと寝転んでいきます…。丘に打ち上げられたバンドマン状態。うつぶせになって脚を交互にジタバタするアイドルスタイルの咲人さん、マジ寝しそうな新弥さん、ファンの方を向いてあげたりまたもや魅力を振りまく柩さん、ゾジーさんはスライドを操作するPCの前にお座り。
で、瑠樺さんどこ!?と暗闇の中目を凝らしたら、ゾジーさんの足元にいました。
最初、膝枕されている様に見えて戦慄したのですが、ギリされていなかったはず、はず!!
とにかく、瑠樺さんの顔がゾジーさんの座った膝のあたりにくる感じで寝転んでいました。

何でしょうね、この、往年の"あったかいの"を見たいという新参者の期待感、アンセムをシンガロングしたいような気持ち!!ヘイジュード合唱したい!

 

スライドの写真は可愛らしいものから酷いものまで最高でした。
ゾジーさんがローディーに生尻を押し付ける写真(瑠樺さんがローディーをボディープレスして逃がさない様にする共謀プレイ)、ゾジーさんがソファーで安眠する新弥さんに生尻を押し付ける写真、ゾジーさんの生尻に瑠樺さんが日本酒一升瓶を挟む写真…
お尻ばっかりじゃないか!!!

ちなみにゾジーさんがズボンを足首まできっちり下げて挑むのは、「俺のお袋さん」をくっつける為だそうです。プロのもんまり師の技術の話がきけて勉強になりました。

他には、絶対にカメラ目線の瑠樺さんシリーズ、どこでも寝る新弥さんシリーズなど…番外編的などこでも寝る柩さんの妙に露出度の高いお姿にエロ目線待ったなしでしたね。(今日届いた会報にも載っていました)

咲人さんのSHOXXブライダル写真については「まさかこの時はこんな事になるとはね…」と先日の破産ネタをちらりとかましつつ、最初は6月だし白タキシードでって依頼だったけど、やるからにはこういう方向性でぶっちぎった、みたいな話でした。
自ら進んでウエディングドレスを着る王子。
仕事でウエディングドレス着ると婚期が遅れるってジンクスもあるのに…自己犠牲を厭わないサービス精神に感服です!!

 

■借り物狂騒曲

続いての企画はゲーム大会。
なんとメンバーによる借り物競争!
ルールは、5回戦。毎回1つ、全員共通のお題をくじで決めます。そのお題に合ったお客さんを探し出し連れて壇上に戻ってくる順位を競うというもの。

1位は○ポイント、2位は○ポイント…と5回戦分のポイントをホワイトボードに書いて計算し、最終的な順位が翌日の朝のメイクスタート時間になるというメンバーにとってガチでやらざるを得ないシステムなのです。
最下位の人は朝6時からメイクスタートとのことで、しんどそうってレベルじゃないw

ちなみに、覚えているお題は下記の通りです。

  • 十字架のネックレスをしている人
  • FC会員証で番号が4桁のものを持っている人
  • 髪が腰まで長い人
  • 赤いブラジャーをしてる人(おっぱい星人のゾジーさん提案、自己申告制、確認なし)
  • メンバーのそっくりさん(メンバー判定)

我こそは!って人は手を挙げてメンバーにアピールして良いシステムです。

びっくりしたのですが、このゲーム、想像以上にガチでした!!
何より瑠樺さんという、さっきまで世界一きれいなパネルであった人が、まさかの全力ダッシュ!!!
メンバーがファンを乱暴に扱いすぎて後に謝罪するほど、本気で本気の連行&ダッシュ&妨害合戦が凄まじかったです!!

ファンの手を引き宴会場の畳の上を猛ダッシュする瑠樺さんは、ほぼ、姫をさらう騎士って感じでした!!推しメンフィルターが火を噴きます!
逆にファンに手を引かれ連れ去られたりもしていましたし、動いているところを見るのが難しい瑠樺さんを、ナイトサファリばりに見られてファンは感涙!

そんな瑠樺さんは、1回戦が終わる毎に得点が書き足されるホワイトボードを凝視。
ああこの人マジで早起きしたくないんだな…と、ひしひしと伝わります!!!

