おしろ宮殿

一寸一杯お気軽に

2018.06.09 LSN ツアーファイナル&怪段落下@SELENE b2

楽しすぎて記憶がぼんやりしているのですが、心のレクター博士orネフェルピトーに脳をツンツンしてもらい一生懸命思い出しました!

記憶を捏造して、RUKAさんのドラムがステージ最前部ドセンに進出してきただの、揺紗くんが河村隆一のモノマネしていただの、Sugiyaさんがベースソロ終わりに脳みそ夫みたいになっていただの、Shinobuさんギターも弾かんとビール飲んでいただの、茂吉くん五木ひろしみたいになっていただの、柩さんがShinobuさんに咲いてハート飛ばしていただの書き連ねてしまったらすみません!故障者リスト入り!

そんな訳で話半分以下で読んで頂きたいのですが、RUKAさんのバースデーライブ&ツアーファイナル&実験公演『怪段落下』でした!

以下、本編セトリに繊細で専門的な一言を添えた概略を先に貼ります。

1.deep.
RUKAさんのドラムが激渋で重厚感

2.新曲
キッチュでダンサブル、PPPHしたくなるパートあり

3.N.I.S.D-the name is strange desire-
Sugiyaさんのスラップやばいです〜逆ダイを添えて〜

4.six nine
ヘドバンタイム&麗しい茂吉くんのギターソロ

5.CRAZY CRAZY
外連味たっぷりのヤンチャソング!oioi

6.Monsters inc.
スカしたピカレスクソング、続ヘドバンタイム

7.haze
ハゼじゃなくてヘイズ、聴き入る時間

8.maze
マゼじゃなくてメイズ、背筋をピンと伸ばす様なミディアムロック

9.smile killer:)
イケてるイントロからワルい!!手拍子!拳!!

10.Villain
新鮮みあふれるかっこいい曲!びらんびらんびらん!

11.Cruel
ドープ!!プチョヘンザからの手扇子がシャブすぎ

12.Party
神経全部ちぎれるパーリーソング!オーバー・ザ・テン上げ

13.かみさまのいうとおり?
V系的ツタツタソング、手バン100連無料

14.LIMIT
RUKAみだだ漏れキラーチューン

15.奇々
最強の新曲!Sugiyaさんのスラップ地獄!LSN初の縦ジャンプ曲

—EN

16.ソナタ
胸に滲みさせつつ最後の爆発に備えるタイム、かと思いきや柩さんが来た

17.新曲
ドラムのリズムがLSNになかったや〜つ!!かっこよさMAX

18.怪
柩さんがバンギャ芸完コピ無傷喝采

そして本編終了後、エキストラ公演として開催された謎の実験公演『怪段落下』のセトリは以下です。
状況が状況なので画像にしてしまいました。

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序盤、中盤、終盤、隙がない怪で、ばんぎっ、バンギャが躍動するライブをRUKAさんに見せられたのではないでしょうか(佐藤紳哉棋士風)。

ここまで概略(?)で、以下は細かい思い出を列挙します。

ツアーファイナル本編

白金高輪セレネ、ステージが高く観やすかったし音もそこそこ良かったです!
背後や左右のLEDスクリーンに、恐らくRUKAさんお手製と思われるVJ風のあれこれが映って大変高まりました。スクリーンにでかでかと映された"LOADED SCUMS TO BE NOTORIOUS"戸田奈津子風に訳すと天下無敵の悪のカリスマになるかと思いますが、とにかく意気込みを感じてカッコ良かったです!!

メンバーのプレイもライブの流れもさすがツアーファイナルといった仕上がり!見て!これがバンドとして仕上がってきたLSNのナウ!いいだろ?!な!?いい子揃ってんだろ!?と、このツアーに今日初めて参加したであろう大勢の人達ひとりひとりにガサガサの声で言ってまわりたかったです。

そして、大方の予想通りアンコール冒頭に柩さんがサプライズ乱入!

ソナタ』のイントロが突然止んだ瞬間、RUKAさんは「事故ったと思った」らしくチッチチッチとハイハットを刻み続けます…無情にも鳴り響くハッピーバースデーソング、袖を睨むRUKAさん、ケーキを手に現れる柩さん、RUKAさん怒りの照れ隠し地団駄ドラム
┏┗┏( ゚H ゚)┓┛┓ドコドコドコドコ

久々にメアメンバー、それも柩さんを前にしたRUKAさんはここ最近のしゃんとした余所行きの姿から子供丸出しの雰囲気になっていて可愛かったです。
「感謝の年にしなくちゃ」とお母さんから窘められたRUKAさんは「逆でしょ、感謝されるべきだよ。だって俺が辞めたらナイトメア復活できないよ!」と( ゚H ゚)
あと、茂吉くんに「このまま放っておくとホールで食べ尽くしそうなのでケーキ下げて下さい」って言われていたのが地味に響きました。

結局「俺は(柩さんのバースデーライブで)イェーガー飲んだんだから、お前も何かしなきゃ」と圧をかけ、柩さんに関係者席(よく見える)で『怪』を踊ることを約束させていました。

満を持してラストの『怪』で関係者席を振り返るとそこには、全力でバンギャと同じ振りをして踊る柩さんの姿が。折りたたみをする柩さん。Shinobuさんのギターソロに咲く柩さん。歪な形のへたっぴハートを飛ばす柩さん。モッシュしながら振り返るといつもそこにはバンギャ柩さんがいました。頼もしい。最古参咲人ギャは伊達じゃないです。
最高の本編ラスト『怪』でした!!

