おしろ宮殿

一寸一杯お気軽に

サーキットフェスConnect歌舞伎町が最高だった

2019年かな?コロナ前にも一度参加しまして、大雨だったけどベッド・インちゃんを見たり最後にベロベロになりながら卓球で踊ったりして最高楽しかったので、え!復活してんじゃん!それも今回で最終回なの?やだ〜いくいく!って思ってたら
cali≠gariが出ることになった!!!
こんなことって!!??

ヴィジュアル系差別用語ラルクのベース談)だしヤクザと一緒で足抜けできない(カリガリのボーカル談)ので、基本、真っ当なフェスになんか呼ばれないじゃないですか!
ありがたいねぇ〜〜(山口コンボイ)って感じで即買いして参加してきました!

13:15 水曜のカンパネラ

詩羽ちゃん加入後を見たかったので!
リスバン交換に時間を取られ遅刻しつつもぎりぎり最後尾で見られました。
桃太郎で風船に入って転がったりお馴染みパフォーマンスも引き継がれていた。
エジソンも聴けたし、水カン見たい!という気持ちが満たされ大満足。
いやあ、歌唱力がめちゃ高くてびっくり!今後何回も口にするセリフだと思うけど、最近の若い子はみんな歌がうまい。アホみたいに聞こえるかもしれないが、90年代に青春を過ごした世代としては信じられないのよこんな時代。

詩羽ちゃんかわいかったなあ。思ったより刈り上げてた。植田まさし作画みあった。
そしておじさんファンをコロコロと転がしていた。
「このあとメイク直して物販に立つので来てね!若い人はお金ないのわかってるけど、おじおじは…わかってるんだからね!全部買ってくれてもいいよ!」って。おじおじめっちゃFOOOってなってた。人生は転がる石、即ちロックンロール・・・†

13:50〜 昼飲み

夕方以降に見たいアクトが集中していたので昼から歌舞伎町で飲み食いしてまったりと。しかもグラスビール無料券がついた協賛のお店があり、サーキットフェス最高。

16:30 Chelmico

映像研のOP曲聞きたいというミーハー心と、ZEPP Shinjuku入ってみたいという偵察心から、お友達の推薦もあり潜入。
ゆるくてずっと芸人のキラーフレーズ口にしたりしてて面白かった。
当然の様に歌はうまいし、脱力系パリピという感じで楽しかったし可愛かった!

ZEPP Shinjukuは噂通り前方のド下手ド上手はステージが半分くらい見切れるクソ仕様だったけど、ステージは高いし後方の段差もしっかりあるので前方にさえ行かなければ良さそう。音響もヨシでした。

17:35 いとうせいこう is the poet

いとうせいこうにダブの良さを”わからされた”・・・。
ダブのことB-Tの「キラメキの中で…」みたいな曲としか覚えられない私の様な者にも分からせるライブで滅茶苦茶よかったな。
ポエトリーの歌詞も沁みた、沁みたわ。
もっとゆっくり聴いて揺れていたかったな。

18:30 石野卓球

どう見ても未成年なトーヨコキッズたちがストロング缶を煽り犬を放し飼いにしている混沌の横を抜け、広場での実質フリーライブでした。
きれいなのか汚らしいのか分からない摩天楼にぽっかり開いた広場で東急歌舞伎町タワーを背景に聞く卓球の良さたるや!!
時刻もちょうど夕暮れ時でエモい雰囲気。新築の東急歌舞伎町タワーはあれど周囲は雑居ビルだらけ、行き場のない子供は路上で飲んだくれ、お世辞にもきれいとは言えないカオスな都会がまた何ともね、哀愁もあってよかったです。サイバーパンクと言うか。

19:00 cali≠gari

卓球を途中で切り上げカリガリへ!友達に俺の推しを紹介したいというオタク心もあり、同行者2名を連れBLAZEの前方へドン。
フェス名物本人たちによるほぼ本番なリハもあり楽しかった〜〜!

当日気づいたんだけど、cali≠gariなんと3年ぶりの声出し解禁ライブでした。いや、いや、ぎゃーぎゃー言えるcali≠gariのライブ最高すぎ。
声出し解禁になりさえすれば当時の様な盛り上がりが戻って来るかと言えばそうではなくて、3年のブランクを感じる現場は実際かなり多いのだけど…ガリストは優秀すぎる。一発で当時の様な、いや、一見さんも多い中で当時以上に盛り上がったよ!!!

