おしろ宮殿

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2012年に見た舞台『エリザベート』マテトート&ウィーン版の感想を掘り起こす

※この記事は、今から7年前の2012年に観劇した時の感想(閉鎖した別ブログ)を再掲載するものです。何故なら今週、エリザベートを観るから!当時のルドルフだった古川ゆん君がトートでね!単なる記念age(†死語†)です。

6/3()エリザベート@帝国劇場

まだ私が帝国劇場を、燕尾服を着た壮年のパトロンエスコートして貰わないと足を踏み入れられない場所だと思っていた頃(実際には普段着のおばちゃんが座席で幕の内弁当を食べていたりするLike a 歌舞伎座国技館な場所)、たまたまネットで見つけた「闇が広がる」の動画に一目惚れして、ウィーン公演のDVDを購入してしまった…そう、それがエリザベート

のちに第一の推しメン城田優が日本版に出演する事になり、歓喜して帝国劇場に観に行ったものの、やはり私の中ではトートはウィーン版で演じたマテ・カマラスなのでした。
しろたんのトート、かんっぺきだったけど!!

で!

なんかよくわかんないうちに、そのマテ・カマラス(ハンガリー人)が日本版のトートとして招集されてたああ!YATTA!
ちゃんと日本版の衣装、設定で、日本語での出演と言うから驚きました。しかもどさまぎで(少なくても私にとっては)テニミュキャストの古川雄大がルドルフに大抜擢!トートとルドルフはデュエット&キッスがあるので、勿論この組み合わせでチケットを取りました。

日本版とウィーン版は諸般の事情から趣が異なり、トートのキャラ設定も全然違うので、マテが日本Verの少女漫画チックなトートをどう演じるのか楽しみで楽しみで…

で!

観てきたよおおお
カタコトート!!
日本語がカタコト!!可愛かった!!
ウィーン版はマテの本職??(バンドマン)を活かしてロッカーなトートなんだけど、ちゃんと日本版の優雅で麗しいトート(多分、初輸入が宝塚だったせい)を演じてました。でも時々シャウトしてた!いいぞ!

どこまでなら言葉を崩しても伝わるかの加減が分からなかったせいか、マテ独特の歌唱法が活かされてなかったのはちょっと残念だったけど。

生きていればヨーロッパのミュージカルスターを日本でローカライズした形で観る事もある、人生って不思議だなあ…(感慨)。

しかしながらエリザベートの歌ド下手で、相当なストレスを受けました…。
チケ代が13000円もするだけに遺憾の意を発動。また深まってしまった、私と元宝塚キャストの溝。

ルドルフ役の古川くんは初々しく可愛らしくて良かったです。一人だけアス比間違ってるのか?ってくらいスタイルが良く、尾崎南通り越して高橋陽一頭身って感じでした。顔の大きさがマテの半分。

次は10月にあるウィーン版キャストによるドイツ語でのガラコンサートをイッヒ楽しみにしております!

10/27()ウィーン版エリザベートコンサート@東急渋谷オーブ

素晴らしかった!!!!
横の席のオバサンと最後は手を取り合い「素晴らしかったですね!!!」と打ち解けてしまうくらいに素晴らしかったです。

本場ウィーンのエリザベート一座が渋谷ヒカリエに出来たてほやほやのリッチな劇場「東急シアターオーブ」にて公演して下さったわけですが、まあ本当に感動しました。
日本版より先にこちらをDVDで見てしまっている為、しっくりきすぎた。クオリティも段違い。

ドイツ語なので終始字幕が電光掲示板で表示されているのですが、にくい演出だなあ〜と感心したのが、突如字幕が出なくなるシーンがあり、あれ?故障かあ…ってなりますよね。そしたらキャストが消えた掲示板を見てオヤオヤみたいな顔をして「ワンモア!」って今度は日本語で歌い出すと言う!!
いやーテンション上がった。ルキーニのキッチュだったかな。

この公演をもって長年演じてきたエリザベートを卒業するマヤ・ハクフォートさんですが、カーテンコールで緊張の糸が切れたのか何故かYOSHIKIのごとく長い金髪を振り乱してヘドバンしていたのが印象的でした。
場内もキャストも爆笑しておりました。