怪段落下

『怪』の連続演奏ギネス記録を目指す当プロジェクトですが(?)、入場してまず仰天したのがドラムセットの位置!ステージと言う名のジャングル奥深くに潜んでいるはずのRUKAさんが人里に降りて来た!!!!
ドラムセットが本来ボーカルマイクがある位置、ステージ最前部センターに設置されていました。ドラマーRUKAさん=遠きにありて愛でるものと言う固定概念を打ち砕く接近RUKAさんの陣。ゴールキーパー自らドリブルしてゴールをキメに来るW杯起死回生の作戦!!
恐らく阿鼻叫喚に陥ることが予想される客席を自らの目で確かめてやろうと言うことなのだと思いますが、いやあ驚いたし興奮しました!

そして突如として始まるラジオ体操。スクリーンにRUKAさんの顔が独裁者レベルの大写しになった直後、昭和のNHKといった感じのラジオ体操映像が流れ出し、20年ぶりくらいに大きく背伸びの運動などをしました。揃うとほとんどバンギャ芸と大差なくて笑いました。

「どうか生きて帰れますように…」という不穏な文字がスクリーンに映し出され、どよぉ〜〜〜んとあのイントロが。いざ行かん混沌怒濤の世界へ。
最終的に約1時間20分 計19回も『怪』をやってしまったのですが、中盤以降疲労と混沌から狂っていったメンバーの様子をメモとして残します。

  • パリピサークルのイベントMCの様に現場を回す揺紗くん
  • BiSHのセンターをはってた頃の振り付けを久々に見せてくれる揺紗くん
  • ソロタイムでCDと同じラテンっぽいギターソロを披露するShinobuさん
  • ソロタイムで高速ベースソロを魅せたあと、┐(´-`)┌やれやれみたいなポーズをするSugiyaさんがLike a 脳みそ夫
  • 伍怪目くらいでバテはじめるRUKAさん
  • 陸、漆怪目くらいで演奏を放棄しビールを飲み始めるShinobuさん
  • 茂吉くんに水を飲ませて貰う介護されRUKAさん
  • ソロタイムで遂にRUKAさんにもお鉢が回って来た事に歓喜するファンを前に、まさかのエアドラムで水を飲んで休憩するRUKAさん。金爆のやり口。
  • どこからか聞こえて来るクオリティの低い河村隆一
  • 五木ひろしっぽい動きにハマッていく茂吉くん
  • アンコールの呼び声は「もういっ怪!もういっ怪!」
  • 最後の最後に超絶速弾きをして見せ、メンバーも観客も呆然とさせるShinobuさんを見て揺紗くんが一言「YouTubeに上げよう」

そんな感じですかね!自分の誕生日に同じ曲をエンドレスでやってぜぇぜぇ言っているるかさん、本当に頭おかしくて大好きです!そして「ながら叩き」の天才すぎ!あらゆる場所に気を散らしながら超かっこよくドラムを叩くハンサムの世界ランキング1位です!
でも観客サイドとしては多分「まだイケたわ!」が過半数の意見だったんじゃないかな!?いや、休まず踊ってモッシュしてたよ!ちゃんと24時間走ったよ車使ってないよ!
でも明らかに演者側のがキツかったと思います!誰が何の為にどうしてこんな事をしているのか誰にも分からないままバキバキにキマッた怪段落下は無事記録達成となったのではないでしょうか。仙台貨物が果たせなかったギネス掲載がすぐそこに。

割と序盤からバテて顔を歪めているRUKAさんを横目にプーwwわしらまだ余裕じゃあwwwみたいにモッシュするの、たびたび無理難題を投げて来るボスに対する復讐めいた気持ちが満たされちょっと快感でしたよ!ざまぁm9(^Д^)wwwみたいな感じで楽しく終わったかと思いきや、握手会でRUKAさんに「びっちょびちょじゃねーかm9(^Д^)www」とプギャ-され返されて泣きながら帰ってきました次こそ人間に生まれますように…。

RUKAさんお誕生日おめでとうございました!!!
またかっこいいライブとイカレた企画待ってます!!

 

BELIAL

BELIAL

 
≠

 
SPLIT EP 【TYPE REUNION】

SPLIT EP 【TYPE REUNION】

 

 

LSNの新譜かっこよすぎるし、ライブ鬼ヤバなのでツアーに来た方がいいぞ

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大阪は撮り忘れた…

直球タイトルで失礼します(折りたたみお辞儀)
LSNのツアー"MODO-NOSTRA"(イタリア語で”My(Our)Way”ってことっぽい、キザかっこよさの極み)の名古屋公演と大阪公演に参加してきたのですが、最高のライブとなっておりますので今からおいでよLSNbotと化して感想と勧誘を書き殴ります!

新曲は新しいRUKAみを発揮してて必聴

突如会場とツアー中限定通販で1080円ぽっきりで売り出され始めた"BOOTLEG"なるイケイケなタイトルの新譜ですが、LSNネクストステージの幕が開けちゃってるので全国民必聴です!
前作から予兆があったのですが、RUKAさんの作曲が\サビでドーーン!ってなるやつ/期を抜けてます。あのクセ激強な分断サビのRUKAみも大好きですが、ABメロから繋がるコード進行を感じられる新曲もまた超かっこいいし、新鮮だし、RUKAさんの美メロセンスってやっぱ素晴らしいなとにんまり!
歌詞のトリッキーさもマシマシで、作詞センス&テクを余すこと無く披露してくれてますよ。

Shinobuさんのアレンジ、メア活休以前は割とメタル寄りなものが多かった様に思うのですが、最近は更に色んなアプローチのアレンジが聴けて楽しすぎます。
『奇々』はSugiyaさんのベースが東京メトロの広告なら「シンベでやろう」ってなるレベルでブリンブリンしているトランシーな疾走曲、『deep.』はLUNA SEAのFace to Faceを彷彿とさせる重厚感が心地良いミディアムロックでした。
Sugiyaさんのスラップ、いやもうスラップとかそう言う話じゃない何か、凄すぎて笑ってしまいましたよ。「半泣きしながら一人自宅でRECした」とツイートされてましたけど、全泣きじゃなかったのか…って感じです。すごSugiya… スッ
リズム隊を共にするRUKAさんも引っ張られるかの様にどんどんパワフルになっていて、ドラム嫌い返上なのか!?ってくらいキレキレです!