近年メンバーの体調不良に悩まされてきた現場だけど、この日は全員絶好調に見えたし明らかに楽しんでいた!本当にベスト!!!ベストライブだった!!!石井さんと研次郎さんが交互にハイキックキメまくっててウルトラかっちょよかったです。びええ。

あと、GEZANのマヒトとイーグル・タカが見にきていて大変にうれしびっくりしました。

終演後に張り出されたセトリです。

一曲目が暗中浪漫な時点でアガるよなあ。曲は暗いけど。
cali≠gariってパロディが多く取り入れられているので、友達に説明する時「エビバディタンスナウの曲」「キャプファイヤーの曲」「ねぷたのらっせーらーの曲」等と言えばわかってもらえるので打ち上げでも解説しやすかったわ。

MOROHAとcali≠gariの物販が並ぶことなんてもう無いだろうな…と記念撮影したやつもどうぞ。

20:20 おとぼけビ〜バ〜

ミーハーなのでおとビ〜を知ったきっかけはトム・モレロやイギー・ポップがおすすめしていたのを見てなんだけど、ついに生で見られた!!!!!
外国人が半数くらいを占める激狭ライブハウスで3年半ぶりくらいのモッシュダイブ案件!!最高だった!!メンバーもサーフしてた〜楽しいよう!
あまりの激アツライブに、燃える血を忘れたわけじゃない甘いぬくもりが目にしみただけ!!!と昂まり、終演後はライブハウスの隣の山ちゃんで手羽先を食らいました。

テニミュ4thシーズン 関東氷帝を見た感想

テニミュ4thシーズン 関東氷帝を見てきたんだぞ!!

4thシーズン??*1って方は、3月まで全国で公演中&当日券も多め&チケ代奇跡の6800円の当公演を是非ご覧ください!!
出演者が無名の若手俳優ばかりとは言え、この物価高時代に3時間超えの大作でこの値段はあり得ない。2.5次元ミュージカル界のエルレガーデンや!
実態はおばさんオタクへの福祉でも、少年漫画としての矜持を感じてアツい。

しかもテニプリにおける関東大会氷帝戦は、ドラゴンボールで言うなればフリーザ編の様な原作通しての人気セクションなので、一度はテニミュ見てもいいかな〜と思いつつ年月が過ぎるばかりの方は今、今です。

さらに今回は開始30秒で元が取れると言って良く、そこから3時間以上ずっと桝から溢れるポン酒を啜るが如き殿様観劇も可能です。
と言うのも、実質今回の主役と言ってよい敵のボス 跡部役の役者が来年20周年を迎えるテニミュ史の中でもおそらく一番歌が上手く、グランドミュージカルレベルでも大当たりなモンスター歌唱力をフルに活かした独唱スキャットから開演するんですよ。立川ステージガーデンをバリバリ震わせる声量に笑っちゃった…。

とは言え、4thシーズンは3rdシーズンまで続いた脚本・演出・作詞・作曲・振り付けを全て一新した公演。タイトルは同じでも別プロダクションでの再アニメ化くらい別物なのでして、そこは賛否両論もある様です。

1stシーズンから観劇している私としても、旧作品との違いを感じながら楽しんだりなんだりしたので以下にその感想をまとめます。
ちなみに私は2ndシーズンの全国氷帝を最後に一度生観劇を離れ、3rdシーズンはたまにWOWOWで見る程度でした。コロナ禍に新テニミュで久々に生観劇復活し、4thは今回やっと生で観劇できたという感じです。

テニミュとの違い、一人一人が平等に輝くキラキラ群像劇

そもそも原作が相当なクセつよなのですが、それをミュージカル化したテニミュも作詞の三ツ矢雄二先生と振り付け&演出の上島雪夫先生によってまた別方向のクセが追加され、とんでもない個性の塊空間になっていました。

現在、その2大巨匠は後続作品「新テニミュ」に移動する形でテニミュ本公演からは離れ、まさにシン・テニミュと言うべきとんでも最高ミュージカルを作ってくれています。という訳でテニミュ4thシーズンはオリジナルスタッフの手を離れ、原作が同じであること以外全く別の作品としてリニューアルスタートしているという感じです。多分。
裏方のスタッフさんは同じなんだろうけど。

3rdシーズンまでのテニミュ
熱血/昭和/特撮/命懸け/ギラギラこってり/モブがいて主人公が絶対のジャンプ漫画
だったとしたら、4thシーズンは
青春/部活/令和/等身大/キラキラあっさり/一人一人が平等に輝く群像劇
という印象!!

