ここ最近の思い出〜MORRIEさん弾き語り/石井さんカラオケ会/℃-uteコンサート
5月ですね!
GWも終わってしまい、茫然自失のまま遠くを見つめておりますが、やる気はなくとも腹は減ります。
ここ最近観たりした素晴らしいもののレポをします。
MORRIEさん弾き語りライブ
カリスマofカリスマ MORRIEさんのワンマンショー『SOLITUDE』に行かせて頂きました。私が参加しました4/29のEpisode 25は『存在遊戯の終焉』と掲げられており、タイトルだけである種の満腹感すら感じる濃厚さ!
今回で4度目のワンマンショーだそうで、以前から参加していた友達に「DEAD ENDからcreatureからソロからカバー曲まで何でもありのギター弾き語りワンマン」「突然漫談が始まる」と聞いており楽しみにしておりました。いやしかし!!!!!その期待を遙か高く大気圏レベルで超えてくる素晴らしさで、こんな体験はこの空間でしか出来ないだろうと言う本当に贅沢で貴重で恍惚とする黄金体験が出来ました…。言葉にするのが非常〜に難しく、行った人にしか分からないであろう濃厚な世界観、このブログを読んだのも何かのご縁、次回は是非!是非あなた様もご参加下さいとしか言いようがありません!!
ボーカリストによるギター弾き語りと聞いて、アコギで簡単なコードを押さえながらジャンジャジャンふんふん♪みたいなもののをご想像の方もいらっしゃるかと思いますが全然違います。MORRIEさんの楽曲や世界観の独特さ、高貴さは言うまでもないのですが、まずギターの腕前が素晴らしかったです、驚き!!
主にエレキギターの弾き語りが多く、コードでジャンジャカと言うよりアルペジオなんですよ基本が!足元のスイッチャーやら何やらを踏みしめながら「めんどくさいわ…」「音間違えた」とか良いながらプログラムしてきた様々なエフェクトを切替、曲毎の世界観を構築していらっしゃる!!勿論アコギもあったし、最後には12弦ギターまで弾きこなしていて何だこの御方は…という畏敬の念を新たにするしかなかったです。
ギターのエフェクトの知見がないのでどうやっているのか分からないのですが、「HEAVEN」では演奏パートをループを利用して重ね、素晴らしき幻想的世界を魅せて下さいました、マジで泣いた。
そして本当に唐突に漫談がはじまります。地獄のギター漫談ですよ。3時間のライブの中でトータル3,40分はトークでございまして、その軽妙な語り口ながら深い深い哲学的内容に、お世辞抜きでめっちゃ喋り上手なんだなと…そんな所でまで感嘆させないで下さい!!
しかしながら幼少期の思い出や突然繰り出されるダジャレなど、地獄感溢れる雰囲気ながらひょうきんな関西のおっちゃんという側面も感じられ、何から何まで最高です。
知性とウィットに富み、生と死と破壊と創造と関西弁に満ちた世界に浸れて本当に贅沢な時間でしたね…。余りにも胸に迫る内容に何度も涙しそうになりました。
そんな中、意外性たっぷりな戸川純の「諦念プシガンガ」のカバーが素晴らしく、特に記憶に残っております。
「別にそれほど彼女のファンという訳ではないけど、この曲は好きやねん」みたいな(関西弁無理やねん…)事を仰っていましたが、「イーオッサンダイ♪ヤ〜サッンダイ♪」みたいなコーラスパートをファンに歌う様命じたり、噂通りのユーモアと哲学の共存世界でした。
ああ、とにかく行って良かったです。終わった後しばらく現実世界に戻れなくなる様な、いや、世界が違って見える様な素晴らしい独演会でした。まさにMORRIEさんにしか作り上げられない独自の世界だと思います。
余談ですが、開演前ロビーにたった1つ燦然と輝くABCことyasuさんからのスタンド花を見て「さすがだな…」と頷きつつ会場入りしたのですが、終演後に再びロビーに出るとその横に清春さんからの花も並んでいて、強火のMORRIEギャ達の張り合いを感じてほっこりしました。
石井さんのスーパーハイレベルカラオケ会
めっちゃハイレベルな石井さん一人カラオケ大会を観てきた話です。