あとですね『deep.』の歌詞よう…歌詞よう…うっうっ、まだ聴いてない人も多いだろうから私見は控えますがCメロのところがさあ…うっうっ、新曲については語りたい事山程あるのでいつか思う存分語ります…。

散々「辛い」「だめぽ」ってボヤいておいて最後に「夢だった」みたいに我に返って締めるのかっこいいからやめて〜!RUKAさんのトム・ヨーク〜〜!(???)

凝縮された激熱セトリにどっぷり

やっとライブの感想なんですけど、新曲ではじまり新曲で本編を終えるセトリが超かっこいいです!!しかもセトリ2曲目も新曲!こちらはキッチュなシンセが面白い踊れる曲でした。
ライブ後半にはこのツアー初披露のブランニュー新曲まであるので、ドキッ!新曲だらけの暴れ大会となっております。ポロリもあります心の目で見れば。
勿論お馴染みの定番曲も、より一層ブラッシュアップされて満載ですよ。
LSNはMC休憩ナシだから雰囲気にどっぷり浸ってガンガン踊ってスパッと終わるのが気持ち良い。潔さ〜!帰りの新幹線や飛行機にも間に合っちゃうんですねぇ。

LSN、ちょっと前までチンピラ感がギラギラでしたが、最近は大人ワルくなってきていてうっとりしちゃいます。インテリギャングみたいになってきてます。
このツアーはヤングチーム二人が一段と格好良く見えて…。茂吉くん側で観ると煽られ踊らされとにかく楽しいのでつい上手に行っちゃうのですが、あのオンリーワンな髭とV系メイクとスタイルの良さに「そもそも見た目かっこいい!!」とときめきを膨らませていますこのタイミングで失礼します。

そしてどんどんLSNに合ってきてるな〜と思っていた揺紗くんの歌がいよいよ最高潮です。RUKAさんの曲って変態的にメロディアスだし譜割は細かいしで歌うの大変だろうなと思うのですが、それをMC休憩もなしに全編フルで熱唱して汗だくになっている様には痺れる!
揺紗くんの佇まいはちょっぴりスカしつつお茶目って感じですが、まあ〜実態は超体育会系でド根性やらされてるよね!!本当にお疲れ様です!!
後半、しんどそうなのがセトリのエモさにマッチしてまた凄く良いんですよ、本人はふざけんなと思ってるかもしれませんが…w『LIMIT』を声枯らして絶唱する姿はドラマチックでグッときました!

私はそこいらのV系バンドマンに\アダマ〜/(片脚お立ち台にかけてこめかみをBAN)とか言われても俺に指図するな!(©亜久津仁)って感じの民なのですが、LSNは別です。誰よりメンバーがスパルタで運動させられているので「おい俺たちもやるぞ!」みたいな鍬持った農民感が溢れてしまいます。後に続くぞ的な!

その結果(?)名古屋の『怪』モッシュで青あざだらけになった話をしようと思ったのですが、内在するロースおじさん「ハイ中止~~!!暴れる私カッコイイな戦傷を自慢するバンギャが出没したから今日のブログは中止〜〜〜!!」と両手を振って遮ってきたのでやめておきます。
ell.size、段差だらけで狭い故にぐちゃぐちゃのぐちゃで楽しかったです!!これをエンドレスでやるかもしれない6/9の怪段落下はクスリ*1をキメて頑張ります。
でもモッシュとかしたくない人の棒立ちの自由は憲法で保障されているよ全然平気だよおいでよLSN。

以下、主にメアギャ向けにLSNライブのおすすめポイントもまとめてみたので、邪気眼やTNBとツアー被っちゃって行けまてん(>_<)なんて泣き言言ってる暇があったら実家を抵当に入れてでも来て下さい!!


■RUKAさんが丸見え

丸見えのRUKAさん!そうそうあんな所まで丸見えとは思わなかったな〜やだもう〜ハイハット踏む膝小僧きれいね〜〜(ハライチ)
メアの時は目視するのが大変だったRUKAさんがなんと今なら丸見えですおいでよLSN!多分RUKAさんは凝視されるの嫌だろうけどすんません…えへ(鼻の下を人差し指で3往復)

■暴れられる

シンプルに暴れ足りないメアギャちゃんはおいでよLSN!ヘドバンしたりモッシュしたり逆にダイブしたりするチャンスが満載だよ!たまにヲタ芸も出来るよ!

■王道V系的なかっこよさとトリッキーなおかしさがWで味わえる

"メアメンバーの別活動の中で一番メアっぽい現場"と言われる王道V系さと、何が起きるか分からない変テコさが両方味わえるのでおいでよLSN!
『Cruel』ではラップパートでプチョヘンザした直後サビですぐさま手扇子したり意味不明な感じが楽しいよ!新曲『奇々』ではダブステップで折りたたみする背徳感も味わえますよ。アイドルと対バンばっかするし、同じ曲エンドレスでやるし、何やるか分からない所を受け入れたらめっちゃ楽しいよ!

■先輩アディショナルメンバーのレベルが高い

Shinobuさん、Sugiyaさんのプレイを観に来るだけでも価値あるぞおいでよLSN!すんごいテクニシャンだよ!

