おしろ宮殿

一寸一杯お気軽に

仙台貨物の5年振りツアーに参加してきたよ

2015年あたりからRUKAさん界隈にずぶずぶとハマッていきすっかりオタク生活が様変りして早幾年な私ですが、なんでこうなったかってそもそものきっかけはそう、仙台貨物!!!!なんだよ!!!

2016年にナイトメアの活休と足並みを揃える形で休止状態になった仙貨の復活を、待って待って飲まれて待って、アルパカ程度には首が長くなっておりましたが、遂に!!!!今年9月、5年振りの復活となりました!!!ドドン!!(YouTubeでお馴染みフリー素材の和太鼓音)

コロナのせいで追加で1年待たされたこと、感染症対策で規制が多いこと、チケット代が全然楽しくないことなど、完全な形ではないにしろ、それでも嬉しさの余りツアー4公演全てのチケットを愛がいちばんの精神で購入!今野そこに愛はあるんか!!!
ツアー初日にはワクチンによる免疫もばっちりでしたし、この1ヵ月猛スピードで駆け抜けました。


■初日:大阪なんばHatch

千葉さんが"令和の千葉さん"というコンプラ遵守を求められた結果、そしてブランクによる調整機能の低下もあったでしょう、"千葉さんとはパンクである"を体現しようと暴走し、一時地獄の深遠を目の当たりにしました。
まだ体が慣れていないところにいきなりのブラックホール、初日の感想は「楽しい」より「嬉しい」より一言で言うと「疲れた」に尽きます!!!
それと言うのも、千葉さん真ん前の神席を引き当てた結果なんですけど。後列で観た人にはこの疲労は伝わらないかもしれない。
何が起こったかここにはっきり書くと次の野音が危ぶまれる気がするので、"うしろのおへそから吸い込まれそうになった"とだけ記しておきます。

ブレーキ機能が壊れた千葉さんは恐ろしいけど、何しろ歌が上手い。なんでそんな踊りながら歌が安定してるんだ。中の人(なんていないけど)のナルシシズム、千葉さんのぶっこわれたパフォーマンス、高い歌唱力、奇人の極み!!

千葉さんに食らわされたのでこの日の記憶はほぼ千葉さんです。

あとは珍々が体型を隠すツナギという服を纏った人史上一番スタイルがよく、スーツを着たモデルよりかっこよかったです。惚れ惚れしてる場合じゃないのよバンドカラー的に。

ライブ翌日にユニバことUSJへ行ったのですが、隣のショッピングモール前の地べたにだらしなく座り込み休憩する大阪女子高生の群れが、ライブ中隙あらば休憩するサティさんに重なりました。
サティさんはギャルなん?

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大阪の御朱印はギガさん

■2公演目:豊洲PIT

仙貨の動員力!!このご時世、そしてこのチケ代で豊洲PITが100パー収容でほぼSOLD状態、凄い。
メアのライブには来てくれないであろう家族連れや男性客も目立ち、あ〜仙貨帰ってきたなあという感慨深さでした。

初日はイベンターに怒られたとのことで、この日はしっかり色々セーフティでした。前貼りis堅牢。ギガフレアさんによるチェック済の様子。
しかし「コンプラを守らなきゃいけないけど…」と肩を落とす千葉さんはどこか寂しくもあり、灰になるまで、いや娑婆から姿を消すまでハッスルして欲しさもあります。自動的にお兄ちゃんも巻き添えを食らうので多くの人が悲しむとは思いますが…(燃える自宅を見つめるバキバキの目)

他のコミックバンド、例えば氣志團とか金爆とかグループ魂とかが賢く頭を使って面白い事をしている一方で、千葉さんの面白さって"リミッターが壊れていて予測不可能"という部分が大きいんだなあと改めて実感。

もちろん"〇〇じゃないのに〇〇って設定"等はもはやどう考えてもNGだし私も見たくはないので、適応しようと頑張っているのは良い事だけど。そしてまだ適応出来ていない事も多くてヒヤヒヤするけど。
しかし頭で理解していない故、そんなところは大丈夫だよという部分にまで必要以上に萎縮している様にも見えました。
がんばれ千葉さん!まだまだ面白いことは出来るぞ!という気持ちにもなった豊洲でした。

そうは言っても珍々が千葉さんに顔騎された(日常)。


■3公演目:ZEPP名古屋

爆発的に面白い公演だった!!!
3公演目でやっと勘が戻って来たというか新しい時代に適応しつつ心からはっちゃける道を見出したというか、メンバーも自画自賛の"仙台貨物完全復活"な夜でした!!
社畜の身ながらド平日に弾丸で名古屋まで飛んで良かった!!!