今回は正義も悪もない、氷属性の残虐集団もいない、勝者は敗者を意のままに出来るとか言わない普通の私立中学生が相手の青春部活群像劇でした。
旧作は「テニスの王子様」はあくまで主人公 越前リョーマのことだったけど、今回は「俺たちテニスの王子様!」って言ってるのよ。
全員主役の青春群像劇、ああ令和。

良くも悪くも旧作の「3人でダブルス」みたいな荒唐無稽デフォルメ特撮みがなくなって、ちゃんとテニスしている印象でした。さらに「古武術から学んだ演舞テニス」等原作由来のトンデモすらひっそりと排除されていて、作詞脚本演出の三浦香テニミュをノーマルウォッシュしてきてる!と怒るツイートなんかも散見したり。

私は旧作とは別物として見ているので、許斐剛と言うよりもはや車田正美に近い大ゴマバコーン!!!演出から、Z世代向けの深夜ドラマの様な彩度の高いビジュアルのドラマを見る気持ちに切り替えましたよ。

おかげで(?)レギュラー落ちして必死に這い上がる宍戸とその宍戸を慕う健気な後輩長太郎が響きまくってしまい、力尽きるまで闘う樺地とタカさんの試合ですら真っ直ぐに頑張る学生の試合を見ているかの様な気持ちで泣けました。
もしかして私が中年になったせいもあるのかもしれないけど!

長太郎、この世のかわいい後輩属性を全て集めて作られたかの様な愛くるしさで、何でも買ってあげるよぉ…という気持ちに。エ゙ッエ゙ッ(尾田絵泣き)

圧倒的すぎる跡部、ボロボロの手塚

前述した通り、とにかく跡部役の高橋怜也くんが耳を疑う程歌が上手いので、当て書きなのか歌パートが多い、多い、とにかく多い!
幸い原作における跡部も圧倒的存在感なので問題はないのだけど、ライバルである手塚との間にすら圧倒的差を感じてしまうのが良いのか悪いのか。手塚役の山田健登くんもめちゃくちゃ上手いんだよ!十分に!

普段はクールな手塚がボロボロになり怪我をしても試合をするという、原作の大事なターニングポイントがよりリアルに描写されていると言える気もしますが。そして新世代のチームの柱、主人公リョーマに繋がるところも熱いし。
ただ、そもそも手塚の歌唱パートが少なすぎる気はするんだよな…。
その分、高飛車な跡部がズタボロになっても戦う手塚への敬意に目覚める感じは丁寧に描かれているなと思いました。

実写化の"リアル"さとは

ストーリーをどう表現するかは目指す方向性を極めれば良いと思うのだけど、一方で試合の描写、必殺技の説明などはあっさりしすぎて"今何をやっているのかわからんな"と思う場面がちょいちょいありましたよね。

手塚の「零式ドロップ」や不二の「白鯨」の球筋表現が控えめなので、どんな技なのか伝わらないのよ。空想科学的な意味でリアリティある技の効果音も控えめでした。

日吉の「演舞テニス」も何がしたいのかあまりわからなかったし。まあ原作からして論理破綻してるんだけど、それを"凄いんだぞ!"とわからせる外連味を削ぎ落としてるんですかね全体的に…。

ちょうど「岸辺露伴は動かない」のNHKドラマを一気見していたのだけど、あれでスタンド能力を「ギフト」とか言ってぼやかして、具現化したスタンドも出さないのと同じというか…??
"実写化は漫画の誇張表現を抑えてリアリティあるものにすべき"って思想があるのかな?るろ剣の実写版も技名を叫ばないとききました!

と言いつつも、私がよく見ていた1st〜2ndシーズンに比べての話なので、十分派手な演出はあります。

巨大舞台装置とプロジェクションマッピングは邪魔

4th初演をWOWOWで見た時、なんだこの巨大で邪魔な舞台セットは…!ステージが狭く見えるしやめてくれ!と思ったのですが、何公演か経て今回は解体されて一部しか使われていないらしいですね。それでもデカかったけど。
"クソデカセット"で検索すると悪口がバンバン引っかかるのは草です。

で、そのゴテゴテした舞台セットに試合中は常にプロジェクションマッピングが投影されているので、空気中に塵が漂う倉庫みたいに役者が埋もれて分かりづらくなってしまい残念でした。
プロジェクションマッピングを使うのはいいけどメリハリをつけて、ここぞと言う時だけで良いと思ったんだけどな…。

曲と歌詞は旧作に寄せつつバランスを取っていた

4th初演の時は"若手作曲家だけあってオシャレな曲が多いなあ"と思ったのだけど、今回は佐橋先生イズムを感じるギラギラダサ強い曲が多かった気がします。かなり寄せてきている??間の何公演かを見ていないのでどういった経緯があるか分からないのですが。私は佐橋先生の曲が大好きなのでスッと入り込めました。ある種の"テニミュはこうでなくちゃ!"感。

シティポップをはじめ80年代サウンドが流行ってるので、若い子が聞いてもいい感じに聞こえてそうだしね。跡部のソロ曲とか。

歌詞は「夏の前に熱いコートへ俺たちを連れ出してくれないか」みたいな旧作ではあり得ないオシャレ歌詞が爽やかで良いと思ったし、一方で「ロイヤルスラムで待っててやるぜ」とか三ツ矢イズムを継承したかの様なパンチラインも飛び出して、バランスを考えている印象でした。