■グッズもRUKAさんデザインでかっこいい

なんと、イラレを使い自ら入稿データのフィニッシュまでRUKAさん本人が手がけているそうですおいでよLSN!あじゃぱー(推しを崇拝する気持ちが高まりすぎて失神)
と言うことは、音楽だけじゃなくてグッズもRUKAさんの作品なんですよ、おわかりいただけるだろうか…。

■5人のバランスが漫画みたいでかっこいい

LSNは一応RUKAさんのソロ名目ですが、長い事やっている現チーム5人は悪のチーム感が仕上がりすぎててめっちゃかっこいいのでおいでよLSN!厨二病の皆さんに是非この"主人公チームより人気ありそう"感を見て欲しいです!
RUKAさんと言う首領、Shinobuさんと言う麗しの幹部(ボスの右腕)、Sugiyaさんと言う謎めいた物の怪枠、茂吉くんと言う髭の特攻隊長/戦闘員、揺紗くんと言う喜怒哀楽の楽以外を失った可愛い顔したアサシン(ひどい)みたいなイメージに見えます何言ってるんだろうほんとすみません。
揺紗くんってH×Hのネフェルピトーにも似てませんか…?

そんなこんなでおいでよLSNしつつ、残すところ3公演(すくねーっ!)を楽しみたいと思います…ネクストは仙台!

2018.05.26 岡村靖幸 マキャベリン@ZEPP TOKYO

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産ませてよ!!!
(MCで白石さんに「どんなことして欲しいの岡村さんに!」と振られてのアンサー)

もうもう本当に素晴らしかったです。
岡村ちゃんのライブが楽しくなかったことなんて無いのですが、今回はここ数年のセトリ、旧曲のアレンジ群で一番好きかもしれません。
1曲目の『ステップ UP↑』の新アレンジからしガンジーも助走つけて倫社と現国の教科書の角で殴るレベルの格好良さ!!びしょ濡れでいいじゃない!!(襟元が)(汗と涙で)

更にもう一段ステップアップしての『ステップアップLOVE』ではMIKIKO先生振り付けを岡村ちゃんがチャーミングにこなす度、周囲の少女(外見はおばさんからおじさんまで様々なれど心は)が一斉に\んがっわい゛い゛/と悶え反り返っていました。
岡村ちゃんの一挙手一投足に歌舞伎の大向こうかよってくらい声援飛ぶのほんと最高ですよね。\結婚してー!/ってコールが飛び交う現場が一番です。

更には『Dog Days』!!岡村ちゃんファンになったのと同時期にcali≠gariファンにもなってしまった私には特に思い入れのある曲でして、ライブでフルで聴いたのは初めてでした!YATTA!
他にもレア曲としては『青年14歳』や『どんなことをして欲しいの僕に』も聴けましたよ。

最近はセットリストに組み込まれるカバー曲も増えてきている印象の中、『愛の才能』のアレンジがツアーを重ねるごとにどんどん格好良くなってきていて愛の天賦の才が迸りまくりでした!
『できるだけ純情でいたい』『忘らんないよ』なんかのスロウで大人な曲もこの日はいつにも増して浸れたし滲みたなあ…。

しかし私的ハイライトはアンコール1の『Punch↑』からの『祈りの季節』!!!!
『Punch↑』の新アレンジがもぉ〜〜〜〜〜絶対賛成のヤバさ!!!!出会って5秒で新婚旅行!!新アレンジ音源は発売されていないのでこの日収録していたDVDが発売されたら腕にポータブルプレーヤーごと移植します!!!遊戯王デュエルディスクみたいになる!!!!
『祈りの季節』は高齢化社会とか少子化とかブツクサ言いながら、「だって君はもう僕のもんじゃない」を誤魔化しているみたいなのが超超超好きです!!
「子供産んでぇーーっ!」と言う絶対にここでしか聴けないシャウトに、今日自分が岡村靖幸を目の当たりに出来て居る喜びを噛みしめました。

『どんなことをして欲しいの僕に』でZEPPいいよ…ZEPPもう少し下…そう、そこ触ってみて…」とZEPPとセックスを始めた岡村ちゃんに、私の隣にいた男性がさすがにわははと笑ってしまっていたのですが次の瞬間スッ…と静かになり「かっこいい…」と呟いておられました。
なあ……。
童貞とヤリチン、純情と変態が融和した世界でマイクスタンドは今日も犯される。

アンコール2ではオベーション弾き語りからのピアノ弾き語りと、スーパー万能スパダリ変態靖幸ちゃんタイムすぎてうおおうお、うおおおお、うおうお、ウホって感じでした。右手の指4本ずっと口の中ですぞ!ガチャピンも真っ青の天才性!!

『友人のふり』が弾き語りシンガロングタイムではないセットリストに組み込まれたの、初めて??聴いた気がします。

そして最後は、『Out of blue』に取って代わり大ラス曲として定着しつつある『ビバナミダ』!ベイベでもあるスペースダンディの主人公声優/諏訪部氏が羨ましすぎる!だって諏訪部氏の\ベイベベイベベイベ/がラストなんだよー!!ファン冥利に尽きるだろうなぁ!

ああ、今でも思い返し浸れる素晴らしすぎるライブでした。チケット持って無い人は私のウエブログなんか読んでないで今すぐ最寄りの現場に急行して下さい!!!!!

