cali≠gari「13」ツアースタート 横浜&本八幡
昨年の村≠フェス以来、実に7ヶ月ぶりのcali≠gariワンマンに参加して参りました。
初日横浜のライブは、ファンがいかにcali≠gariに飢えていたかがよく分かる、え?ガリストってこんなに元気良かったっけ?!ってくらいの大盛り上がりっぷり、めちゃくちゃ楽しかったです!
やれば出来るぞガリスト!イェイイェイウォウウォウガリスト!
満員のライブハウスが30分押しで暗転すると、不穏なSEとともに登場した青さんの前には立ったまま叩ける打楽器のセットが…。ということで、これまた不穏にシンバルや太鼓を鳴らす闇の儀式めいた雰囲気のまま「ゼロサムゲーム」でライブはスタート。パーカッションのゲスト頼みな所があるこのアバンギャルドな曲を、果たしてライブではどう再構築するのか?と思って居たらまさかの青さんがパーカッショニストデビューでした!cali≠gariの天皇陛下はcali≠gariのスティーヴ エトウに!!
相当ダウナーな曲なのに、圧縮された客は早速大揺れで大興奮。うわーみんな待ってたんだなあ!って感じで私も最高にアガりましたね。
そして始まる研次郎さんの不穏なベースソロ…「トカゲのロミオ」では、まさかのイントロから自然と沸き上がる拳とOiコール!!!こんなの初めて!!!どんだけテンション上がってんだガリスト!!!どうしたんだ!!
新曲は棒立ちが基本になりがちなV系界隈において、初披露の曲でここまで一体感が出るのって凄いことですよ。ここcali≠gariのライブだよな!?と左右を確認してしまうほどに激烈HOTな感じでございました。
久々披露の「蜃気楼とデジャヴ」では、石井さんの現在の気分を占うアウトロでちゃんと『君と死にた〜い♪』と歌って下さったので、これはオッケーだぞという感じ!
それにしてもステージが低いせいで首から下がほとんど見えない石井さん、たまにモニターに上って下さり見えるお姿は女郎って感じでバーニング吉原でした。
「トイレでGO!」はファンとの掛け合いを想定して作られた曲だとは思いますが、初回からこんなに!ってくらいきれいにコール&レスポンスが完成してしまい楽しすぎましたね。アブラハムには七人の子のパートとか。この半年強cali≠gariを想い溜め込んでいたフラストレーションを\GO!GO!トイレでGO!/というわんぱくなかけ声に乗せ昇華させます。
まだまだ遊びの伸びしろを感じたので、「クソバカゴミゲロ」や「ギラギラ」に続くアンコール定番曲になるんじゃないかな!?という気すらします。
青さんの作る人間性壊滅ポップキラーチューンって本当に凄い威力だ、やみつきなんてもんじゃない。
何て今日はいい日なんだろう…
そして続くは「マグロ」ですよ!いやあ相性最高!IN HEAVEN…MOON LIGHTくらいのナイス連続性!ここでもテンション上がりすぎたガリストが、笛のパートを\フッフー/のmixで補完するなどナイスプレイを連発。夏だ!猟奇だ!解体だ!
そんなパーリータイムの後は、90年代の青様再びとばかりに「ちぎられたロマンス」へ…そしてごく自然に「色悪」に繋がるわけですよ!これは大変感動しましたね。二十数年前に青さんが作った曲が、今年石井さんが作った曲とマッチするという展開、面白すぎませんか?現在のカリガリの『何をやっても大丈夫』という余裕を感じまくりましたね。
「三文情死エキストラ」からの「東京ロゼヲモンド倶楽部」のカップリングも見事でしたし。
「オーバーナイトハイキング」では、遂に5色に変化するアイドルペンラ仕様の『すごくひかるみっしつさん』が発売されてしまった為に、会場が青さん曰く『宗教』『ハロプロ』の様になってしまい、厳かな雰囲気は台無しも良い所でしたがこれはこれで楽しかったです。
『推し色にしていいのよ』って言われましたが、cali≠gariメンバーの推し色なんて公式に発表されてないんですけど!!!勝手すぎる!!!ww
どうやら、青さん→青、石井さん→赤、研次郎さん→緑の様ですが…ペンラは5色なので混沌としております。白石さんが白で中西さんが黄色という事でよろしいか。
「一切を乱暴に」では青さんが『ヘッドバンキングって知ってるでしょ?やりなさい!』みたいに煽るのですが研次郎さんが『ネットバンキングにしか聞こえなかった』と茶々を入れ最終的には『あんたたち〜!ネットバンキング出来るの〜!』と煽られました。オーケーワンタイムパスワード!
