ミュージカルのお時間です
ただいま観劇シーズン到来 in わたし!
私が「どこに紹介しても恥ずかしくない」と周囲に執拗にリコメンド エンダ リコメンドを繰り返すミュージカル作品が揃って現在上演中でして。
『スリル・ミー』と『ALTAR BOYZ』でございます。
スリルミーを観に行くのは今回が3シーズン目、ALTAR BOYZは初演から見ているので4シーズン目です。
どんなに辛い事があってもこの芝居を観ている2時間弱の間だけは、こんなにスゲーものを観られるなんて私は何とラッキーなんだろうと思える珠玉のエンタメ作品ですよ!
どちらもオフブロードウェイ作品の輸入作です。
そんなに詳しい訳ではないですけど、私はブロードウェイよりオフブロードウェイの作品の方が好きな作品が多いんです。
でも日本で上演している作品は小劇場より大規模ホール作品のが好き…
簡単に解説しますと
『スリル・ミー』は実際にあった事件を元にした作品で、結構ホラーです。ニーチェ厨の超中2病イケメン「彼」と、その彼が好きすぎて行動を共にする「私」のゲイカップルが、スリルを求めて犯罪に手を染めていく話です。2人芝居+ピアノ伴奏なのですが本当に音楽が素晴らしい!!!
そしてラストの大どんでん返しが超痺れます。これぞ心理劇。スリルで鳥肌ぞわ〜です。
『ALTAR BOYZ』は歌って踊る超エンタメ舞台で、半分くらいライブです!気軽に観られます!しかしとてもメッセージ性に富んでいて私は毎回号泣しております。
アメリカの片田舎で結成された「キリスト教を布教する為に活動するアイドルグループ」の日本公演という設定で、そのままずばり『ライブをしている』というミュージカルなんです。
NYではもうこの設定からして笑えるらしく「キリスト教のグループなのにユダヤ人がいる」「キリスト教のグループなのにゲイがいる」等の皮肉も含め、ギャグ満載な様ですね。日本ではそのキリスト教をおちょくった笑いというのは伝わらないので、マジでかっこいいアイドルグループになっちゃってますw
なのでちょっと本国とは雰囲気違う様ですが、そもそもアメリカ人からするとBSBみたいなアイドルグループ=ダサイとされている様で、日本の様にアイドルが老若男女から支持される価値観とはまた違うんですよね?多分きっと。
ただ日本版の歌とダンスはマジでかっこいいですよ!!!
勿論、本来込められた「LGBT差別」「人種差別」「家族とは」「信じる心とは」みたいなメッセージや、矛盾だらけの設定から浮かび上がる本当の人間の姿とかはそのままに、素晴らしい舞台です!
沢山キャーキャー言って盛り上がって、笑って、そして泣けて、心にメッセージが残るという、非の打ち所がないエンタメでございます、書いてて痒いわ!!
カリガリの噂はお流れみたいだし、B-Tの箱ツアーは最後の2日間と武道館だけ参加なのでまだお預け、岡村ちゃんのファイヤーはもう2公演見てこれにて打ち止め…という訳でしばらく観劇に勤しみます!