ステップ UP↑
ステップアップLOVE
Dog Days
どぉなっちゃってんだよ
Lesson/一青窈
青年14歳
ぶーしゃかLOOP
愛の才能
できるだけ純情でいたい
ヘアー
忘らんないよ
彼氏になって優しくなって
Out of Blue
あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
だいすき
—EN1
Superstition/スティーヴィー・ワンダー
どんなことをして欲しいの僕に
Punch↑
祈りの季節
SUPER GIRL
—EN2
東京ベイベー〜ワインレッドの心/安全地帯(ギター弾き語り)
卒業写真/松任谷由実(ピアノ弾き語り)
All In Love Is Fair/スティーヴィー・ワンダー
友人のふり
愛はおしゃれじゃない
ビバナミダ 

 

4つ打ち紅に染まったこの俺を、慰める奴はSay Anything

このライブシリーズの続きです。2018年5月19日(土)のことでした。

簡単に言うと、石井さんが当日深夜(と言うか早朝?)まで紅に染まりながら奮闘してレコーディングしてきてくれたXの『紅』『Say Anything』のカバーが、昼公演、夜公演の後にそれぞれ流され、混迷・感銘・大爆笑と言った具合でした。

〜これまでの流れ〜

5/19はリクエストライブだと告知がある

「皆が組織票で『紅』とかに投票してきたらやりますよ」と石井さん不敵に宣言

リクエスト用紙に面白半分で『紅』と書きまくるファン

5/19当日、ちゃんとリクエストは集計したと報告の上、いかに紅をカバーするのが大変でこの1週間重苦しい気持ちだったかを語る石井さん。「俺が得意なキーで歌ったら、出来損ないのヴィジュアル系みたいで、全然ここだけで聴けるおもしろさみたいなのが出なかった」とのことで原曲キーで歌い上げた事も報告。

が、一向に『紅』が演奏される様子もないままライブ終了、ステージから立ち去る石井さんにファン困惑。

無人のステージに流れ出す4つ打ちテクノポップダンスKURENAI…ファン大困惑爆笑
==ここまで昼公演==
夜公演では『紅』はさっきの一度きりでもう流す事は無いと宣言するも、ステージを去り際に「じゃあ俺の紅を楽しんで下さい」と残す石井さん。どっちよ!?と困惑するファンの耳に静かに響き始めるシンフォニー……

全力歌唱の『Say Anything』にファンはドラムにダイブして失神。

という感じです。『紅』はまだGOATBEDっぽくダンサブルにアレンジされていたのでわっはっはって感じでしたが、『Say Anything』は一切アレンジせずにしっとりと本家にも勝とも劣らない完璧な歌唱力で歌い上げていたので、わっはっはの向こう側でした。ギターソロタイムもそのままカットせずに再現されているところがまた一段と笑いと涙を誘いました。

物販のカンジさんが爆笑している隣に現れた石井さんが、静まりかえるファンを見て「笑うところですよ!」と仰ってました。笑った、笑ったけど、歌上手いし、どんな顔すればいいか分からないの。もうなんかほんと、言葉に出来なかった。I Can not say anything…きれいな声してたんだね知らなかったよ…何も言えなくて夏…(アンサーソング

自分はステージから立ち去り、謎音源を蛍の光代わりに流して観客を呆然とさせるエンディング、石井さんお気に入りですか!!

 

紅

 
Say Anything

Say Anything

 

 

歌舞伎町を回遊して卓球とベッド・インとオワリカラを見た〜CONNECT歌舞伎町に参加してきた話

ご縁があってオタク友達からCONNECT歌舞伎町のチケットを安く譲って頂き、人生初のサーキットイベントに参加してきました。悪天候ながらめっちゃ楽しかったです!

誰に見せても絶対楽しいって言う、すごいぞベッド・イン

ジュリ扇は複数持ちが基本という村で暮らしているので、友人の分までジュリ扇2本さらしに巻いてまずは新宿LOFTにインサートしました!
いや〜〜〜ベッド・インはすごい。ただただすごい。好きなものをプレゼンせずにはいられない性質なので色んな人にベッド・インはいいぞするじゃないですか。そんで実際に一緒に観る機会が生まれると(すぐ生まれる=ベッド・インの行動範囲の広さと活発な活動の賜)必ず「マジで良かった!!」って言って貰えるんですよね!!
ベッド・インのおギグ観て、あの格好良さに痺れないなんてことあるんだろうかと言うイカしすぎたバンドだわ!!

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今日もハイビジョンな写真です

オワリカラが良すぎた!!!

友人と一旦別れ、新宿Motionへ。こちらも初めて入るライブハウスでしたが、本八幡ルート14を思わせる雑居ビル上階のおんぼろ箱感。良い。しかもなんとドリンクがALL300円。先程まで居たLOFTや、トリを観に行く予定のBLAZEの半額ですよ…酒が飲める酒が飲めるs(以下ソング略)サーキットイベントにはこうしたハックもあるんですね、勉強になります。
で!こんな機会がないとなかなか観られないと思ったので、オワリカラを観に来たのですが、まーーー素晴らしかった!!!これがサイケデリックか!!
BT今井さんにリコメンドされなければ、踊るロールシャッハしか知らなかったであろうスーパー通りすがり民ですが、1曲目からあまりの良さにブチ上がってしまい、まさに引き込まれたといった感じでした。

ベースの人はうわっシャー(勝手にアテレコ)って感じにテクニカル丸出しでネックから火が出るんじゃないかってくらいぎゅんぎゅん早弾きしてて、ドラムは激渋だしドセンにいるキーボードの方のアグレッシブさも格好良かった!で、何よりボーカルの方がシルバーのジャケット着てちょっとベビーフェイスなイケメンで、鼻に付くくらいにキザで甘い風味も漂ってきて凄く面白かった!その効果なのか、若い女の子のファンも多くてびっくり。ふむふむ…
背面ギターとか歯ギターとかしててファニーでもありました、面白かったです。


オワリカラ(Owarikara) "踊るロールシャッハ (Odoru Rorschach)" (Official Music Video)

卓球で踊りまくり多幸感を噛みしめる

暴風雨の中ずぶ濡れで新宿BLAZEに駆け込むと、kimonosがラスト1曲を演奏しておりました。向井秀徳をこんなに近くで見たの初めてだな〜とか思うド・ミーハー。下北で見かけるより先に見られてしまった…。

大トリの卓球を観に来たのですが、普段BLAZEには主にビジュア〜ル系バンドを観に来る事が多く、その特殊ジャンルの習性が染みついてしまった悲しき私は何故か柵をとってしまい(バンギャ界隈は柵を使った自己アピール芸が豊富)、開始5分で「いや柵邪魔だわ!!」と気付いて前方に躍り出ました。

た、た、た、たのしかった〜〜〜〜!!
卓球もDepech modeを初めとしたフェイバリットソングをかけたりしてノリノリに見えました!硬派だけどお茶目なDJの卓球はいい!!