 

結局ゲームのお約束で、最終ボーナス問題は1位が100ポイントという事になったのですが、お題は『メンバーのそっくりさん』。
似ていると思った人をメンバー判断で連れてくるとのことで、新弥さんのコスプレ状態の方を颯爽と連れ去る瑠樺さんが面白すぎました。

明らかにコスプレ風な人を先に連れ去られたメンバーは、苦肉の策で「何となく服装が俺っぽい」とか、ゾジーさんにいたっては「身長が小さいのが一緒」という理由で凄く小柄なファンの子を連れてきていましたw

結局このゲームの最下位はゾジーさんに。最もキャラと遠いところにある必死さを惜しげもなく見せてくれたガチファイター瑠樺さんは、手堅く2位だった気がします。さすがです。

はあ、本当に楽しかった…あんなにドタバタ走り回る必死こいたメンバー、ライブでもなかなか見られないやつですよ…。

 

■大抽選大会が、ガチで大盤振る舞いすぎる

宴会のラストは大抽選大会。個人的意見ですが、私はイベントど定番のこの手の企画に全く興味がなく、何故なら今までほとんど一度も当たった事がないという個人的恨みは置いておいて、ただ番号を読み上げ素人と壇上で触れ合うだけの時間が長時間続くのが、退屈なのですよね…。

普通はね!!!

でも違った、ナイトメアは違った。

まず、当選者の数が凄い。60人とかでしたかね、多いわ!400人ちょっと居るので、7人に1人くらいは当たる確率ですかね!
ひとりひとり会員番号と名前を読み上げられ、壇上でくじを引いて何を貰うかが決まる形式です。軽いものだとiTunesカードとかなのですが、メンバーの私物や着用Tシャツ、着用衣装、秘蔵写真集、何故か分からないけどダイソンの掃除機など、あらゆる方向に豪華。社員旅行かよ。サイン入りポスターを10名様にとか、ありがちショボショボなものではないのです。

そして最初に私が述べた様な退屈感をファンに与えないため、メンバーが客席に降りてきてくれて、座布団の上に座って普通に談笑して下さるという…。

近くに柩さんと新弥さんがいらっしゃったのですが、いい匂いがした!!(童貞の意見)
運良く近所に座ってくれた柩さんの後ろ姿をじっと見ていられる時間があったのですが、爪までぴかぴかの手のキレイさ、スワロがキラキラした高そうな時計、そこいらの輩とは段違いなタトゥーの繊細なディティールに釘付けでした。あとうなじ…あと圧倒的毛量。
私は生まれてこの方薄毛街道を突き進んでいるので、マジで毛根を分けて欲しかったです!

新弥さんはさすがの飲ミニケーション能力というか、温厚な人柄万歳というか、あっと言う間にファンと打ち解けて車座状態で飲んでおりましたよ!しかも手元にはお酒ではなく炭酸飲料が…早く飲ませてあげたい!

正反対なのが咲人さんで、その可憐なお姿にファンも遠巻きにしがちな上、本人も構って欲しくなさそうに隅っこに寄ってしまうので、完全に壁の花と化していて最高でした。
誰かダンスに誘うんだ!!!

 

肝心の抽選ですが、1/7ならわしにもワンチャンあるで!と思っていたら終盤に来てまさかのドリームスカムトゥルー!
咲人さんに本名を読み上げられ呼び出され、胡坐をかいたまま空中浮遊してしまいました!

ドキドキしながら壇上でくじを引くと、かなりレアなものを引き当ててしまい、柩さんに「おっ?当たったな?」みたいなドヤ顔を頂いて恐縮でございました!私なんかに勿体ない!!

そんな抽選会で一番笑いが起きたのは、スタッフが間違えて抽選箱の中に借り物競争用の紙を混入させてしまっていて、ファンが「10万円の札束」と書かれた紙を引いたことですかね。
読み上げた瑠樺さんとゾジーさんは暫く大爆笑で転げておりました。
抽選会の景品が10万円の札束とかクールすぎます!!!

そんなこんなで、終了予定時刻を大幅に上回り宴会は10時だか11時だかにようやく終了!

 

しかし!!!!!!!!!!!!
ここからやぞ!!!!!!!!!!!

 

この時点で120%の満足度でしたし、なんだこのやりすぎなくらい楽しい空間~とにっこにこアヘアヘだったのですが、柩さんの開会宣言により、今年も噂のアフターパーリー!ナイトメアフェスが開催されるというではないですか!!

昨年までのFC旅行レポによると、メンバーによる出し物ありーの、メンバー自らがお酒や食べ物を売りさばいてくれるという夢のクラブイベント!

 

■ナイトメアフェスが今年のフェスオブザイヤーに決定

タイムテーブルと会場見取り図はこちら。

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まずはイベントで使える共通通貨であるペリカに現金を両替します!