失われるウエストサイドストーリー感と、新しいフォーメーションダンス

関東大会開始時の曲など全員で歌い踊る曲は、敵と味方が押し引きするウエストサイドストーリー的なコントラストがぼやけてごちゃごちゃしている様にも見えたけど、群像劇という全体の印象とは一致するのでまああれでいいのか…みたいな気持ちです。

跡部のソロ曲で氷帝がアイドルみたいになる、昔はなかったダンス&ボーカルグループ的なフォーメーションダンスは楽しかったです!上島先生のコンテンポラリー振り付けではあり得ない、トレンドな振り付けね。どの出演者もダンスの平均レベルが高いので見ていて安心感があります。

守られる2次元キャラ

レギュラー陣以外の脇役キャラを正式メンバーとしてどんどん追加するのには反対!!4thに始まったことじゃないけど。
原作ファンは"あのキャラも追加されて嬉しい!"みたいに言う人も多いみたいだけど、精鋭感が薄れてボヤけるのよ。舞台の分かりやすさとは反比例する蛇足的ファンサだなと思っております。

あと、かつてはあんなにアドリブばかりでキャラ崩壊、カーテンコールからは中の人に戻って大はしゃぎって感じだったのが、いつの間にか徹底してキャラを守る様になっていて驚きました。ヒプステとかもそうだし最近はそれが主流なのかしら。
カーテンコールでも絶対にお辞儀をしない関東大会時の不遜な跡部は良かった。

キャラが増えたり守られたりするのは、この20年でオタクが主権を獲得して、2次元キャラと2次元キャラを愛することが尊重される世界になったのもあるのかな〜?と思うなど。

とは言えテニミュは相変わらず駆け出し役者のセルフメイクなので、顔面落書き大会を楽しむことは引き続き可能です。
他の2.5次元ミュージカルがプロのヘアメイクによる神レイヤーレベルになってきているのに対し、いつまでも原始の鼓動を聞かせてくれるテニミュが大好きだよ。

以上、長々と感想を綴りました!
というわけでトータルはやっぱり満足した!やっぱテニミュ最高!!!!!
終演後の立川が青学vs氷帝でデコられている様にしか見えなかったです。

*1:テニミュは原作を最終巻まで上演し終える毎にリセットして1巻から再スタートし、1stシーズン、2ndシーズン…と数えている。シーズン毎にキャストは一新され(正確にはシーズン中にも交代はする)演出や曲もブラッシュアップされてきた

仙台でBUCK-TICKとNIGHTMAREを梯子する(はずだった)旅

タイトルの通り、千載一遇のチャンス!!とチケットとお宿を手配し友達3人でずっこけ旅する予定が、コロナのばか!!ゆうたさんお大事に!!
という訳でB-Tのライブは中止になったものの、NIGHTMAREのインストアイベント&ライブ、そしてビールと寿司と牛タンと紅葉と温泉って感じの浮かれポンチで最高の旅となったので写真を中心に記録を残す!!

定規山の三角揚げが食べたかったのだけど山遠い〜〜としょんぼりしていたところ、なんと東京にもわんさか支店のあるあの有名牛タン店「利久」で食べられることが分かり、駅近即飲酒&牛&油揚げキメました。

いつもより良さげなホテルで小休憩後は仙台フォーラスでNIGHTMAREちゃんの私物サイン会イベントへ。
活休を突きつけられしょんぼりしつつも初参加して躁状態となった2016年のFC旅行パンフにサインを貰いました。

借り物競走の鬼と化していた頃にるかさんにサインを貰うなど。

本来ならばその後すぐB-Tのライブでしたが予定がなくなってしまったので、松島の紅葉ライトアップへ!初の夜松島だ!


おしゃれ提灯を持たせてもらい喜ぶ中年たち。


真っ赤だったり、赤いライトでドーピングされていたり。

例年は円通院の紅葉ライトアップだけだったのが、今年から何と瑞巌寺もライトアップを初めており、しかも本殿の中に入れてラブホみたいな色に照らされた枯山水や庭の古木を見られてよかったです。板の廊下が冷たすぎて足裏冷え太郎。


波紋ひとつない静かな池に映った紅葉の美しさよ。


その奥では祠?お地蔵さんみたいな石碑がある場所がシャボン飛ばしてまさかの泡パ状態。嘘だろ。信仰とは映えである。

初日最後は松島近くの塩釜でお馴染み「すし哲」を頂きました。
アクキーの被写体であるるかさんの好物はうにです。

ライブがあるのでホテルは駅近を取ったのですが、翌日は秋保温泉の豪華ホテルへ日帰り温泉プランで突撃。バスで片道40分くらい。

朝からお昼すぎまでくつろぎまくり最高!!!温泉宿に泊まらずに日帰りプランもいいな!!!