ここ最近は自治ルールに従い決して持ち場を離れることなく統制の取れた動きをすべしと言う窮屈なジャンルに居がちなので、お酒飲んで好きな場所でおのおのが好き勝手にタコ踊りして…って基本的な場に戻ってこれてめちゃくちゃ開放感ありました。は〜〜〜…伊達や酔狂でバンギャやってるんだぞこっちは!(アッテンボロー風言い回し)

夏のソニックマニア電気グルーヴも見る予定なので楽しみです!

打ち上げも15%オフ!お得!

で、ライブ終了後はイベント参加者15%オフのお店へ!15%ってめちゃでかいよ!かなりのお得感でした。いやあチケ代の元は取れた(そもそも安く譲って貰っている身ですみません…)
フェスだと思えば格安だし新宿だからアクセス良すぎるし、普通のフェスと違って都会に出入り自由だし、来年もあったら行こう〜って感じでございました!

GOATBED下高井戸場所2018 カバー曲縛り(MC思い出しメモ付き)

昨年に引き続き、今年も5月の毎週土曜、下高井戸のリハスタジオで昼夜二回公演をやってしまう例のアレが開幕いたしました。

昨年の記事↑↑↑↑


1公演1時間/3,000円と言った具合で行きやすいと言えば行きやすいのですが、石井さんがグッズを売る事に一年で一番パワーを割いてくる期間でもあり、早速私も手元には特典CDやらツーショチェキ(麺&バンギャ)やらが積み上がってしまいました…san≠zai…ほくほく

今年は各日のテーマが発表されており、初日の5/5(土)は”All songs are various covers.”と、去年に引き続きカバー曲縛りdayでした。
今回は1〜2曲やるごとに、その曲を選んだ意図や思い出なんかを語ってくれたので解説付きカバーライブって感じでお得感満載でしたよ!

セトリ(ちょいちょい順不同)と合わせて、石井さんのMCメモを残しておきます。ニュアンスで読んで下さい!

【昼の部】

My Speedy Sarah(COALTAR OF THE DEEPERS

→「自分でお金を出して一番見に行ったバンド」「子供の頃(中学生くらい)聴いてこんな曲があるのかと衝撃を受けた」「今はもう自分でお金を出すって感じじゃない、友達が2人くらいいるから」

BETTY BLUE(三上博史

→「皆はつまらないだろうけど、俺はこういう曲が好き」「もはや三上博史って誰?って時代ですよね2018年は」

MINS CIRCUS(中谷美紀

→「坂本龍一が好きなんですよ(ニヤリ」「だから坂本龍一界隈の曲が多くなる」

夢のヒヨコ(矢野顕子

→「ピヨピヨピピピとかに騙されてるけど難しい曲」「ピアノのコードとか分からないから1つのピアノのパートを作るのに10トラックくらい使ってる」「全然扱いきれていない」

テクノポリスYMO

→「坂本龍一が好きなんですよ(ニヤリ」

JINGI・愛してもらいます(中山美穂

→「小室が好きなんですよ(ニヤリ」「ビーバップハイスクールの曲です」「中山美穂が好きだから選んだとかではない、いや好きだけど!俺と同世代〜ちょっと上くらいの人はみんなみぽりんとキョンキョンは好きです」「いいですよね、16,7歳の女の子にこう言う歌詞を歌わせるってのがね…今ならセクハラになりそうですよね。作詞は松本隆って人ですけど…知ってます?この狭い空間では、作詞家としては松本隆より桜井青のが有名ですよね」 「松本隆のそう言う歌詞をみぽりんが歌う…桜井青の歌詞を俺が歌うようなもんですよね。もうどんな(アイドル歌謡曲の)歌詞でも別になんとも思わないですよ。マグロ〜!って歌ってる方がよっぽど恥ずかしいです」

ファニソン(cali≠gari

→「掟破りの…」「(歌い終わった後、GOATでもcali≠gariでもちゃんと歌うパートは意外と少なく今日は疲れたと言う話の流れで)cali≠gariで歌ってる時より絶対今日のが上手いですよ」

Physical(Olivia Newton-John

→「この界隈に広めたのは俺だから、もう俺の曲です」

恋したっていいじゃない(渡辺美里

→特にMCでは触れなかったけど、DATE!の所をコールしろと圧が凄かったです。

可愛いベイビー(中尾ミエ

→MCなし

Hello Mr. Monkey(Arabesque

→「曲がなかった頃にやってた曲を久しぶりになります」
昼公演では石井さんが両手を振る振り付けを指導するも客は片手を振るのみなので何度も”違う!”みたいな顔して両手を振っていた。
「(夜公演までに)YouTubeを見て覚えて来て下さい。両手だから!」


Arabesque - Hello Mr. Monkey


【夜公演】

Loomer(My Bloody Valentine

→「トリビュートみたいな企画にササブチくんから誘われたんですよ」「Loomerってすっげー微妙な曲ですよね…その程度の扱いなんだなと!」「まず5拍子にするところから始めました。マイブラを5拍子にする人まずいませんよね」

