おしろ宮殿

一寸一杯お気軽に

小江戸 川越を存分に観光する夏

十年来のオタク友達の1人に、私と同じく西武ライオンズファンであり埼玉県川越市民がいる。私などは埼玉と縁もゆかりもないのだが、松井稼頭央がかっこいいと言う理由で二十数年前にたまたまライオンズファンになった身である。
6月の後半、白塗り野球おじさんこと樽美酒研二の始球式イベントやユニフォーム配布デーが立て続けにあり、この機会を逃すまいと、冬は寒くて夏暑い、野外球場にやんわり蓋を乗せただけでお馴染みのメットライフドームへと出陣する運びとなった。その流れで、近年『小江戸』として観光人気が爆発中らしい川越を案内して貰ったので書き残しておきます。
ここ最近はお化粧バンドマンのメイクのノリを観察するに徹していた当ブログの、久々の人間活動記事だぞ!

f:id:notenbtller:20180630135857j:plain満員の西武ドーム。試合はじわじわ点を追加され、楽天に9-1でぬるりと惨敗。

f:id:notenbtller:20180630172932j:plain本川越駅の看板。かっこを付けて言わずにはいられない何か。

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夕暮れの中、駅前のローカルデパート丸広百貨店屋上遊園地へ。残念ながら乗り物は17時に終了していたけど、この正しいエモさ。もはや廃墟の赴き。

酒造の蔵を改造したと言うお土産スポット『小江戸蔵里』で日本酒の飲み比べなどをした後、夕暮れの小江戸へ。これが素晴らしかった!

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店が軒並み閉まっている為観光客もおらず、かえって素晴らしい風景だった。私のあいふぉーん写真ですら絵になる。

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推しの名前を発見すると押さえずにはいられないオタクの習性。

この日はイタリアン酒場 TAKEYAにてビールとピザを食らい終了。
友達の家に移動して、90年代にコミケで撮影したコスプレ写真やアメコミの同人誌などを拝見し翌日に備え就寝いたしました。

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90年代のコスプレは今の様なメイクのノウハウや顔面拡張アイテムがなかったので地味!そしてコミケでは露出や長物持込が禁止されていたので、どこか慎ましく芋っぽくノスタルジーと古傷を刺激された。それはそうとのLe ciel…(空に帰りがち)。

翌日も雲一つ無い青空、最高気温32度の川越はYes, Summerdays。しぬかも。トート閣下が炭坑節を歌いながらジリジリにじり寄ってくる幻覚が蜃気楼の彼方に見えつつの、レンタルサイクルを使い一日川越観光がスタート。

f:id:notenbtller:20180701102656j:plain中院。

f:id:notenbtller:20180701103655j:plain仙波東照宮の何か。日光の様に塗り替えられていない鄙びた感じが歴史建造物かくあるべし感に包まれていて良い。

f:id:notenbtller:20180701111706j:plain川越城本丸御殿。刀剣乱舞の本丸くらいのサイズ感だよとオタク友達が解説してくれていた記憶があるのだが、実は刀剣乱舞をただの一度もやったことない私には、佐藤流司くんがHAKUEI姐さんに可愛がられているくらいしか分かっていない。

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ライブ会場前で代理購入してもらったグッズ引き渡しやトレカ交換を行うオタクの図。

写真にはないけど、川越城のすぐ隣にある川越市立美術館と博物館も建物がきれいで空いていて楽しかった。

お昼ご飯は、地元の人に愛されるB級グルメを梯子。

f:id:notenbtller:20180704151433j:plain小学生が学校帰りに立ち寄る駄菓子屋、やきそばのみどりやで太麺焼きそばを。濃厚な油(ラード?)のコクとソースの辛みのこれこれこれ感。

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f:id:notenbtller:20180701124159j:plain随所に強烈なマネーの臭いを放つ、俗の極み乙女な氷川神社を経て、市役所前で揚げたてコロッケをいただく。

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そしていよいよ小江戸のメインストリートへ。

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何故か点在する動物のオブジェ。きけば元川越市役所職員が退職後に発砲スチロールアートに目覚めて作っているらしいが詳細は不明。

f:id:notenbtller:20180704151442j:plain菓子屋横丁で観光地の定番ソフトクリームにかじりつく。
芋けんぴ、髪に付いてたよ…。

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俺達の相葉ちゃん!!!!!!(2人とも元テニミュ厨)

f:id:notenbtller:20180701133801j:plain美しい小江戸を無慈悲に通る自動車の群れがミスマッチでクールジャペン感。
どこにでも侵略してくる杉養蜂園がここ川越にも確認され(しかも短い距離に2店舗も!)、寓話であるならば店主はマヌカハニーに足を取られ身動きが出来なくなったところで蜂の群れに襲われて死ぬ。

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おまつり会館でお囃子の実演や山車の展示を楽しむ。これぞ観光感に包まれ満足。

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こういった名入れアトラクションを見ると、つい「る、瑠樺…」などと呟いて吸い込まれてしまいそうになるのだけど、ギリギリの所で我に返った。
サンプルの意味ありげな「桜井」はミスチル、「藤森」はキスマイか?「凜」はFree?原宿みがある。

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駅名に()して併記する時の鐘。
この空は青すぎる…マジで。

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こざかしいスタバを皆が半笑いで撮影していた。

f:id:notenbtller:20180701144015j:plainメインストリートを離れ、こちらも古いお店。きつねのお面が有名らしいけど、鼻から下なら購入してSugiyaさんのプレボに投入させて頂くところ、ベネチアンスタイルだった。

約5時間にわたる観光を終え友達のお家へ帰還し、天の川な羊羹をいただく。何かしらの映え映え。汗だくすぎる自分からはコミケの臭いがしました。

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常日頃わりと日本中を旅しているものの、交通機関とビジネスホテルと居酒屋とライブハウスの行ったり来たりで観光になりがちだったので、人間の心を取り戻しました。楽しかったしリフレッシュできた!埼玉にそんな古都的な観光地があるんかいなと侮っていた事を謝罪いたします、川越は小江戸の名に偽りないす素晴らしい観光地でした。

西武はこのまま優勝してくれ頼むから!!