その後はなんかもうずっと飲んだり、仙台っこラーメン食べたりしてチル。

ちゃんとライブも行ってます!とても良いライブだった!!


最後は駅で出来立てアツアツの牛タン弁当を運良くゲットし、居酒屋新幹線して帰りました。はやぶさは速い。1時間半で東京だ。

マン&キツした1泊2日でした!!

ジグザグの初武道館公演へ行った話

ジグザグの武道館ライブへ行ってきたのですが、予想を上回る感じでめちゃくちゃ素晴らしいライブだったので日記を残しておきます。
歌も演奏も見事だったし、新旧織り混ぜたセトリが良すぎたし、踊らせたり聴き入らせたりヘドバンさせたり飽きさせない構成も最高だった。

と言いつつ「予想を上回る…」って言い方に期待値がさほど高くなかったのが出ちゃってますが、コロナ禍以降に参加したワンマンがライブ・ド・新規(ジグザグの新規と言うよりロックバンドのライブそのものに不慣れそうな人たち)で埋め尽くされ、あまりにもぎこちないカオスと化していたのが忘れられず。

私は "は?バンギャなめんな" みたいなゲロキモなこと言いたいわけじゃなく、そもそも私は面白がって名乗っているものの本質的にはバンギャではないですし、ジグザグ古参ではないですし、同じ振り付けを皆でしたいとか言うつもりもないのですが……そういうレベルじゃなかったのよ!!

そんな感じで、武道館参加のモチベは古の言葉を借りると主に "乗るしかないこのビッグウェーブ" だったのですが、も〜〜油断していた!
めちゃくちゃ素晴らしかった!!さすがだった!!そりゃ武道館激烈爆ソールド(FCで99.9%完売、一般は15枚だけ)するわ!!というしっかりと良きライブでございました。
今年、多数のフェスや対バンに参加したのがよかったんだろうなぁ、バンドにとっても客にとっても。
もう客席が冷え切っててそわそわ…メンバーもそれにそわそわ…みたいな気配は消えていました。素晴らしい。

その辺りのファン層やライブ参加の心持ちについても命様が見事なMC、いや説法をして下さったので最後あたりにあやふやレポ残しておきます。

それにしてもセトリがね〜〜〜〜いい!!!
売れる前と後の新旧曲を網羅していて、古い曲はかつてバンギャが構築した振り付けもあって楽しいし、新しい曲はシンプルにかっこいいし。

1曲目が短くスカッと走り抜ける「タガタメ」なのも幕開け感あってよかったし、「コノハ」はご先祖様のキラキラ系バンド時代の曲でエモいし、個人的に好きな「五月ノ月」も聴けたし、命様が

「3年前にずっと一緒にやってきた仲間が抜けてしまって、年齢とか考えると仕方ないんだけど、やっと500くらい埋まってたキャパも190の箱とかも埋まらなくなって、まさにオワコンになってしまった。
でも35年も…いやw音楽しかやってこなくて他に出来ることもないから、売れなくてもいいから長く続けていこうと思っていた、そしたらいつか誰かが聞いてくれると思って」

みたいなこと言った後に「まさにこの光景や」と感極まって言葉が途切れた後の「其れでも花よ、咲け。」はよすぎた。
大箱で泣くアーティストとか興味ないんだけど!流石に感動不可避だったわ……

個人的には本編最後の方の「Guru」「顔が好き」「あっぱれ珍道中」「忘却の彼方」あたりの無敵感に痺れまくった。いいところしかない。
「あっぱれ珍道中」の影丸くんの硬めのチューニングのドラムをスコンスコンやるやつ良すぎませんか???

※公式動画埋め込んでたけどよく見たら影丸くんが加入する前だったので削除!

そして続くドラムソロもね。ちょくちょく言ってるけどジグザグのワンマンは影丸くんのドラムソロを聴くだけで行く価値があると思う、とんでもない。
元々幼少の頃よりちゃんとしたドラムを習っていたり、フュージョン畑にいたりで、趣味でロックバンドのドラマーを目指してきたタイプとは全然違うのが面白い。あの変拍子使い。マジでお見それするしかない。

本編最後とアンコール1曲目の「帰りたいけど帰れない」「狙い投げ」あたりもコロナ禍直前に滑り込みで見たライブ以来だったから懐かしくて楽しかったなぁ。

多分、この曲でハマッた人が一番多いであろう「復讐は正義」もかっこよかったし、私が一番好きな曲「ええじゃないか」も本家ええじゃないかに負けず劣らずの投げやりな開放感多幸感すごいし、物凄い満足度での終幕でした!