千葉さんと、千葉さんを上回る自由の男サティさんが他のメンバーを巻き込んで暴れ回った結果、笑いが絶えない公演になりました。多幸感…。

笑い上戸度が日増しにうなぎ登りな珍々は終始揺れていたし、笑わない様に頑張っているであろうギガさんも千葉さんの天然っぷりに最後は腹筋崩壊していました。多幸感…。

フルちゃんが寝転んだクッションごとサティさんに引きずられ、そのままマウントで動きを封じ込められ、千葉さんに顔騎されていました。
メンバーが次々に犠牲になっていく。
しかしそのすぐ後に、ソフトバンクホークスの応援席を埋めるペッパー君の様な動きをする千葉さんにフルちゃんは爆笑して気を良くし、顔騎されたことを許していました。優しくも狂った世界。


サティさんはギターを弾かない。
ジョジョのスピンオフタイトルみたいな響きですが、本当です。
走り回りメンバーにちょっかいを出し、1秒でも隙があろうものならすぐに寝転んで休む。千葉さん以上に、メアの同じポジションの方とのギャップが凄い別人だけど。
持ち場にほとんどおらず気付けば上手でフルちゃんをいじろうとして軽くいなされている。元々弾いていない手ぶらの時間は勿論、自分のパートも余裕で放棄する。そして弾くとめちゃくちゃ上手い。弾けないんじゃない、弾かないんだ。

ギター弾かないで踊ってる系ギタリスト愛好家の私にとっても初となる「テクニシャン系弾かないギタリスト」という新ジャンルスター。舐めプ。魅了されずにはいられないです!!!

ということはどういうことかと言えば、フルフェイスさんが頑張って弾いてくれています。
特に好きなのが『トリプル☆ニート』で暇を持て余しているサティさんです。
フルちゃんがせっせとギターソロを弾いてもその間サティさんが千葉さんと踊り狂っているため、配信(この後の仙台公演)でカメラに抜かれないという事態にもなっていました。フルちゃんも充分に自由なのに、サティさんがそれを上回るので不思議と縁の下の力持ち感が凄い。

ギガフレアさんはただひたすらカッコいい。
仙貨にはパロディを含め色んなジャンルの曲があるので、必然的に自分の手癖や本来のプレイスタイル外の演奏を強いられるギガフレアさんが見られるため本当に有り難い。頼れる兄貴感が強くてほくほくしちゃいます。
一人、口を一文字に引き結び真剣なハンサム顔でいますが、千葉さんがこのご時世とても言えないような歌詞を誤魔化しながら歌っている曲も、下ネタ炸裂のその曲も、全部あなたが!!作ったはずなのに!!あたかも無関係の顔!!!魅了されずにはいられません!!!
そして新曲『仙台貨物の大冒険』のCメロがエモすぎて泣いちゃいます。
私が加藤みどりなら"エモすぎるCメロ魔術師"と二つ名を付けて呼んであげたい、なんということでしょう。

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弾丸名古屋参加の楽しみ

■最終日:仙台PIT

この日はセトリに『クリリン・マンソン ツヴァイ』が入ったのが最高でした!
初日はクリさんがワクチン接種直後で激しい動きが出来ないと言っていたので、やっと運動解禁になった模様!健康第一!

ギガさんのドラムが格好よすぎて泡吹いちゃった。
腕を高く上げてあっちこっちのシンバルを力一杯叩くゴリラ系アクションに釘付け。ほぼただの『beautiful people』なので、選択の余地がなさそう。

新曲『開運ざんまい』のフロント3人のジャンプは、同日に仙台サンプラザで公演していたるなしーパイセンのFACE TO FACEジャンプを超えましたね。

最終日で配信も入っていたので、とてもバランスの取れた楽しいライブでした。
名古屋で確変に入ってこれから上り調子でどんどんツアーが仕上がっていくはずなのに、たったの4公演しかないのが悔やまれます。

次回ツアーは2公演、それもステージと衣装がかなり凝ったものになるみたいなので、今回のツアーとは別物だろうなあ。

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仙台で作ったギガ五郎こけしと、ホテルの祭壇



という感じで、駆け抜けた4公演でした。
実はインストにもちょいちょい足を運んでおり、サティさんとJAPAN(イギリスのニューウェーブバンドの方だぞ)の話をしたり思ってもみない感じで楽しい日々でした。
私の方が昔からスギスレだし、デビシル厨だもん!!(張り合い)