おしろ宮殿

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cali≠gari 13ツアー前半戦終了〜札幌の思い出を添えて〜

カリガリの「13」ツアー、前半戦全公演が無事終了しましたことを心よりお祝い申し上げます!関係者各位、色々と心身ともに大変な事も多かったと存じますが、何はともあれ全公演素晴らしいクオリティで終わった事がファンとしては嬉しすぎます!
多少ムラがあるスリリングなところもカリガリのわくわくポイントだと思って過ごして参りましたが、今回は特別にプロフェッショナルな全17公演、本当にお疲れ様でございます!

私がファンになってからのここ5年程、カリガリのツアーセットリストは常軌を逸して変幻自在だったと言うか、良く言えばライブ感2000%最強フレキシブル、もしかして:行き当たりばったり だったものの、今回は初(?)となるレコ発ツアーらしいアルバム全曲固定という王道スタイルでした。

とは言え、毎公演6,7曲は既存曲が入れ替わるし、曲順も結構入れ替わるので、よそのバンドと比べた時のフットワークの激軽さは健在ですが。
これまでのびっくり箱的なプログラムに慣れすぎていて、固定気味のセトリには物足りなさを感じるのでは…と多少危惧していましたが、いやいや全くそんなことなく!新曲達をじっくり聴けて、ライブ回数を重ねる毎に新曲のパフォーマンスも客のノリも仕上がっていく様を見届けるのがカリガリとしては逆に新鮮で、めちゃくちゃ楽しかったです!!
「憧憬〜」や「12」ツアーは新曲がやや蔑ろと言うか出し惜しみというか練習不足でメンバーに避けられがちというか、不運な目に遭っていた気もするので…笑

更に散々SNSなどでも讃えられていますが、相変わらずの毎公演衣装とヘアメイク全チェンジという狂気の歌舞伎者っぷりに感服です。メンバーの出で立ちが日によって様変わりしすぎるので、開演の瞬間のわくわく感が他のバンドと比べて250倍くらい高いですよカリガリは。慣れたらよそじゃ満足出来ない体になってしまいます…。
ハイブランドからZARAから100均の毛糸まで着こなす石井さんというファッションファンタジスタの注目度も去る事ながら、年々イケメン度を増し続ける研次郎さんの胸キュンな魅力、糖質制限ダイエットに成功(なお、糖質警察こと石井さんによる囮捜査によると制限の度合いは不明)した青さんの8流のホモ(本人談)的な麗しさも最高でしたね!

 

スロースターターな石井さん、本編中盤以降の歌唱力すごすぎ

セトリ1曲目が気怠げなゼロサムゲーム固定だったのもあり、序盤は「今日の石井さんのご機嫌というか調子はどんなもんでしょうか…」とつい様子を伺ってしまうのですが、中盤以降、暴力的な程の歌唱力&表現力、フロントマンとしての躍動感&運動量、観客を弄ぶフリーダムスター感を発揮してくるじゃないですか!!!
札幌cube garden(ステージが高く観やすく、天井が高く音響が最高という素晴らしさ)2Daysで感じたのですが、「三文情死エキストラ」のファンキーダイナマイトな歌声はなんなのですかあれ!!あんだって!?(志村けん)ってくらいかっこいいです!!!歌詞の内容とか石井さんのキャラに1nmも関係ない感じかと思いますが、そう言う『歌わされている』ものをあたかも感情移入しているかの様なパワフルさで歌いきるところがカッコイイですよね!

終盤は客席に身を乗り出しやりたい放題したり、やりたい放題させたり、淫美まるでカオスじゃん…としか言い様のない祭になるのは恒例となっていますが、ここ最近は『アンコールの〆で特大ジャンプする』動力にファンをお使いになられる様になりまして、石井さんのヒップに群がる数多の手(まさぐり方が尋常じゃない)は何かしらのアダルトヴィデオの方を彷彿とさせ恐怖を感じるものの、結論としては『痴漢ロケットスタートって感じの仕上がりになっていて、体育会系です。

青さん×ヘッドセットマイク=∞

このツアーの異様にアッパー系な楽しさ(※13はダークなアルバム)は、もしかしたら青さんがヘッドセットのマイクという無敵の武器を装着していたからなのではないでしょうか…!?
どこでも煽れてどこでもコーラスが出来るという自由さを手にして、より一層個性大爆発な青さんでした。煽られるまま気持ち良くノれたお陰ですっかりoiコールや\フッフー/なども定着した曲がありますが、そんなの去年まではほとんどなかったですからね!?

そしてやはり特筆すべきは、ファニソンおじさんの爆誕ではないでしょうか!
岡村ちゃん的にも思えるポップでファンキーでガチャガチャしたイントロ〜サビ〜に、アラビアンというかエスニックと言うかな祀りライクな、石像を囲んで阿波踊りしたさのあるABメロ(?)パート、俺達のファニソンは余すことなく最強のダンスナンバーな訳ですが、ギターを弾かずにパーカッションをオーバーアクションで叩いていた青さんが次第にドラムスティック片手に踊り狂う様になり、それがファニササイズと呼ばれはじめ、最終的には本人が「エアロビの様にレッスン1,2…と分けて振り付けしたい」とまで言い始めるという熱い展開。
野音で踊れるかと思うと楽しみ」だと言う青さんに、「その前にYouTubeに振り付け動画を上げなきゃ」と言い始める研次郎さん。振り付け動画だなんて、そんなもの上げたらもうそれは立派なネオビジュアル系ですよ!!カリガリはネオV系だったんだ!!