最後に、ジグザグ古参バンギャでもなんでもないのに突き刺さって半泣きになってしまった命様のMCをメモしておきます。
ライブのないコロナ禍に突然推しが売れただけでなくファン層も180度と言っていいくらい変わってしまって、狭い世界に居心地の良さを求めていた古参コテコテバンギャちゃん達は何を思う…と気になっていたので…。
命様はテキトーだけど冷静でクレバーで、ちゃんとファン心理も理解して寄り添ってくれるから推し甲斐ありますね。

「我々ビジュアル系を好きな暴れたい人たちをバンギャと言うのだが、お陰様で今はジャンルに留まらず聴いてもらっていて、バンギャはさぞ肩身が狭いことと思う。でも祭りでも神輿を担いで騒ぐ人とそれを見て楽しむ人がいるんだから、上手く共存していけたら。バンギャは神輿を担ぐと思って思いっきり暴れてくれ!」

バンギャの一糸乱れぬ振り付けをし、貢ぎ、崇拝し、ちょっとイタいプライドを持ち、髪を振り乱して自己アピールする姿ってまさに「祭りで神輿を担ぐ人」だなとものすごくしっくり来たわ。

氣志團万博2022と仙台貨物の夏が終わった

夏が終わっちまった………。

昨年を上回る仙台貨物ロス状態で、黒目の中を斜線で埋め尽くした顔してぼんやりしています。
ボージョレ(a.k.a ボジョレー)の様なこと言いますけど今年の仙貨は相当よかった。キラキラうきうきと輝いて、遂には6年越しの悲願、氣志團万博への復活も果たしました。とんでもない天候だったけど。
女は濡れろ、男もな!(BUCK-TICK櫻井さんの35年くらい前の野外ライブMC)

今年は私の推し、仏頂面か涙ちょちょ切れ笑い顔の2択しか見せてくれないでお馴染みのギガフレアさんがシングル曲の担当で、全てがエモく、フラワーロックの様なサングラス太陽の被り物をしたギガさんにかける言葉はひとつ、You're my sunshine…でございました。
お・れ・の!!太陽!!!!



それにしても、ツアーファイナルの配信を友達と見ていて気づいたのですがちんこと✳︎の歌が多すぎる。
ちょっと激辛料理の唐辛子マーク的なノリでセトリをまとめてみました。

集計してみると各作詞担当ごとに
千葉さん:9ポイント
ギガさん:3ポイント
サティさん:2.5ポイント
と、圧倒的に千葉さんがヤバいですが、包◯手術がテーマの壮大な定番曲を生み出したギガさんの貢献度も高いと思います。
あとぶりっ子してるけどサティさんも大いに加担している。熟れた石榴はもう張り裂けそうだろとかなかなか出てくるフレーズじゃない。

なお、もはやコンプラ的に二度と歌えないだろうなというもっとひどい昔の曲は山ほどあります。

氣志團万博の話をします!
氣志團万博はな…最高のフェスなんだよ!!!ただ、台風の季節だから!!雨降っちゃうよね!!!いつも!!!

袖ヶ浦

天気予報は、雨かな〜くもりかな〜?と薄ら笑いで煽られているかの様なはっきりしなさ加減でしたが、仙台貨物が始まるや否や、雨粒が体に突き刺さるかと思うレベルのとんでもない豪雨に見舞われ笑ったよ。
でもエビ中待機のために前方にいたオタクの皆さんをはじめ、仙貨の固定客以外もみんなで盛り上がって最高だった!!
タオル回して!って煽られもタオルがびちゃびちゃすぎて、絞ってもなお重いので振り回すのに難儀しましたが。
でもセトリが!万博の仙貨は定番曲ばかりをやる保守っぷりで、ファンからするとそれでいいの??って思うこともあったのですが、今回はなんと5曲中冒頭3曲が新曲!しかもしっかりかっこよくて盛り上がってる!!完璧!!最高!!!!
そして豪雨なのにそれでも音がいい!!も〜〜〜万博の音響どうなってるの!!

