おしろ宮殿

一寸一杯お気軽に

BUCK-TICK 2018 TOUR No.0 7/19(木)NHKホール&7/26(木)東京国際フォーラム

※当方敦司狂愛(ペンパル募集)すぎてあっちゃんあっちゃんうるさいです。

やあもうB-Tはすごい、すばらしい、B-Tしかないわやっぱといった感じで、珠玉のひと時を過ごす事が出来て感無量です。4月頭に八王子で見て以来約4ヵ月ぶりでしたが、その仕上がりたるや、巡業公演を終えてクオリティが跳ね上がった劇団の凱旋公演を見ている様でした。
ラフにファンサを飛ばしまくるイケメンおじさんから、堅牢かつ柔軟な重低音をバクチクさせ愛嬌を振りまくキュートなおじさん、天真爛漫変幻自在唯我独尊のアバンギャルドな天才、激渋屋台骨アニキなド派手いぶし銀ドラマー、日を追う毎に露出狂と化していく俺たちの女優〜マドンナ〜、5人5様だけど5人でひとつ、このバンドはいい、いいぞ…。

7/19(木)NHKホール 2日目

『羽虫のように』『極東より愛をこめて』『形而上 流星』やりましたーーー!!!(地面の向こうのブラジルの人に報告)
“命”や”反戦”をテーマにした流れにぴったりすぎて泣いたり叫んだり。

この日はあっちゃんのパフォーマンスが絶好調の極みで、完璧にコントロールされた歌声、何かに取り憑かれたかの様なパントマイム、気迫に震えるしかない絶唱…「ところでこいつを見てくれ」と言わんばかりに威風堂々と見せつけられる太ももガーターベルトなんだったんだあれは夢か。

前回より日を空けてのライブ参加だったので、『光の帝国』でのパルプ・フィクション ジョン・トラボルタばりのスライド裏ピースダンスや、明らかにツアー序盤よりドヤ感が増してきているニーハイ術の進化など、お見それしました…。

7/26(木)東京国際フォーラム

ツアーファイナルを国内最大級のホールで、それも立見まで溢れる超満員御礼で迎えられる感慨深さよ。尖りまくっててファンを拒絶していて後方席はシートで覆ってMCはおろか一言すら発しない(※喘ぎ声を除く)時代にファンになったので、それはそれで最高に格好良かったのですが、あれから幾年、こんなに愛し愛され作り込まれた世界観を表現し、受け入れ支えてくれた人々に感謝の意を述べるあっちゃんを見るなんてなあ…!
B-T史を塗り替える完璧すぎるツアーファイナルに、現在進行形で新しい夢を見続けられる喜びを感じました。
この日のあっちゃんはNHK2日目ほど調子は良くなかったけど、さすが、丁寧にカバーしていて素晴らしいパフォーマンスだったです。

座席運に恵まれたせいもあり、ヒデの指差しビームが眉間に刺さって、あつっ!あっつっ!!!ってなったり、今井さんのお手振りひらひらの愛$☆(アイドルスター)っぷりに失禁したりと忙しかったです。

『光の帝国』は聴けば聴く程凄まじすぎる名曲でおろそしい!
ステージのスチームパンク感が最も生きる曲でもあり、今井さんの作る不気味で難解ながら明るいエネルギーに満ちた曲の奇妙なバランスに酔いしれました。

今井さんの見せ場と言えば『ノスタルジア-ヰタ メカニカリス-』!!かっこいいなんてもんじゃない!!演技派と言えばあっちゃんばかり注目されがちだけど、今井さんも実はキザでキメキメでシアトリカルな動きしまくってるんだよね!!
ヘッドマイクつけて移動しながらポエム読んで、跪いてメトロポリスの眩しい夜に三日月がぶら下がる」ってポーズキメる時、奥にいるあっちゃんまでを含め絵になりすぎていてとんでもないです。