青さんは「石井さんの歌をただのBGMにして(踊って)やりますよ」と言っていましたが、確かにこの曲、ファニーソングとか言いながらそんなにふざけた曲でもないですし、エアロビおじさんに踊り狂われる謂われもないと言うか…w この冒涜感もまた、カリガリのアクの強い魅力であるのかもしれません…ふふふ。


年々イケメン度爆上げしていく研次郎さんを見つめるのがそろそろ辛い

かっこよすぎて、ベースがテクが凄すぎて、研次郎さんのどこを見ていても聴いていても「はわわーーーっ(70年代少女漫画絵)」みたいな感じになってしんどいです!憧れの先輩が素敵すぎて直視できない女学生の心境です。
ご本人が「ベーステクがどうとか褒められても全然嬉しくない、見た目かっこいいって言われた方が嬉しい(意訳)」と言う様に仰るので、イベント等でお話する機会に「すごく…かっこいいです…」とヤマジュン顔で伝える様にしているのですが、「またまた〜!」「秀仁くんのがかっこいいよ」等と全て躱されきってしまい終了です!
しかしここ最近キックボクシングジムの成果なのか、より一層引き締まりマッチョな感じになられて…目からハートが飛び出している下手の民達にお気づきでしょうか…
勿論ベースは私のような素人が聴いても明らかに何かズバ抜けてどうかしていて、テクも去る事ながらアンプから聞こえて来る破壊的な音作りとボリュームも他では聴いた事ない様相で…このツアーもエグすぎました!!!
札幌でファニソンをドラムの中西さんと2人でアドリブで弾いてくれたのですが、余りにテクニカルファンキーを極めていてMCタイムなのを忘れて発狂しそうになりましたよ。


密会やインストアイベント、トークライブでの神対応

インストアイベントは少ししか参加していないのですが、高崎の密会イベント、新宿ロフトプラスワンでのオールナイトトークイベント、そして札幌の密会イベントと、十二分にメンバーの皆様とお話などさせて頂き光栄でした。
個人的にお話ししたことや人が話しているものを盗み聞きしたものなどのレポは控えますが、とにかく一貫して、特に、札幌の密会イベントでの石井さんは…全てのアルカイックスマイルの生みの親って感じのニコニコ具合で…あまりに優しく、あまりに天皇陛下の様に平等に朗らかで、ディスコ園遊会でした。
プロフェッショナルを捕まえて人間が出来ているなどと言うのは逆に失礼だと思うのですが、メンバー全員完璧な神対応仕事っぷりで、我々に沢山の良い思い出を残して頂き有り難うございますとしか申し上げられません…。
ヤバイ心理学!!!(石井さんの最近の愛読書)

アンコールどうすりゃいいんだ問題も一段落

ツアー序盤、昨年のツアーで青さんに言われた通り本編終了後5分待ってからアンコールを始める客に「何がしたいのか分からない」みたいな、いつもながら自分達がした教育忘れちゃう系のコメントをされた時は白目を剥きましたが、思い出して頂けた様でキッチンタイマーを使ったお約束ネタが定着したので良かったです。
アンコール!アンコール!という声出しについても、普通に手拍子だけしていた所「棒立ちで手を叩いてる」みたいな評価を受けまして…私は覚えていますよ、数年前のツアーで「アンコール!って言うのダサいからやめて!普通に拍手だけしててよ!」と外タレのファンの様に振る舞えとばかりに要求してきたことを!!!
そんな訳で、どうすりゃいいんだ・・・状態でしたが、自主性がないと詰られながらもツアー中盤以降は流れが出来て迷うことなく暮らせたので良かったです。

バンギャにねえ、自主性なんて求めたって無駄ですよ悲しいけど!出る杭を打ち合う文化はガリストくらいバンギャ率が低く薄い空間でも健在ですから!


さて、私のネクストはFC限定の憧憬〜ツアーDVD発売記念ライブと、9月の東名阪です。東名阪は今の所野音しかチケットを確保出来ていないのですが、交通費試算が始まっており、こうしてまたFPに怒られるであろう無限浪費地獄が始まるんですよね。

最後に、私のこのツアーで一番「さ、さいこうかよ」と思ったネタフリからオチまでが完璧な痺れるエピソードを綴って思い出ブログを〆たいと思います。

ツアーファイナル公演で、「スクールゾーン、踏のリリースから今日でぴったり8年」と記念日おじさんな青さんが感慨深そうに語り出す→石井さんはどうせ興味ないとかdisりを交えつつ話す→研次郎さんに「入りはDmだからね?大丈夫?」などと演奏面の心配をされる→試し弾きするも、研「おかしい、1つズレてるよ」青「本当に!?今までこれでずっとやってきたわよ!?」「絶対おかしいよ、ねえ(中西さんに振る)」中「(コクリ)」青「え〜っ!?」という問答を繰り返し結局分からないまま、青「スコア持ってる人がいたら写メ撮ってリプライ送って下さい、今日はもうこのままいく」という事に。
ファンに自分の思い入れたっぷりであるはずの曲の正しいコードを確認させるコンポーザー/ギタリストの最高さに痺れつつライブを終え、夜の密会イベントへ→研次郎さんが札幌の思い出として、青さんの演奏の下手さにキレて石井さんに強く止められたと言う鉄板エピソードを話す。研「あの頃は冷たい雨のイントロ1つズレてただけでバーン(物を蹴る仕草)とかしてたのにね、今はスクールゾーンがあんなにズレてても許せるし、そこを含めてかっこいいと思えるようになった」青「確認したら4つズレてましたよ(他人事)」