『バンギャのヘドバンは嫌い』との名言を残している研次郎さんが『無理してヘドバンしなくていいからね』と挟むと青さんは『研次郎くんは優しいからそう言ってるけど私は許さない!するのよ!』みたいに煽り返してました…いや優しいとかじゃないって、嫌いなんだってバンギャの(メタラーから見ておかしな)ヘドバンが!!w
最近私はメア関連の『いかに華麗にヘドバンをするかでヒエラルキーが決まる』とでも言わんばかりのバンギャに取り囲まれて過ごしてきたので、メンバーにヘドバンしろと言われてこんなにヘドバンしないライブがあるのかってくらいショボショボな光景に居心地の良さを感じまくりでした。それでこそcali≠gariファン!石井さんファン等には誰がするかよって感じの人も多いと思うので、上手の皆さん頑張るんだ!!
そしてこの日お披露目された新曲の中で一番『ライブバージョン最高!』ってなったのが「ファニソン」です!研次郎さんのベースが素晴らしすぎて、これは「ハラショー〜」に続く好きになっちゃうかも〜〜やだ〜〜と言う予感に打ち震えました…
しかも青さん、ギター弾かないでパーカッショニストごっこしてるんですよ!!謎すぎ!!いっそセンターで踊ったらどうですかね、モリケンさんのように!
本編は最後に「落花〜」で〆となりました。改めて良い曲だなぁと噛みみしめたものの、この曲はやっぱり秦野さんが生ピアノで参加してくれたら最高だろうなあと野音が楽しみにもなりました。
アンコールは「冷たい雨」からの「深夜〜」にしっとりどんより浸り、ダブルアンコは「ギラギラ」「クソバカゴミゲロ」で暴れ倒しスッキリさせられて初日終了!
いや〜〜大半の曲が新曲でここまでの盛り上がり、「13」を引っさげたcali≠gari最強説!実に素晴らしく幸先の良い、ベストof初日賞な幕開けでした。
色んなバンドのライブに顔を出すけど、やっぱりcali≠gariのライブでしか感じられない興奮と味わい、楽しさがあるので、唯一無理もいいところです。待ってました!!
初日のテンションのまま2日目の本八幡にも突撃したのですが、整理番号が良かったためにぐっちゃんぐっちゃんになり今全身がバキボキです。
2日目は「トレーションデモンス」「ハイカラ〜」が聴けたのがハイライトでしたね!至近距離でハイカラのチョッパーが見られて本当に惚れ惚れしました…うっう!
後はもう、次々身を乗り出してくるメンバーを砂被り席でお触りケーオツというアトラクションが凄かったです。
恒例となっている石井さんのどこまで客席に身を乗り出せるかなチャレンジで何度も体を支えさせて頂いたのですが、いつになく滅茶苦茶重くて、え!?皆で支えてるのにこんなに重いはずない!!って腕が折れそうな程の重量にプルプルしていると、よく見たら石井さん天井を蹴ってました。客席に背中からダイブして、天井に足を突っ張ってるんですよ。何してんだよ!!!このまま潰されたい!!
そんな本八幡でした。
cali≠gariのメジャー15周年イヤーは来年4月まで続くそうなので、まだまだ楽しみが尽きませんね!どうかラストまでメンバーが怪我や病気をしませんように!健康かつ猟奇的かつパリコレかつハンサムメタルにツアーを楽しみたいものです。
私は次は高崎に行くよ〜〜待ってろはらっぱ〜〜〜