そわそわしながら待機していると、新弥さんがビールサーバー前に現れ、6000ペリカで目の前で注いでいただけることに!さすがの馴れた手つき、泡の配分といい完璧です!何より似合う!バーのカウンター越しにビールを注ぐ新弥さんはウルトラ素敵!

 

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本当にやりかねない・・・ビール一本のために・・・強盗だって・・・

 

新弥さんに注いで頂いたビールにカイジ状態になっていると、奥の売店で颯爽と仕事をする人影が。

る、瑠樺さんだーーー!

瑠樺さんがチューハイ、ソフトドリンク、おつまみを売る売店で売り子をしています!!
壁サークルに並ぶオタクの如く規律を守ること数分、瑠樺さんの仕事っぷりを拝見させて頂いていたのですが、まあ~仕事がはやい!!
即ち、話しかけられる隙を与えたくないが故の、コミュニケーション拒否故のランチタイムのコンビニ店員ばりのきびきびした動き!!
客の要望を聞く→品物を提供する→会計する の販売員の基本を忠実にこなす瑠樺さん。美しい、美しいです…色んな意味でカリスマ店員なのであります…!!

私はまずハイボールを買わせて頂いたのですが、そのバイトリーダー感溢れる動きをもう一度拝見したくて追加のペリカを両替し、2周目はおつまみの前で「おすすめはどれですか?」ときいてみました。
パックンチョとサッポロポテト バーベキュー味を渡されました。

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勿体無くてまだ食べられていません…。

 

この辺りで、メインステージではゾジーさんのなりきりナイトメアがはじまってしまうのですが、私はカリスマ店員から目が離せずスピーカーで聴きながら売店前をウロチョロすることに。
この旅行、ゾジーさんの格好良さをひしひしと感じるもタイミングが合わずあまり交流出来なかったのだけが心残りです…!

…と!ここでハイボールらしきものがなみなみ入ったジョッキを片手に現れる柩さん。

柩さんが売店に入るやいなや、武士の様ななんば走りで逃げ出す瑠樺さん。すぐ目の前の居酒屋ゾーン(ファンは立ち入り禁止)に物凄い勢いで駆け込みます!!
すごい!!!そんなに嫌だったんだ!!!またもや本当にありがとう!!!
私達は瑠樺さんが「嫌だけど仕事だから…」と大人な対応をして下さるのが本当に嬉しいです;;
あ、これイヤミとかじゃなくてガチで言ってます、ガチです。

居酒屋はガラス張りで中が丸見えなのですが、咲人さんやスタッフと談笑しながらVAPEをふかす瑠樺さんから漂う開放感に、こちらまで「おつかれ…」と癒されました。

 

さあさあ!バイトリーダーはシフト交代で柩さんです!
勿論私は欲深いので焼き鳥を買うカイジの如く列に並びました。

柩さん、瑠樺さんとはうって変わって仕事が遅いのが最高です!
勿論これはファンと交流しているからで、1人客を捌くごとにジョッキのハイボールを飲む姿はさながらスナックのママです。
みつおママ!!

私の前の方が、何がオススメですかお酒飲めないんですけど…と言った感じでほろよいの白いサワーを選んで貰っていたので、わしや、わしやママ!!酒飲みのわしや!!!みたいな気分が高まってしまい、「お酒何でも飲めるんですけど、オススメは何ですか?」ときいてみた所「何でも飲めるの?」ときかれ、燃え立つアル中魂!「何でも飲めます!」とドヤッと返せば、柩さんもドヤッと「やっぱハイボールっしょ!」とにっかり笑って下さるのです!!!!
今!!微かに!!アル中同士通じ合っている!!そんな多幸感に包まれていると、大事な事なので2回言いましたとばかりに再び「ハイボールっしょ、やっぱぁ!」と缶を渡され、柩さんのジョッキと乾杯させて頂きました。
う、うう・・・。

幸せでした…優しい…。

一人ひとりとこの様なコミュニケーションを取っているので当然列は伸びるばかりですが、柩さんのこのホスピタリティ、何人をも拒まないコミュ力は本当に世界の宝だと思いました。こんなに人に優しくされたのは初めてです…うっうっ。

 

新弥さんのビールと瑠樺さんのハイボールと柩さんのハイボール、3杯のお酒を手に持ち廃人の如く恍惚としていると、どこからともなく聴こえてくる長淵剛のとんぼ!