GOATBEDは毎回変わった企画のライブを打ち出してくれてファンをやっていて楽しいのですが、今月はなんと毎週土曜に1日2公演、合計8公演の変わり種ライブをやると言うのです。それもリハスタジオに客を入れて。
初回の5/6 昼公演はなんと『カバー曲縛り』と言うじゃないですか。実は当初この回のチケットは持っていなかったのですが譲ってくれる人を探して急遽参加してきました。余りに面白そうだったので。
リハスタジオってどんな感じよ?って思って居たのですが、20畳〜30畳くらいの絨毯が敷かれたスペースに簡易ステージを作りアンプを置いて客を入れたので、普通のライブハウスとそんなに変わらない感じになっておりました。
暗転も登場SEもなく薄暗いスタジオにすっと現れた石井さんに、ファンも機材調整の為現れたのか開演なのか分からずざわついていると「はじめていいですか?」と一言、さらっと始まるHumpe Humpe『YAMAHA』のカバー。この曲大好きなんですが最近はレギュラーセトリからは外されていたので聴くのは久しぶりな感じです。
石井さんの出で立ちは、キャッツアイのようなレオタード感のある、或いはヒートテック感のある黒い長袖トップス…の、肩から背中にかけてがばっくり丸見えで街はきらめくパッションブルーな感じです!ワオワオ!!下は青いチェックのボンテージパンツでございました。
そして2曲目には三上博史の『Betty Blue』のイントロが流れるも石井さんが客席後方のスタッフに向けて「歌詞が出ていません!」と訴えかけ中段w
なんとそもそも歌詞が用意されていなかったことが発覚し、「歌詞がないとこの曲は全滅です」と言いながら「一旦この曲は飛ばすのでiPhoneか何かで探しておいて下さい」と頼みつつ、フレキシブルにMacBookで再生する音源を選びなおします。そうです、この日は本当にスーパーハイレベルなトラック自作持ち込み一人カラオケ自慢って感じで、優勝すぎました。
いつも石井さんが「GOATBEDはカラオケスタイル」って言っていましたが、ライブハウスでオリジナル曲メインでやられるとそうも思えなかったものの、リハスタの簡易ステージ、UGさんもおらず一人ぼっち、シンセなどの機材もほぼなくMacBookで音源流して歌詞モニター直視しながら熱唱ときて初めて「カラオケ大会だーー!!」という感激に包まれました。この後書いていきますが、セトリも石井さん曰く『囚われない感じ』の見事なまでのバラエティで、下高井戸でのど自慢の鐘を鳴らすのはあなた状態でした。
中谷美紀『MIND CIRCUS』を上品に歌い上げ、矢野顕子『夢のヒヨコ』ではヴォコーダーで歪ませた歌声で当然の様にピヨピヨピピピ、中尾ミエ 『可愛いベイビー』ではハイパワーなジャングルで踊らせ、安室奈美恵『Baby Don't Cry』では癒やしのLovin’You、そして出ました!!モーニング娘。『LOVEマシーン』で全員揃ってウォウウォウイェイイェイ!!
石井さんは天高くL字サインを突き上げ頭上で手をフリフリし娘。メンバーとして完璧な振り付けを披露して下さったのですが、まさかのウォウウォウとイェイイェイの動きが逆で、あぁんってなりながらもファンが合わせていくスタイルで一致団結しました。
後半は先日奇跡の対バンをしたばかりのCOALTAR OF THE DEEPERS『my speedy sarah』をカバー、いやあかっこいい!!そして石井さん在席の皆大好きスーパーユニットXA-VATより『epoc trace』『VAT-DANCE』もトラックをリアレンジしつつ披露!
待ってました感の余り異様に盛り上がる客席に石井さん「ザバットってこんなに人気なかったですよね?w」と苦笑い。オンオフの激しさに定評のある情緒不安定気味なゴートファンです。koziさんと会うたびXA-VATやりましょうよと話してるらしいですが(もう5年くらい毎回w)、マジでお願いしたいものです!!
『VAT-DANCE』を歌う石井さんの背後には元ネタの一つであるプリンスの『batdance』の映像が流れていて最高にクールでした。ショミヨバッデーンス♪のところを熱烈シャウトしていてあまりの格好よさにホワァアアアってなりました!