Yama-Ha(Humpe & Humpe)

→「フンペフンペは2人組ですけどね…フンペさんとフンペさんじゃないですよ。GOATBEDは石井さんと石井さんです」

テクノポリスYMO

→「一度作ってみたかった曲」「やってみたら大したこと無かった」

perfect loop(swinging popsicle

→「一番(夏に開催が決定している)サンリオでやりそうな曲ですよね」「去年くらいに俺の曲になりました」「平田さんの作った曲ですが…平田さん、この曲、今までに作曲した曲の中では何万点くらいですか?」平田さん「一万85点くらいですかね…」「じゃあ俺がカバーしたバージョンはどのくらい上がります?」平田さん「www言い辛い…100万点じゃないですかね!」「面と向かって言われると照れるな…」

Baby Don't Cry(安室奈美恵

→「みなさん、安室のチケットは取れなかったと思うので代わりに俺が歌います」「曲は好きだけどトラックは大した事ないんですよ。だからパブリック・イメージ・リミテッドの…知ってます?パブリック・イメージ・リミテッド。俺が2番目に好きなバンドなんですけど(ニヤリ、セックス・ピストルズのメンバーがやってたやつです。それのダッダッダッダッダダッって曲を合体させようとしたけど全然だめでしたね。自己満足にも届かなかったです」

ファニソン(cali≠gari

→「掟やぶりの…」「もうデモで歌うのはこれが最後です」

Hello Mr. Monkey(Arabesque

→「片手じゃなくて両手だから!」

I Don't Know(babe)

→MCなし

LOVEマシーンモーニング娘。

→「どうしてこの曲を選んだかわかります?」\桑田佳祐/「そうです、あれ?最近どこかで説明しましたよね…どこで?」\青山/「青山?青山でどうしてLOVEマシーンの説明を?LOVEマシーンやってないですよね??」\…?w/「えっどうして??」
しらんがなwww

VAT-DANCE(XA-VAT)

→「もうすぐ本物が聴けますけど」「これはXA-VATで一番ダサい曲です。デモをサディーさんに聴かせたら”ブックオフで100円で売ってそうな曲ですね”って言われました。当時ですよ?(今はもうプリンスが鬼籍に入っているから高騰してるという意味っぽかった)」「プリンスのBatDanceと…あと結構似ている曲としてジャネット・ジャクソンのRhythm Nationって曲があります」


こんな感じだったかと記憶しています。ニュアンスですみません。
下高井戸場所では全体の半分くらいが石井さんの軽妙洒脱なトークなので、それも楽しいのですよね。

以下はどこで挟んだMCか忘れたけれど面白かったもの。



「(有名なものもそうでないものもカバーしてるみたいな話の流れ?から)マイブラなんてのは…どう例えたらいいかな、仮に一番有名なバンドをエックスとしたら、どのくらい有名って言えばいいですかね。あ、エクスタシーレコードで例えたらですよ?二番目はルナシーでしょ?そのくらい有名な…次は何ですかね」
GLAY
「!!GLAYは一番有名ですよね!!本当はGLAYをカバーしようと思ったんですよ、面白いでしょ!?俺がGLAYカバーしたら…あんま知らないんだけど「RAIN」って曲をやろうと思って。それは今後に取っておきます」



石井さん、坂本龍一が好きとか(多分これは本当)、小室哲哉が好きとか(一部本当だろうな)言いつつ、実際問題一番好きなのはYOSHIKIですよね間違いなく。

3週目のリクエストライブ向けにアンケート用紙が設置されていたのですが、石井さん曰く「ピューロランドでドラムの女性二人(岡本さん、北野さん)にして欲しいコスプレ(サンリオキャラクターの)も書いていいですよ」とのことでした。
石井さんはキキララコス(パワーワード)だそうなので…ふぅ…濃い一日でした!!

 

JINGI・愛してもらいます [EPレコード 7inch]
 

A9ド新規が新譜『PLANET NINE』を聴いたので感想メモ

6,7年前の自分(V系との間に†深い溝†があった)に「お前、A9(Alice Nine、アリス九號.)の新譜の感想ブログに書いてるよ」って言ったら、有無を言わさず解熱剤の座薬をブチ込まれてしまうと思いますが…人生山あり谷ありイケメンあり。ありよりのあり。手の平は返す為に生えてるんだよ〜くるくる。

近年、地殻変動があり溝の埋め立てに成功したと言うか、V系氷河期を耐え抜いた中堅V系が面白い具合に仕上がっている事に気付いた私ですので元気いっぱいにA9の新譜『PLANET NINE』を初回限定握手会付きで購入いたしました!
たまたま目に入ってきた『F+IX=YOU』のMVの眩さに目を奪われてからまだまだほんの数ヶ月ですが、気になった現場には迅速に足を運ぶのが信条です!対バンですがライブも行かせて貰いましたしね!

ブログに音源やライブの感想を書き綴る文化自体が滅びかかっている気配を感じるので、インターネットシルバー世代としてはまたもや軽率に感想をメモさせて頂きます。長文を書くのも読むのも好きな癖(ヘキ)!


A9「F+IX=YOU」Music Video
何度でも貼りたい素晴らしすぎるMV↑

1.PLANET NINE-INVITATION-

「A9 of Planet」ってサウンドロゴクラフトワークっぽくて格好いい!ライブの登場SEとしてはアガるだろうな〜。

2.F+IX=YOU

2曲目がこの曲なの素晴らしい構成じゃないですか!世界が\バーーーン/って開ける感じで「Where are you now?」って呼びかけられるのが、かつてファンだったけど離れてしまった人や、私の様な当時まだ見ぬ者にまで届く様で、さすがファンを幸せにすると言い切るイケメン力だなとびりびり痺れます!
それにしても沙我様のスラップがファンキーにキマりすぎていて最高ですね!