新弥さんだ!一緒に富士の朝日を引きずり出すんだ!ヨ~ソロ~!

友達にハイボールを預け、ビール片手にメインステージへ向かいました!

しかし新弥さん、酔っ払っているのか、歌いだしのキーが全く合いませんwwwww
弾き語りのギターとドンずれた不協和音のメロに、ファンも新弥さんご自身も「ちょwww合ってないwww」と首を傾げ続け、引っ込んでは何度もやり直していましたww

FCツアーで何度も歌ってるのになあと笑いながら、このすっとぼけた感じ、愛おしさで会場は爆発寸前です。

ファンは「ウォ~ウォ~ウォ~ウォウォウォ~」のコーラスを「これが正しい入りだよ!」とばかりに合唱w

何度かやり直し、なんとか合っているんだか怪しいながらもスタートできた新弥さん、無事とんぼを歌いきります。新参者のファンははじめて新弥さんの長渕を聴いたのですが、最高ですね!凄い、長渕的に上手い!!フット後藤とか東京03の角ちゃんに負けてない!!

とんぼ熱唱後、センキューとばかりに引っ込む新弥さんですが、そこは勿論予定調和のアンコール!!いいです、ものまねパブ感あっていいです!完璧なんだなあ!

アンコールは勿論「乾杯」!偶然居合わせ一緒に見ていたTwitterのフォロワーさんと肩を組んで歌った乾杯、一生忘れません!!!
オールナイトライブだ!!

ステージ上でも、マネージャーやカメラマンのしんちゃんが肩を組んで歌っていました。

予想を上回る宴会芸のクオリティに最高すぎるぜと咽び泣きながら、時刻は多分0時を回っていたと思います。

 

最後は勿論、DJ スァクィウィトォ~!!(ケェオゥリィ~の感じ)によるクラブタイムです!踊るぞ!!!秋保温泉ageHaになるんだ!!

ヘッドホンを首にかけ颯爽とターンテーブル前に現れたDJ SAKITOさん、開口一番「俺は酔っている!!」宣言!!それでこそ!!!!

メアのアゲ曲を繋いだセットリストで大変楽しかったです!!踊り狂いました!もうね、私も久々にあんなに気持ちの良い酔い方をしてドリンク掲げて踊りましたよ!クラブ自体数年行っていなかったので、これだこれだ~!とステップ踏んでしまいましたがバンギャはやっぱりヘドバン逆ダイしていましたね…w
私にとっては異文化コミュニケーション!

咲人さん自ら煽りまくり踊りまくりなのは勿論、中盤からはメンバーやスタッフが続々ステージに乱入し、お酒をグイと言う名の一気飲みしては空のコップを客席に放るというウェイ系では済まされない最高にHOTな盛り上がり!
必須仕事をきっちりとこなす模範社会人的瑠樺さんもあらわれ、「るーか!るーか!それ!るーか!」みたいなド軽薄なコールに合わせてイッキしておりました…!!衝撃…!

ゾジーさんをはじめとしたイケるくちのメンバーは「よーみ!それよーみ!(ここでイッキ)からの!?よーーみ!よーみ!」みたいな感じで何杯も飲まされていました。

ああ、イッキじゃないんですよ、グイですよ、グイ。そうでした!

柩さんはhideのD.O.Dを生歌でカバー!私は中学生の頃からこの歌が大好きでしたが、hide亡き後20年近くが経過した今、こんなにも「それな!!!」という気持ちでこの歌を聴く日が来ようとは…

なんかこの時、多幸感が過ぎて「hideはこの歌の通りに生き抜いたけど、それって何も不幸じゃないしかっこいいし、長生きがなんだよ…!貫こうぜ…!」みたいなハイパーロックな気持ちになっちゃって、極限までハイでした。

咲人さんは皆を楽しませようと最後までノリノリノリで、エアギター乱舞で、本当にかっこよかったです。
この、麗しき高嶺の花と面白いアゲアゲお兄さんの二面性を持っていらっしゃる所が魅力的なのですよね…

こんなに純粋に頭を空っぽにして「たのしい!!!」って気持ちになったのは久しぶりで、言ってしまえば写真撮ってトークする程度でもお茶を濁せるはずの身分をかなぐり捨てての、エンターテイナーとしてのプライドをかけた本気の企画の数々、恐れ入りすぎました。

時刻は深夜1時過ぎという所でお開き。
初日は幕を下ろしたのでした………。

 

この長い記事をここまで読んだ方は気が狂っています。

 

【2日目へ続く】