『楽園』→『BABEL』の流れもしゅごい。
争いで傷付く者と平和な場所から傍観する者の罪の意識を歌った直後、欲望のままに血を欲する帝王の歌を歌う、奪われる者と奪う者、みんな醜く悲しくも美しいという、ああ、生命力。ああ、人間よ。
ゆうたのゴリゴリのベースもいつにも増してバベルしてて格好良かった。

そしてこの日は特に『MOON』が滲みたなあ。
あっちゃんの歌詞には猫を連想させるものが多くて、個人的にはちょうど1年前に亡くなった飼い猫を思い出しておんおん泣いてしまったよ。かなしい、やさしい、ありがとう。

ゲルニカの夜』では首の取れたマリオネットのパントマイムをするあっちゃんを間近に見て、リズムに乗ることも出来ず立ち尽くしました。
曲が終わったあと、歓声が上がらず拍手がずーっと鳴り止まないのもいいよね…。

突然ですが、私は『胎内回帰』で今井さんがクラップするの、あっちゃんという月を照らす太陽からの応援だと思ってる派です。そっちは何派?まあ座んなよ!
がんばれあっちゃん!!と思い号泣しながら叩いてるんだ私は!!あっちゃーん! ほ、ほーっ、ホアアーッ!! ホアーッ!!
『MOON』であっちゃんが窓辺で泣いていても今井さんがアンダーザームーーンライ♪って助けに来てくれるから今井さんはヒーローなんだよう…あっ待って下さい1人で診察室まで行けま

どっぷりと浸かれる本編を終え、アンコールで『GUSTAVE』タイムです。
あっちゃん、ズボン履いてなかった。
私の近隣席すべてが( д) ゚ ゚を再現していて、客席通路で白い眼球がピンポン玉の様に跳ね回っていました。いつからズボンを履かないでレースのニーハイタイツだけでステージに立っていいと思っていた…?着物で隠すもんだから余計卑猥で…卑猥というかもはや猥褻…美しさは罪…露出狂も罪…。

かたせ梨乃 西川峰子 櫻井敦司 (辞世の句)

これから先あっちゃんに何が起こっても受け入れていこうと覚悟を決めましたブラ姿とかでも…そうだ…未来だ…
この話を続けると時空が歪むので何も見ていない事にして感想を続けます。

ツアー後半から今井さんが猫じゃらしでファンやあっちゃんをじゃらす様になった件ですが、近くで見ると思って居た以上にガチでじゃらしていて、ファンの河童の皿をビシバシ叩いていました。

『ROMANCE』では軍帽+着物+黒レースニーハイと言う全部乗せ二郎系耽美暴力的なまでの背脂厨二カロリーでブン殴ってきていました。めちゃくちゃだよもう…。

ダブルアンコの『REVOLVER』が持つ怒りのパワーも相変わらず凄かったな。
シューティッ!シューティッ!!!って叫びながらダダダダダッダダってアニイのドラムだけになっていって、震えてる〜君のまぶた〜ってリズムが落ちていくところ、何度体感しても恍惚とします。

最後は『Solaris』で美しく、夢を見て、終わりました。


ってポエムツイートしたら沢山賛同(?)のRTやふぁぼを頂いてお恥ずかしい限りなのですが、ほんと、私はあっちゃんをみちしるべに生きてきましたのよ勝手に。

『No.0』は私の中で、『Six/Nine』や『ONE LIFE,ONE DEATH』『memento mori』に並ぶ転機的な超名作に位置づけられました。
近年の『或いはアナーキー』も『アトム 未来派 No.9』も、このキャリアでここに来てこの名盤!!と言う驚きの作品だったけど、『No.0』は更なる異次元と言うか革命的でしたね…。

作品のコンセプトを完璧に再現した舞台演劇の様なツアーも本当に素晴らしかった。
あっちゃんが丁寧に「秋に会いましょう」と言ってくれたし、今は爽やかな別れを惜しんで少しだけさみしくいようと思います。

数時間後に、ライブハウスツアーの当落発表を控えながら余韻に浸りつつ終わります。

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終演後、今日のセトリのプレイリスト(サブスクリプションサービスの)をQRで読み込めるカードを貰った!いいサービスですね!