3.FIVE JOKER

とてもかっこいい。
インタビュー”俺たちの世代のヴィジュアル系のバンドサウンドってこういうことだと思う”って言ってたのですが、私はもっと『PENDULUM』みたいな所謂ラウドな曲が最近のV系だと思っていたので、つまり私がほとんど知らない00年〜の10年間くらいのV系のスタンダードってことなのかな?こんな格好いいの?嘘でしょ?笑
上手く表現出来ないのですが、往年のジョン・フルシアンテみたいなかっちょいいギターリフがユニゾンする所とか超クール!その荒っぽいザラついた感じにきれいめのシンセやミーハーなEDM感、将さんのうるわしのボーカルが乗っかって、スタンダードと言うには勿体ない完成された個性だと思ったのですが!
サビのコーラスとの掛け合いが効いてる!爽やかだけどちょっと軽薄でキケンな疾走感が、ドラムが止んでダブステっぽくどっしりと落ち着く様は、覚悟を表現している様でグッときました。
あと、ヒロトくんの歪んだギターソロがめちゃ渋で惚れ惚れしました、好みだ!

4.UNREAL

最初に聴いた時、あまりにkenちゃん*1節なのでびっくりしてしまった笑
この極端に切なくクサい雰囲気最高に好きです。粘り気湿り気がすごい!お題は”エスニック”だそうですが、もはやそう言う問題でもないような笑
もにゃもにゃ絡みつくこの感じ、これは私が聴いていた頃の90’s V系だ!と言うかラルクだ!
で、間奏がギターソロじゃなくてシンセなのがとてもいい、曲調の古めかしさと相反したスペイシーさが爆発している感じ。何か沙我様がラップしてるし、”懐古的に見せてとても攻めてる”感じでグッときました。クセになりますね。

5.CASTLE OF THE NINE

この曲、初回限定盤のボーナストラックとかにするなら分かるけど、満を持してのフルアルバムのこの位置にブチ込んでくる辺りにただならぬ本気度を感じてお見それしました!
楽器を持たないパンクバンドが居るなら、楽器を放り出したロックバンドが居るのもまたROCK and ROLLな訳ですよね。
こんなこと出来ちゃうのよ(照)みたいなアイドル営業じゃなく、真面目に振り切ってるのが最高にクールです。
アイドルイメージを開き直るどころか誰にも真似出来ない武器にしてしまうあたり、今のA9がいかに確変状態に入ってるかって感じがしました。
と言うのは前提の話で、曲を聴いての感想は、Naoさんで牛乳を吹きます目の前のバケツに。私も小島瑠璃子ヒャダインも吹きます。 
あと虎さんのラップ、虎ップ?トラップ??超かっこいいですね!カラオケで歌い慣れてる感がミーハーでキャッスルオブザナインってなんなのよ?!って感じの理不尽さに拍車をかけていて文句ナシ花丸です!!

6.PENDULUM

からの、まさかのグロウル全開のヘヴィーな曲へ。何でもアリだなオイ。
この曲と『MEMENTO』を聴いた時の感想は忘れもしません「俺たちストイックなラウドだぜロックだぜと言う主張とキャンディーの煮こごりみたいな甘〜いV系みが交互に押し寄せてきて精神が不安的になる」でした。笑
この反復攻撃はV系にしかない気がするので、とても良いと思います!

7.ソナタ

私がもともとイメージしてたアリスナインの感じの曲だ!
ちょっとまだ体に馴染むのに時間がかかりそうな距離を感じるけど、こういった場合あとあとめっちゃ好きになる事を経験則から知っています!
将さんの歌声って春風みたいだなぁ。

8.Neophilia

おいめちゃくちゃ好きだぞ!!!!オルタナってるなーー!!V系のきれいさはあるけどどこかグランジだなーー!!ベースライン反則だろーー!!
曲としては1番好きかも。この曲を『F+IX=YOU』のカップリングで聴いた時、ああこの人達洋楽とかも好きなんだなーと、ミュージシャンに向かって本当に失礼なんですけど、V系でアイドルでとなるともうルナシーとマリリンマンソンしか聴かないんだと思っちゃってるじゃないですか…(どんだけV系に偏見あったんでしょうね!)

9.GIGA

とか思ってたらそのマリリンマンソンの『the beautyful people』な曲が始まって笑ってしまいました!!わははは
でもサビは3拍子になって、はらはらと桜舞うかの様な和風しっとりな感じ、面白い。

10.ASYLUM

素晴らしい。このアルバムの実質ラストとも言える位置に、このエゴ爆発な曲を入れるあたりもまた本気だなと感じました。
雰囲気的にはちょっとトリップホップというか…とても好みです。沙我様のポエトリーラップのおぼこさがまた生々しくて良い。ベースラインも本当に格好良いし、まだメンバーの個性など熟知してませんが、この曲はTHE SAGAって感じなのかしら??
ここまで色々とキラキラしてきたけど、色んな体験をしてきたバンドだから響く無常観と投げやりなくらいのメッセージが美しいです。

11.Re:Born

よくある”アルバム制作を始める前にリリースした明るいシングルどこに差し込めばいいか困ってラストにする問題”な気がします、例えるならBUCK-TICK『TABOO』における『Just One More Kiss』的な笑
なので、ド新規ファンにはやや蛇足にも見えるけど、『ASYLUM』で終わらずこの曲で終わるのもA9っぽくていいのかな?メッセージも熱いしね!

 

PLANET NINE (初回盤)

PLANET NINE (初回盤)

 
PLANET NINE (通常盤)

PLANET NINE (通常盤)

 
 

 

*1:少女時代に好きだった人のことは今だにちゃん付けしてしまう節があり恐縮です!