25日まで渋谷で上演している「THE ALUCARD SHOW」を観て参りました。
吸血鬼がテーマのダンスエンターテインメントショーという事で、大好物を提示され鼻の下が伸びすぎて桃屋顔に…。
ALUCARD(アルカード)、逆さから読んだらDRACULA(ドラキュラ)!
ギャー!(取調室のデスクライトを当てられ灰になる)
主演は松下優也くんです。
松下くんと言えば先日ベタベタホメホメが止まらなかった舞台『黒執事』の主演であり、振付も同じくMikiko先生、テーマは悪魔から吸血鬼へ…。
で、ダンスがすごかったです!
いきなりの一行感想となりますが、吸血鬼のダンスグループが世界を席巻していく物語と聞いていたのでポップなものをイメージしていたのですが、思っていたよりガチホラー色が強く、えーとなってしまったのでした。
でも本当にダンスはすごかったです。
大音量のEDMに合わせゴリゴリと踊る様はシャレオツの一言でして、ステージセットもシャレオツでありました。
以下、おもいっきりネタバレ!(拳を突き上げながら)
他のヴァンパイアと違って一人だけ喋るし明確な吸血のシーンもないしでフラグビンビンだったのですが、アルカードのリーダー・ブラド様(松下くん)だけ実は普通のヴァンパイアではなかったというオチなのです。
朝日に当たっても灰にならず、あなたは一体…!?みたいなラスト。
これで”実は人間だった”と名言されていれば『寄生獣』における市長みたいでカッコイイのですが、もろもろ含ませてしまった結果、新世界の神、みたいな…ただならぬ厨二臭を残してエンディングを迎える事となり、後味が悪かったです!
恐らく制作が意図しない方の意味で!!
ブラド様は普通にヴァンパイアで良かったんじゃないかなあ…それか思い切って人間か。大した意味もないのにミステリアスさを醸し出そうとするとイタイ事になるのは人間も演劇も、歌でも小説でも何でも同じですね!!
あと、元宝塚の方が最後にはヴァンパイアハンターと化すなどのズッコケ展開もあり、もっとシナリオ部分を簡素にしてショーに特化すれば良かったのになと思っちゃいました。
全体としては『アイドル等の偶像に入れ上げすぎんなYO!! そいつらはお前の血を啜るヴァンパイアDAZE…』という警鐘を鳴らすテーマであったと思うのですが、恐怖でもって教訓を擦り付けられるのは、夏には暑苦しいわな〜という感じです。
でも結構楽しめました!
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