この日は緩い雰囲気もあってか石井さんのトークもいつもより多めで、「(リハスタの収容人数が読めなくて少なめに設定したものの、まだまだ客が入れそうな客席を見て)夜公演は当日券出そうと思います…今ここで告知しても意味ないんですよね。皆なんかやってるでしょ?今ツイッターとかで呟いてよ!(ファンに告知ツイートをさせる)待ってるから早く頑張って下さい(急かす)終わった?今途中でやめたよね?(ファンを疑う)」
「カバーばっかり作ってないで新曲作れって?分かりますよ!カバートラックを作ってると新曲作った方が早いなと思うこともある。ただ聴いているだけよりカバーすると色々気付くことがある。こう言うコード進行なんだ!とか。それをパク…」
「喋ってないで早く曲行けよとか思ってる奴がいるとしれば、それはゴートベッド素人です」
「(中2階の様な所にあるトイレを見て)トイレに行く人目立ちますね…なかなかこの規模でステージ上の目線より高い所に人がいることってないですからね。…トイレ行きたいんですよ。ずっと歌ってるとトイレ行きたくなりません?誰か歌う人分からない?腹式呼吸で腹に力入れてるからですかね…(結局最後までトイレには行かず)」
「俺は音楽には国境も越えられないジャンルの壁もあると思ってるんですよ。ないって言う人はお花畑な人(ニュアンス)か、たまたま売れて自分が受け入れられているだけ。ゴートベッドのカバーって言うのは別に俺が好きな曲だから選んでいる訳じゃない。好きな曲もあるけど、これやったら面白いだろうなって選んでる曲もある、モーニング娘とか。メトロノームとの対バンで演ったんですけど、面白いでしょ?メトロノームとの対バンなのにこれやるって!そう言う『囚われなさ』みたいなのが格好いいと思ってるんですよ(暗黒微笑)」
などなど、石井節が唸っていました。
そしてこの日の為に作って来たと言う、石井ファンなら誰しも足を向けて寝られないスーパーサポーター平田さんのバンドSwinging Popsicleのカバー曲『perfect loop』も披露!よかったです!
石井さん曰く「エロいゲームの主題歌ですよね?エロいゲームで知り合ったんですよ!」とのことwニトロ+の「スマガ」というエロゲーの曲らしいですね…石井さんはニトロ+キラルのBLゲーの曲作ってますから、我々はでじたろう氏にこそ足を向けて寝られないのかもしれません…。
そんな感じで、緩く始まり緩く終わった会でしたが石井さんの圧倒的美声と歌唱力で色んな曲が聴けて最高に幸せでした!
物販5000円以上購入者によるチェキ会が始まる中、この日は会場を後にしました。
完全無欠アイドル℃-uteのコンサート
GOATのリハスタライブを後にした私は中野サンプラザに向かいまして、6月に惜しまれつつも解散が決まっている℃-uteのコンサートを初めて体験させて貰いました。
正統派アイドルの最高峰だとはきいていたのですが、すんごいパフォーマンスと魅力だった!ファミリー席(着席必須の二階席)だった為、そのダンス陣形の一部始終が見られて痺れました。
特に愛理ちゃんのパーフェクトすぎるアイドルモンスターっぷりにはこんな子を推したら他にはいけないよな…という圧倒的さを感じましたよ。歌うめーうめーダンスもアイドル的な所作で完璧だし顔は可愛らしくでもちょっと愛嬌と隙があるみたいな。
そしてゴッドタンを初めとしたやばめのバラエティでいつもお世話になっている岡井ちゃんの、小さな体から繰り出されるハスキーでパワフルでロックな歌声にも激アガりました!!!素晴らしい!!かっこいい!!アイドルらしいぶりぶりな他メンバーに一切媚びない殺伐としたDQNトーク力もさすがのさすがです。
12年という歳月を経て研ぎ澄まされ抜いた究極の実力派集団って感じでもの凄い貫禄と満ち溢れた自信、カリスマ性を感じて、可愛いのに超クールでした、℃-ute!素晴らしいエンターテイメントを有り難うございます!
私の様なニワカが解散を控えたファイナルツアーに参加してもいいものかと一瞬怯んだのですが、℃-uteと言う伝説になるであろうグループを最後に生で見られてよかったです。
やはり私の人生は、素晴らしいパフォーマーの魅力を目の当たりにし泡吹くことに終始するのがベストなのだと、改めて感じた一日でございました。
To Tomorrow/ファイナルスコール/The Curtain Rises(初回生産限定盤SP)(DVD付)
- アーティスト: ℃-ute
- 出版社/メーカー: UP FRONT WORKS Z = MUSIC =
- 発売日: 2017/03/29
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (48件) を見る
The optimist sees the doughnut, the pessimist sees the hole
- アーティスト: GOATBED (DVD付)
- 出版社/メーカー: デジターボ
- 発売日: 2015/04/29
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (1件) を見る