水田のはじまり

この日は仙貨以外にも絶対見たいお目当てがもう1組あって!GEZANです!!
頭からっぽエンタメ系多めの中結構な浮き方をしているのと、空からあずき降ってきてる?ってくらい強い雨の中だったので集客は限定的で、なんかしらんけど最前から見られてすごくエキサイティングだった…かっこよすぎ!!
たまたま赤い服に全身包まれていたので、結構熱心なGEZANファンと化してました。
踊りくるったよ。ピュアで強いメッセージ、かっこいい音、エネルギー、ダンスダンスレボリューション
仙台貨物とエビ中のあとに同じステージでGEZANを見られるのは絶対に氣志團万博だけ。翔やんはすげえよ。

iPhoneのカメラロールが、仙台貨物だけをクリックして下さいみたいになってて笑った。左下だけGEZANだよ。

久々に見た金爆も相変わらず素っ裸だったし、氣志團のパートには千葉さんや鬼龍院さんも出てきて楽しかったし、とにかく満足。
千葉さん、低音で他人の歌を歌うと「お兄ちゃん出てる!出てる!」って感じでヒヤリハットでしたが、兄弟の歌声が似ている、これって自然なことだよね。
デヴィッド・シルヴィアンとスティーヴ・ジャンセンの歌声もそっくりだし。

このままトリまで参加予定だったものの、集中豪雨により随所で川がやばい等の情報も聞こえてくる中、予定より相当巻きで夕方前に退散することになってしまった。無念。
しかし十分楽しみました!!

は〜〜冒頭に戻るけど夏が終わってしまったことを受け入れられない…
思えばこの夏は無茶苦茶なスケジュールを立てすぎて、仕事やコロナから逃げ回りながら完遂できたことが奇跡でした。

サマソニでMåneskinやBeabadoobeeやTHE 1975を見られて来日アーティストのありがたみが染み入ったし、ランジャタイとニューヨークのツーマンは最前ドセンで見られて笑いちぎれたし、岡村ちゃんのツアーに石井さんファンの友達と数名で参加できて嬉しかったし、B-TのFC限定ツアーのセットリストを私が決めたし(自覚がないけど私が決めたんじゃなきゃあんな好きな曲が並んでるセトリはおかしいので、私が決めたんだと思う方法は不明)、京都のブライアン・イーノ展も行けたし、WANDSのライブで生「世界が終わるまでは…」(三点リーダーの使い方優勝作品)が聴けて感無量だったし、最高すぎでしたよ。

しばらくは落ち着いたスケジュールになるので、ちゃんとします。

仙台貨物ちゃん、来年も会えるの楽しみにしてるよ…。

 

 

好きなものが多すぎる

私はこの世の素晴らしいものは全て見たいという古代の王の様な願望を抱えて生きており、更にその欲望は年を重ねるごとに顕著になってきている。元々苦手だったジャンルに遭遇したところ、めちゃくちゃ良いものが沢山あった!避けてきて人生損した!という成功体験(?)のせいもある。
よほどの事情がない限り、もうこの世に嫌いなジャンルなんかないんじゃないかと思っている。

しかし最近流石に収拾がつかないというか、エンタメ消費タスクに追われている気もしていて、どうにかしたいところだがまだ私は世の中の魅力的なものの100万分の1だって見ていないだろうし…。

ところで私は自分のことを多趣味で楽しい人間だと思っていたが、あれもこれもといっちょ噛みする奴って◯ょこたんとか品◯じゃないけど一部の人に嫌われるやつなのか?とふと気付いた。しかしあれはビジネスとして"噛んでる"から妬まれるのであって、私は誰からも案件もらったりしていないのだから自由にやれば良いのだ。出費は増える一方、時間はなくなる一方。

世の中には"推しは恋人同然で常に一人だけ"というスタイルの人がいる。新しい推しができると古い推しには興味がなくなってしまうらしい。
あるいはキャパが足りなくてそんなにいくつも趣味を持てないという人がいる。
その逆人間が私かもしれない。

で、Twitter廃人なのでずっとなんか呟いてるんだけど、広い心で"なんだかよくわからないが他人が自分の知らないものに熱くなっているのを見るのもまた一興"というスタンスで付き合ってくれていた人に対しても、流石に発言にまとまりがなさすぎて申し訳ないなと思う様になり、人はそんな罪悪感からジャンルごとに複アカを持ったりするのだろうが私は既に多数運用しているためこれ以上増やしてどうすんじゃという感じでもあり、つまりなんと言いますか、まーごめです。

以下に私が2022年夏現在好きなもの、Twitterでよく触れているものを図にしましたので、ご理解賜りますと幸いです。

2022近況②舞台とかお笑いとかライブとか

前回に引き続きこの半年くらいでエンジョイしたもの等の感想を書き残すぞい。

■新テニミュが激烈濃厚で凄い

私が初めてテニミュを観劇してから16年とか経過しているそうですおい誰か殺してくれ!
『今この瞬間人生が変わったなと感じるくらい衝撃を受ける』体験って、これまでに4,5回しかないけどそのうちの1つがテニミュを初生観劇した時でございました。
それくらい濃度の高いエンタメなんですが、原作1巻〜最終巻までを数公演/数年かけ演じ通し終わると(これを1シーズンと数えます)、演出や楽曲、キャストを刷新してまた1巻から再スタートするという制度を取っている都合上、現在の4thシーズンはもう初期の面影がほとんどない全く別物に近くなっていて、これぞ老害って感じなんですが「コレジャナイ」という気持ちになってしまう古参ファンなのでした。

そんな折、ここ最近現場ではあまり指導演出していなかった初演からの総合演出的な上島先生が、原作の続編「新テニスの王子様」のミュージカル化に合わせてバリバリの現役復帰!しかも脚本や振り付けまで担当という朗報に久々に生観劇復帰を果たしたのですが、「コレ!!!!!!コレです!!!!」という感想しかなく最高でした。

かつてニコ動で空耳動画にされていた素人レベルの出演者の成長を見守る舞台から十数年、新テニミュはグランドミュージカル経験者も含んだプロフェッショナルな歌唱力の出演者がずらりと並び、それがもうとにかくめちゃくちゃ面白いのです。色んな意味で。
ネットで散々ネタにされてきた荒唐無稽なアホアホ原作を、ギャグ漫画ではなく真正面から熱血スポーツものとして解釈して演じ、とんでもない歌唱力で『一人でもダブルスだ〜〜〜〜』とか歌い上げる混沌よ!

今のところ2作品しか上演されていないけど、これからも続く様なので通うぞ!という気持ちを新たにしております。
これまで一度もテニミュ見たことない人は、テニミュよりまず新テニミュの方を見に来てもいいかも本当のテニミュは新テニミュにこそあるぞ。シン・テニミュとも言えるぞ。
なんかプロレス団体の分裂みたいだなこうして書くと。円満に一つの運営でやっていますが。

■お笑いライブチケット取れないけど頑張ってる

ランジャタイが好きすぎるのですが、非よしもと芸人は劇場出演が限られており、劇場規模も極端に小さいので、ま〜〜〜チケットが取れません。
ベテランも出演する様な大ホールでの寄席以外はまるで無理!
大ホールの寄席は5分ネタとかを遠くから見るだけなので満足感がねぇ…まあ色んな大物芸人を見られるから楽しいのは楽しいんだけど。
濃いランジャタイを味わいたくてもどうにもならないここ2年くらいですね。

あと、就寝時は必ず芸人ラジオを聴いているので、結構な番組数を聴いている気がしており以下にまとめます。

このラインナップを見て他になんかおすすめあったら教えて下さい…

氣志團が呼んでくれたお陰で春仙貨

仙台貨物は夏に活動する生き物なのですが、氣志團翔やんが対バン相手としてブッキングしてくれたお陰でまさかのシーズン前倒しで4月に見られました!!
しかもオープニングアクト鬼龍院翔。金爆ギャ的には嬉しい反面、なんだお前仙貨だけじゃ対バン相手として物足んねーのか?お?というやっかみもチラッとしつつ、あとチケット取れなくなったらどーしてくれんだよというビビりもありつつ、でもやっぱり最終的には最高でしかなかったです5兆ボルトの感謝。
最後は全員が登場して女々しくてで使う黄色いボンボンを持ち、西城秀樹のYMCAを歌って踊るというエンディングを迎えました。
あの、あのと言ってもどの?って感じでしょうが、あの!あのギガフレアさんまでもしっかりAメロの正拳突きダンスからサビのYMCAからフルで踊っていた、この現実は仙貨ファンの間で伝説となりました〜Fin〜

■るかさんバースデーライブ

そんな伝説を残したギガフレアさんとは何の関係もないナイトメアのRUKAさんのバースデーライブが、本人たっての希望で東京キネマ倶楽部で行われたんですけど、あの昭和アダルトな内装に客入れBGMとしてあつまれどうぶつの森のサントラが響き渡りノータイムで開演BGMのマリリン・マンソンに切り替わったあたりで頭おかしくなりそうでした。
推しが企画力の神だから生きてて楽しいです。

るろ剣のミュージカルを見ました

360°回転する特殊劇場アラウンドシアターにて、るろ剣京都編のミュージカルを観てきました。
加藤和樹くんと松下優也くんの大フアン(アは大文字)なので、二人が比古清十郎と蒼紫だなんて!!十数年繰り返してきた俺たちの妄想キャスティングの上をいっちゃってる!!などと興奮していたんですけども、志々雄真実役の黒羽くんの歌と演技に度肝を抜かれ、志々雄ギャになって帰還しました。もちろん加藤くん松下くんも素晴らしかったですよ。
エリザベートも黒羽くんルキーニの回に申し込むんだ…!
ただチケット申し込むって言ってるだけなのになんだろうね、この死亡フラグ感…(エリザチケの倍率は凄まじい)